「発明塾®」へようこそ!: 8月 2018

2018年8月31日金曜日

「世界の味を創造する/いまを最善に」「良い仲間なしには、どんなテクニックも無意味」~第449回/第450回(投資部第46回)/第451回

本日は3回分で失礼します。

以下セミナーの件で、企業への訪問取材などがあり少し立て込んでいました。

9月8日「第2回知財情報活用セミナー」のご案内
https://edison-univ.blogspot.com/2018/08/blog-post.html


しかし、もともと根っからの

「技術屋」

で、技術や発明の苦労話が大好きな私としては、スケジュール調整は大変ですが、

「とても楽しい仕事」

ですので、できるだけスケジュールを調整して、リンクスリサーチの皆様と同行させて頂くことにしています。
(今後も)


9月8日には、特許情報を調べたからこそ聞き出せた内容も含め、取材結果をできるだけ皆様にフィードバックします。リンクスリサーチの皆様と一緒にお仕事をさせていただくことで、

「個人投資家最強の時代」

になりつつあることを、肌で感じることができました。スーパー個人投資家の方々の目の付け所は、本当に素晴らしいと感じます。

情報収集能力、分析力、そして

「リスクのとり方」
「決断力」

全て勉強になります。



レオロジーは、「まんじゅう」づくりには欠かせないですし、
リニアガイドがなければ、製造ラインは動かない。
「不可能を可能に」した、二人の偉大な発明家の魂に
触れられた、貴重な取材でした。
偉大な技術者と発明家を巡る旅を、今後も継続したいです。
(素晴らしい投資家の方々に出会わなければ、これも実現できませんでした)




脱線から始まりました。

発明の部では、新たなテーマに取り組んでいます。
(テーマは言えませんが・・・米大手食品メーカーへの提案です)


投資部の方では、小塚さんの直近の情報分析結果を中心に討議しました。

2年ほど前に

「いずれ我々も、発明塾としてファンド運営したいね」

と僕が言い出した時は、全員

「そんなの無理」

と思っていたでしょうが、最近の小塚さんの意見では

「あながち無理とは言えなくなってきましたね」

とのことです。
(予定通りです)


僕は、発明塾を運営していく上で、良いアイデアに

「投資」

できる環境を整えることは必須であり、また、いろいろな企業との

「ネットワーク」

を構築する上でも、

「投資事業」

は外せない、と思っています。


「そんなの無理」

と誰もが思うからこそ、チャンスがあるから、やってみたい、そんなところです。

「金融のプロがやっても、インデックスに勝てないんだから、ド素人が何を言うとんねん」

そう言われるんでしょうが・・・。


思い返せば、特許情報のときも、発明のときも、そうでした。

私は弁理士ではありませんし、特許や知財について何ら資格も持たず、まともな教育も受けておらず全て独学で学び実践しながら手法を自ら開発しましたので、

「知財のことも知らんド素人が、何を言うとんねん」
「資格もないのに、なんでそんなことが言えるねん」
(特許が、少なくとも1年半前の情報で、あることないこと書いてあるから信用できない情報であることも知らんのか?という感じですね、知財業界の有資格者/プロの人から見れば・・・)

と言われましたし、

「日本人は創造性が乏しいから、発明には向いていない」
「大学生のアイデアなんか、企業では通用しない」
「大学生が発明できるようになったからと言って、同じ方法では、企業で必要なアイデアは出せないでしょう、大学生と企業人では、求められるものは全く違いますから」

と言われました。


結果はどうだったか・・・。
(まぁ、どっちでもいいですが)


著名な外資系コンサルティング会社に数千万払ったあげく、

「完全に行き詰まった」

プロジェクトにブレークスルーをもたらしたり・・・。

しかもそこで使った手法は、大学生に日々教えている方法にはとても及ばない、初歩的なことばかり・・・。


そういう意味では、確かに

「専門家」

の言う通り

「大学と企業は違う」

ってことは分かりましたけど・・・。
(他の人の能力を活かす、よい仲間づくりが肝なんですけどね)


