「発明塾®」へようこそ!: 4月 2021

2021年4月1日木曜日

発明とは何か?~発明塾における発明の定義/発明塾第571回(2021年3月29日開催分)

 楠浦です。今回もOBOGさんが、自身の発明の特許出願に向けて、特許明細書のブラッシュアップ討議を行ってくれました。

特許出願を控えているので、委細は割愛します。

以前も書きましたが、自らの手で特許出願するメンバーが出てきたことを、僕はとても喜んでいます。発明塾において、

「発明とは何か?」

ということは、これまでさんざん議論してきましたが、やはり

「自身で実現したいもの」

であるのは、とても良いことだと感じます。

この辺は、以下に詳しく書いています。

発明とは、ズバリ何か?~「発明塾」が考える「発明とは?」

詳細は上記を読んでもらうとして、ここでは

「目次」

だけ抜粋しておきます。


発明とは、「自分で課題を決める」こと~問題を与えられるのは学生で終わり 

発明とは、価値が「課題」で決まるもの~解決手段に凝ったり、新しさを求めない 

発明とは、専門分野からはみ出すもの~その分野で解決するなら既に解決しているはず 

発明とは、ビジネスモデル付きアイデアで「独占的普及」を実現するもの 

発明とは、知財戦略付きであって、特許化できるもの 

発明とは、自分独りでも絶対やりたいもの 

発明とは、他に誰も気づいてない「機会」「チャンス」に取り組むこと 

発明とは「死角」を突くもの~まとめ


過去、投資ファンドからの「お題」に取り組んでいた際は、アタリマエですが「お題」は所与ですし、人によっては「自身で取り組みたいとは思えないもの」の場合もあったと思います。「売れる発明」を目指していましたから、当然です。

現在は、自らお題を決め、その発明をどうするかも自ら決める。
(もちろん、アイデアを売ってもいいし、特許化してライセンスしても良い)

多くのメンバーが取り組んでいるわけではありませんが、中身の濃い取り組みをしてくれていることを、大変誇りに思います。

僕自身はほとんど議論に参加できませんが、引き続き、必要な支援は行っていきます。

よろしく。

楠浦 拝


P.S.

弊社のコラムでも紹介しますが、以下の本、非常に良いですよ。例によって絶版ですが、「創造性を経営する」という、まさにテクノプロデューサー(TechnoProducer株式会社)と発明塾が日々実践していることが、テーマですから。