「発明塾®」へようこそ!: 「他人の成功」と「振り返り」から学ぶ~第444回/第445回(投資部第45回)/第446回

2018年8月3日金曜日

「他人の成功」と「振り返り」から学ぶ~第444回/第445回(投資部第45回)/第446回

投資部も挟んで3回分で失礼します。

まぁ、開催備忘録のようなものですので、ご容赦ください。


今回の発明の部は、仕上がりつつある発明の振り返りを行いました。

いつも言っていますが、重要なことは

「うまく行ったプロセスを振り返り、分析し、再現可能性を高める」

ことです。


僕はそのために

「発明ノート」

をつけています。

投資家の方が、投資ノートをつけておられたりするのと同じです。
(その昔は、場帖とか言っていたそうですね)


他の人も、それを見て一連のプロセスを振り返り

「自身ならどう進めるか」

という

「イメージトレーニング」

をすることも大切です。


自身の発明でなくとも、発明についてイメージトレーニングすることで、
発明能力は飛躍的に向上します。


本を読むとは、発明や投資の場合、その性格上、
「他の人が読んでなさそうな本を読む」
ことに行き着きます。
ベストセラーを追いかける、という所に留まらず。


今回話していて思ったことの一つに、

「特許文献をどう読むか」

基本的な考え方、例えば

「課題解決」

で読み、

「課題-解決ロジックツリー」(弊社の登録商標です)

で整理するとか、

「課題か解決手段かどちらに注目するのか」

などを押さえられていないと、やはり

「読めないんだな」

ということです。


参考図書なども読みながら、早急に押さえるようにしてください。


発明や発想法の参考図書

特許や知財の参考図書


以前投資家の方と話して思いましたが、やはり、どの分野でも

「100冊ぐらいは本を読む」

必要があるのだと思います。あくまで目安ですが、1-2冊で事足りる
ということはないので、しっかり勉強してください。


僕は

「そのへんで売っている本に書いてあることは、わざわざ教えない」

主義です。
(効率悪いですしね)


もう一つ思ったことは、

「根(こん)を詰めて考える」

ことの重要性でしょうか。

「こんなもんだろう」(工作的発明)

ではなく、

「究極の理想状態」

を考える。これに尽きます。

時間をかけろと言っているのではありません。
(掛かる場合は仕方ないですが)


今回は、僕が、塾生さんの発明を聞きながらの数分間

「根を詰めて」

考えた結果が

「多孔質」

であり、そこからの連鎖反応で一気に発明が仕上がりました。


では、次回もよろしく。



楠浦 拝



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