最近は、

「完全に行き詰まっているんですけど」

という案件がよく、僕のところに持ち込まれます(笑


楽しいです(笑

ワクワクします(笑

絶対、いつも結果が出るので(笑


「著名なコンサルティング会社に大金払って、行き詰まっている案件」

があったら、ぜひ私のところに持ち込んで下さい(笑


ということで、みなさんも

「そんなの無理」

と言われたら、やってみることにしてみて下さい。


あと、専門家と

「称する」

人のアドバイスは、無視して下さい(笑


世界で、あなたが初めて取り組むことについて、専門家はいません。

その人は

「諦めることについての専門家」
「できない言い訳を考えることについての専門家」

だと思います。


そんな奴はいらねーんだよ!(笑

そう思っておきましょう。



楠浦 拝




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2018年8月27日月曜日

投資先企業を支える「コア技術」の歴史と、「キーマン」を知る ~ 技術系企業のファンダメンタルズ分析

特許情報を投資に活かすセミナー、第2回を開催することになりました。

(第2回知財情報活用セミナー ご案内&お申し込みページ)
https://double-growth.com/tizai2_20180908/


前回の知財情報活用セミナーでは、

「J-PlatPatを用いた、特許情報の調べ方」
「特許情報分析を、ストックピッキングに用いた事例(朝日インテックと日本ライフラインなど)」

を取り上げ、特許情報を活用した投資について、発明塾で実践している内容を紹介しました。

(コラム)特許情報から投資アイデアを得よう ~ストックピッキングに役立つ特許情報分析
(開催報告)「投資センスは一生の宝」~ 4月21日開催「知財情報活用セミナー」ご報告とお礼



● 特許は「人」の情報でもある~そして、企業は「人」なり

前回セミナーでご説明したとおり、私は、特許情報は、権利情報であると同時に

「技術情報」
「人についての情報」

であると捉え、活用しています。





前回は、技術情報としての側面で、調べ方や活用法をご紹介しました。

今回は、前回の復習も兼ね、GooglePatents を用いた特許の調べ方と、それを用いた

「人に注目した特許分析」

について、Gr演習形式で取り組んでいただきます。

前回出席しておられない方でも、問題なく御理解いただける内容にしておりますので、ご安心下さい。


実は、投資のために特許を読む場合、

「企業のことを理解したい」
「投資先の事業や技術を理解してから投資したい」

という気持ちがあれば、特許の知識はあまり必要ないと、私は考えています。

また特に、

「人」(発明者、と呼びます)

に注目した分析をうまく行えば、技術開発の戦略とキーマンが見えてくることが、今回取り上げる企業についての予備調査とヒアリングからも、改めて確認できました。
(加えて、調査して行かないと絶対に聞けかなったであろう、貴重なお話を種々伺うこともできました)


今回のセミナーでは、ヒアリング済みの企業については、事前調査の結果伺えた

「おそらく、我々しか聞けていないであろうお話」

も、演習中、および、演習後、時間の許す限り紹介いたします。



● 技術の進歩は「発明の連続」~発明の裏に「技術者」「キーマン」あり

今回のセミナーでは、特許を読む、と考えず、ぜひ皆様に

「技術開発のドラマを見る」

と考えていただきたいなぁと、個人的には思っています。

なぜなら、私は、そういうふうに読んでいるからです。


「なるほど、こう来たか」

という感じで、特許に書かれている発明一つ一つをじっくり読み、それから見える

「技術進歩のドラマ」
「技術の歴史」

と、それを生み出した

「技術者」
「キーマン」

を理解する、そんなふうに考えてほしいのです。


私が大変お世話になった、ある化学系企業の新規事業開発本部長の方は、

「技術は、発明の連続」
一つの発明では事業も競争優位もできないが、それが途絶えることなくつながることで、事業機会が生まれ、競争優位が生まれる

とおっしゃっていました。私も、自身のキャリアは、全て

「新製品開発」
「新事業開発」

でしたので、同じ印象を持っています。どんな良いアイデアも、一つでは良い機会も、競争優位も生まれにくいのですが、途切れることなくつながれば、それが機会になり競争優位になります。


「技術の進化が途切れていないか?」(技術の歴史と最先端動向)
「途切れることなく生み出せる人がいるか?」(キーマン)
「その人は、どう評価されているか?」(キーマンのその後)

