投資部も挟んで3回分で失礼します。
まぁ、開催備忘録のようなものですので、ご容赦ください。
今回の発明の部は、仕上がりつつある発明の振り返りを行いました。
いつも言っていますが、重要なことは
「うまく行ったプロセスを振り返り、分析し、再現可能性を高める」
ことです。
僕はそのために
「発明ノート」
をつけています。
投資家の方が、投資ノートをつけておられたりするのと同じです。
(その昔は、場帖とか言っていたそうですね)
他の人も、それを見て一連のプロセスを振り返り
「自身ならどう進めるか」
という
「イメージトレーニング」
をすることも大切です。
自身の発明でなくとも、発明についてイメージトレーニングすることで、
発明能力は飛躍的に向上します。
本を読むとは、発明や投資の場合、その性格上、
「他の人が読んでなさそうな本を読む」
ことに行き着きます。
ベストセラーを追いかける、という所に留まらず。
今回話していて思ったことの一つに、
「特許文献をどう読むか」
基本的な考え方、例えば
「課題解決」
で読み、
「課題-解決ロジックツリー」(弊社の登録商標です)
で整理するとか、
「課題か解決手段かどちらに注目するのか」
などを押さえられていないと、やはり
「読めないんだな」
ということです。
参考図書なども読みながら、早急に押さえるようにしてください。
発明や発想法の参考図書
特許や知財の参考図書
以前投資家の方と話して思いましたが、やはり、どの分野でも
「100冊ぐらいは本を読む」
必要があるのだと思います。あくまで目安ですが、1-2冊で事足りる
ということはないので、しっかり勉強してください。
僕は
「そのへんで売っている本に書いてあることは、わざわざ教えない」
主義です。
(効率悪いですしね)
もう一つ思ったことは、
「根(こん)を詰めて考える」
ことの重要性でしょうか。
「こんなもんだろう」(工作的発明)
ではなく、
「究極の理想状態」
を考える。これに尽きます。
時間をかけろと言っているのではありません。
(掛かる場合は仕方ないですが)
今回は、僕が、塾生さんの発明を聞きながらの数分間
「根を詰めて」
考えた結果が
「多孔質」
であり、そこからの連鎖反応で一気に発明が仕上がりました。
では、次回もよろしく。
楠浦 拝
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