2016年7月13日水曜日

「偶然を必然化する」~7月13日「エッジセミナー」御礼/補足


本日のエッジセミナーへご参加いただきました皆様、ならびに、開催に向け告知・ご案内などでご協力を賜りました皆様、篤く御礼申しあげます。


ご紹介を差し上げました「エッジ情報」の探索は、ある企業の経営者の方が仰っていた

偶然の必然化

そのものだと、セミナーを終了し、改めて感じております。


終了後、本日講師を務めさせていただきました 小塚(おづか) と「反省会」を行い、特に「ご質問」を振り返っておりましたところ、

「我々が、今後やるべきこと」

のヒントになるご質問を、いくつか拾い出すことが出来ました。


セミナー中、ご質問にお答えする場面では、まずはお答えすることに精いっぱいであるため、

「振り返ってはじめて気づく」

ことが、多くあります。


発明塾の発明討議においても、

「ログを取る」
「討議を振り返る」

といった、いくつかの仕掛けを入れているのですが、結局はそれも同じことです。


J.ベゾスが「?」を付けて転送する、「ユーザーからのメール」ほどではありませんが、

「まず、これをやらずに何をやるの?」

という「気づき」がありました。


反省会、ログなど、「偶然を必然化」させる仕組みが重要、とも言えます。


偶然を、偶然で終わらせないために

よい仲間

も必要です。e発明塾の活用という文脈で「共通言語」のお話をいたしましたが、いろいろな意味で

「話が通じる」

環境を整備することにより、自身の創造性も加速します。


経営者に「よい」提案をするには、
経営者が何を考えているかを知ることから始めるしかない、
という点と、
殆どレビューがついていないような、一見怪しい情報源、
という点の2つで、
おススメする本です(笑


楠浦の場合、塾生の成長とともに、自身の発明のレベルも飛躍的に上がり、最近では、OB・OGとの会話で、気づかされることも多くあります。

いただいたご質問に、

「今回の事例で、”本当の意味でのエッジ(世の中の人がほとんど気づいていない情報)”にたどり着くまで、どれぐらい時間がかかっているのか?」

という、ご趣旨のものがありました。


「XX時間ぐらいですよ」

とお答えいたしました。


短いと感じられたか、長いと感じられたか、正確なところはわからないのですが、続きがあります。

「そのうちの大半は、携帯電話 と Skype と メール で、調べたりやり取りしながら進めたものである」

ということです。


皆さんが日々お使いの、

「手のひらの上にある、魔法の箱」

を使えば、

よい仲間と、よい議論

は、時間や場所、あるいは、言葉すら問わず(XX翻訳みたいな機能もありますね)行うことができます。


実際、事例中の情報には、楠浦が

「トイレで調べて、小塚にメールしたもの」

なども含まれています。
(トイレは発明に最適な場所であることが、古くから知られているようです)


また、別のご質問で、

「大企業の後追いではないのか?」
「どのような情報を、エッジと判断するのか?」

という、一見まったく関連が無いように見えて、私には

「問題の裏と表」

に見えた質問がありました。その場でお答え出来たつもりでおりましたが、先ほど風呂で考え直したところ、補足が必要であると気づきました。
(風呂も、発明に最適な場所であることが、古くから知られているようです)

相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく」(テンプルトン)


リーマンショック後の経済状況を振り返っていただくと、どなたも腑に落ちる言葉であると思いますが、発明塾的に解釈すると、以下のようになります。

✔ 最初は、「一見」怪しい情報として見つかる
✔ 調べていくと、芋ズル式にいろいろな情報が見つかり、確度が上がってくる
✔ 信じきれないので、放置してしまう(あるいは、ヒヨる)
✔ そうこうするうちに、誰かがやり始める
✔ あっという間に、「いまさら」で手遅れになる


一見怪しい情報として見つかったときに、いかに素早く、

「裏を取るか」

つまり、

何があれば、合理的に推論できる範囲に入ってくるか、と、仮説的に追加情報を探しに行く

ことが、重要です。


簡潔に、と思っておりましたが、意外に長くなりました。


また続きの場を設ける予定ですので、ぜひ周囲の方へ「布教」いただきたく、引き続きお願いいたします。


楠浦 拝