を読み取り、自身が保有、あるいは、保有を検討している銘柄(企業)について、

「確信を持って長期保有できる」

ようにしていただくための、一つの手法をご紹介します。

これらは全て、私、および、発明塾投資部のメンバーが日々実践していることです。


前回、日本ライフラインのガイドワイヤー関連特許を読み解いていただいた際、重要特許の発明者の一人に注目したというお話をしました。

彼はなんと、

「ガイドワイヤーに使う金属材料」

から開発に関わっています。

日本ライフラインの技術に対するこだわりが、ご理解いただけたと思います。


私の製品開発の経験に基づく感想ですが、大企業であっても、製品開発にあたって、材料から開発することは、殆ど無いと思います。

私は、金属材料が専門ですので経験がありますが・・・かなりレアケースです。
(材料開発ができる人は、材料メーカー以外ではごく限られた技術者になります)





「投資に値する技術、製品、事業を生み出し続けられる企業か?」

を判断するための手法一つのとして、特許情報を読み解く方法を紹介し、その場でも実践いただく、そんなふうにお考えいただいても、構わないでしょう。

未来のことはわからないのですが、そこに優秀な人材がいる限り、多少停滞しても、必ず次の手を打ってくる、良い手が打てる、そう思える企業が見つかれば最高です。私はいつも、そう思いながら、分析をしています。


上場株投資とは異なる世界ですが、私が以前経験した、ベンチャー投資や、特に初期のベンチャーへの

「エンジェル投資」

の世界では、事業や製品ではなく

「人に投資する」

という考え方があります。企業の活動を、人の側面から評価する、という考え方を、ぜひ取り入れてみていただきたい、試していただきたいというのが、今回の私のご提案です。
(私は、大企業であっても、人の側面から企業の活動を評価することにしています)


ちなみに、企業の知財部門では、競合他社含めた企業分析を行う際

「発明者」

に注目して分析を行うことは当たり前ですので、皆様がお勤めの企業の知財部門の方に、お話を聞いてみられても良いでしょう。

私のセミナーより、手っ取り早くて正確で安上がりかもしれませんね(笑

各企業の知財部には、有料で、かなり高度な分析が一瞬でできる

「プロフェッショナルツール」

もあるはずですので、そういったものも、知財部の方に相談すれば、見れると思いますよ。
(私も当日、ご参考までに、そういうツールの一つをデモンストレーションします)


繰り返しですが、当日使うのは

「無料の、GooglePatents」

ですので、ご安心下さい(笑

WiFiにつながるPCを、忘れず持参くださいね。



● FA、IoT、AI関連の企業を事前調査しヒアリング~当日の説明事例、および演習で取りあげる企業

まだ確定していませんので、具体的な企業名は挙げられませんが、今回、手法説明の際に事例として取りあげる企業、および、演習で皆様に特許を読んでいただく企業は

「FA、IoT、AI」

に関連する企業です。要素技術(部材)も含め、広く捉えていますが、いずれも、上記の技術トレンドが進む中で、大きく飛躍する可能性がある企業ばかりです。
(私の意見だけでなく、リンクスリサーチの山本さんに、しっかり目利きしていただきました)

現在、ヒアリングに行っていますので、その結果を、演習時間や演習後の時間もふくめ、時間がゆるす限り皆様にフィードバックしたいと思っています。懇親会でも、大いに情報交換をさせて頂きたいです。


今回取り上げる予定の企業の一つに、一見、派手さのない製造装置メーカー、しかし、圧倒的シェアを持っている、という企業があります。IRやHPを見るだけでは、何が競争優位なのか、それが持続するものなのか、よくわからないのですが、特許を調べると、

「なるほどここか」

と思うものが見えてきました。今回は、私も可能な限り、リンクスリサーチさんのヒアリングに同行し、特許情報と技術の視点から、ヒアリングを行いました。ちなみに私は、

「自分が投資するなら」
「自分が、周りの人に投資を勧めるなら」

という視点でヒアリングをしています。


ツイッターで、取り上げる予定の企業について、少し情報を流しています。
(確定ではありません)

楠浦崇央/「発明塾」塾長(@kusukusu105)| Twitter


また、以下のメルマガでも、日米の企業について、定期的に情報を配信していますので、ぜひご参照下さい。

e発明塾通信(旧:発明塾講義)
http://www.techno-producer.com/news/detail_763.html


それでは、セミナーでお会いしましょう!

