2017年5月16日火曜日

「大学生の可能性」に賭ける/「バカにされる」アイデアこそ「育て」よう~「やらない」「できない」という意見がアイデアを生む(第382回/投資部第20回)

今回は、3名持ち込みありましたので、それぞれ議論しました。

皆さん手慣れたもので、

「エッジ情報」

が次から次へと出てきて

「壮観」

でした。


前回「発明塾」の討議、および、ここまでの「発明塾の歴史」も振り返りつつ、以下、かんたんにコメントしておきます。



● 「大学生の可能性」に賭け、出来たのが「発明塾」

新塾生さんや、イベント参加の方には、なかなかお話しする機会がありませんので、設立当時のことを、振り返っておきましょう。

そもそも、@東京と@京都に分かれていました。

現在は、@京都出身者が大半ですが、設立当初は@東京のメンバーも、それなりに頑張ってくれていました。

@京都は、京都大学での講義を通じ集まってくれた学生さんが母体となり、現在の体制になっていますが、おおきなきっかけの一つは

✔ 「理学部」への寄付を募るTwitter

を僕が見て、理学部の学生さんに話を聴きに行ったこと、です。

僕が依頼されていた

「発明」

の仕事は、当時

「少し怪しい仕事」
(たしかに、「発明」って、少し怪しい響きがありますね)

と認識されていたようで、社会人で、取り組む人はほとんどいなかったようです。
(できないのか、やりたくないのか、正確にはわかりませんが・・・)


「アイデアを出せば、研究テーマも見つかるかも」
「予算をつけてもらえるかも」
「一部は、京都大学理学部の発展のため、寄付しましょう」

そんなやりとりから、@京都は始まりました。

「人材、アイデア、資金」

が揃う場にしたい、常にそう願っています。

ビル・ゲイツが

「大学生の問題解決能力に、大きな期待を寄せている」

と発言してくれていたことも、大きな励みになりましたね。

少なくとも発明塾では、皆さんの

「問題解決能力の高さ」

は、十分証明された気がします。


僕が、この10年ほど、多くの ”イマドキの” 大学生と接して感じることは

「はっきり言えば、はっきり返してくれる」
「きちんと指摘すれば、次回までに、必ず軌道修正してくる」

そんな学生さんが多いな、というところです。

「将来、伸びるだろうな」

そう感じることが、以前より、多くなりました。


仕事柄?、言動がはっきりしすぎて
(はっきり言わないと、組織は動きませんし、モジモジダラダラしていると、タイムアウトになってしまいますから・・・)

「傷つく」

的なことを言われたこともないわけではないですが、多くの学生さんがそういうことを言わないのは、彼らの

「伸びしろ」

のなせる技でしょうか。


(画像をクリックすると Amazon.co.jp のサイトへ移動します)
Amazonのプログラムを利用して画像を引用することにしました。
ある方から「推薦」され、再度読み直しました。
発明塾でもよく指摘している
「書く」
について、いくつか重要な示唆があり
「書き留めておくことの重要性」
を再認識しました。
ただ、さすがに古い本であり、発明塾のやり方は
この本が書かれた当時より
「かなり進歩している」
気がします。



● 「バカにされる」アイデアこそ「育て」よう

実は、発明塾を始めるときも、

「大学生には、無理でしょう」

という声が、ごく、身近なところから出ていました。
(もっと真面目にやれと、遊んでるんじゃないと)

したがって

「バカにされる」(しかも、割と身近なところから)

アイデアは、いいアイデアではないかという

「確信」

に近いものが、僕にはあります。


他にも、

「そんなのありえない」

的な指摘があったアイデアや着眼が、その後

「大きく取り上げられるようになった」

例は、それなりに多くあります。


最近では、

「医薬製造を3Dプリンターで行い、(ある視点で)個人にカスタマイズされた医薬を提供する」

というアイデアや、その前提である

「医薬において、製剤技術上の大きな革新が起きそう」

という着眼が、それに該当します。


いずれも

「大人」



「そんなのありえない」
「ニーズがない」
「誰が使うの?」

のような反応で、その後うやむやになってしまいました。
(残念でした)

その後、数年が経ち・・・先日、塾生さんの一人が

「こんなんありました」

と、ドンズバの ”エッジ情報” を報告してくれました。


ガッカリすることはないと思っています。

これからも、良識ある人たちが

「そんなのあり得ない」
「バカじゃないの」
「無理」
「誰が使うの?」
「ニーズがない」
「規制が通らない」

と言うようなアイデアを、大事に育てればよいのです。


その声は

「自分の頭脳で、徹底的に考えるべきだ」


ということを、教えてくれているのです。
(何事も、他人に判断してもらってはいけない、ということを教えてくれる”声”なのです)



幸いにも、発明塾で議論をする限り

「アイデアが尽きる」

ことは、無いように思えます。





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