(第2回知財情報活用セミナー ご案内&お申し込みページ)




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2018年8月16日木曜日

「振り返り」から始め、「個人の時間」をもつ~第447回/第448回

本日も2回分で失礼します。


8月から、新たな発明テーマに取り組み始めました。これまでの

「技術」

ぽいもの、特許を徹底的に分析して課題を想定し・・・、というものとは異なり、

「アイデア勝負」

ぽいものに見えるかも知れません。


今回はおそらく

「異分野にヒントを求める」

ことが、より重視されると思います。特許情報/エッジ情報は、そこでも有効です。


新しいメンバー、不慣れなメンバーもいますので、すでに挙げている参考図書の中から、夏休みに読める、比較的軽いものを紹介しておきます。


最も重要なことは、工作的なアイデアで止まらず、
究極の理想状態を追求し、一見非常識に見えるアイデアを出し、
その中にある本質を育てることです。
前回のMさんのアイデアが、まさにそうして完成しました。



もう一つ、原理原則の確認ですが

「振り返りを行う」
「個人の時間をしっかり持つ」

を忘れないように。


ログを振り返り、太らせ、自分の思考を付け加え、それを繰り返してアイデアを引き出し、マインドマップに、できれば

「課題-解決ロジックツリー」(弊社商標です)

形式で整理していく。
(単なるアイデアや情報の羅列でも、整理しないよりはマシです)


これに尽きます。

では、次回もよろしく。



楠浦 拝




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2018年8月3日金曜日

「他人の成功」と「振り返り」から学ぶ~第444回/第445回(投資部第45回)/第446回

投資部も挟んで3回分で失礼します。

まぁ、開催備忘録のようなものですので、ご容赦ください。


今回の発明の部は、仕上がりつつある発明の振り返りを行いました。

いつも言っていますが、重要なことは

「うまく行ったプロセスを振り返り、分析し、再現可能性を高める」

ことです。


僕はそのために

「発明ノート」

をつけています。

投資家の方が、投資ノートをつけておられたりするのと同じです。
(その昔は、場帖とか言っていたそうですね)


他の人も、それを見て一連のプロセスを振り返り

「自身ならどう進めるか」

という

「イメージトレーニング」

をすることも大切です。


自身の発明でなくとも、発明についてイメージトレーニングすることで、
発明能力は飛躍的に向上します。


本を読むとは、発明や投資の場合、その性格上、
「他の人が読んでなさそうな本を読む」
ことに行き着きます。
ベストセラーを追いかける、という所に留まらず。


今回話していて思ったことの一つに、

「特許文献をどう読むか」

基本的な考え方、例えば

「課題解決」

で読み、

「課題-解決ロジックツリー」(弊社の登録商標です)

で整理するとか、

「課題か解決手段かどちらに注目するのか」

などを押さえられていないと、やはり

「読めないんだな」

ということです。


参考図書なども読みながら、早急に押さえるようにしてください。


発明や発想法の参考図書

特許や知財の参考図書


以前投資家の方と話して思いましたが、やはり、どの分野でも

「100冊ぐらいは本を読む」

必要があるのだと思います。あくまで目安ですが、1-2冊で事足りる
ということはないので、しっかり勉強してください。


僕は

「そのへんで売っている本に書いてあることは、わざわざ教えない」

主義です。
(効率悪いですしね)


もう一つ思ったことは、

「根(こん)を詰めて考える」

ことの重要性でしょうか。

「こんなもんだろう」(工作的発明)

ではなく、

「究極の理想状態」

を考える。これに尽きます。

時間をかけろと言っているのではありません。
(掛かる場合は仕方ないですが)


今回は、僕が、塾生さんの発明を聞きながらの数分間

「根を詰めて」

考えた結果が

「多孔質」

であり、そこからの連鎖反応で一気に発明が仕上がりました。


では、次回もよろしく。



楠浦 拝



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