「発明塾®」へようこそ!: 「”良い仲間とGood Idea”が揃う時が、始める時」~発明塾第305回/306回報告他

2015年9月5日土曜日

「”良い仲間とGood Idea”が揃う時が、始める時」~発明塾第305回/306回報告他

発明塾第305回、第306回の報告を兼ねて、近況報告を。


1.いよいよサマースクール

直近の討議は、基本的にサマースクール準備に充てました。一部、楠浦不在での運営となっていますが、「そもそも、楠浦がいないと成り立たない議論には意味が無い」というのが、僕の持論ですので、当面の仕事は、



ということになりそうです。幸いにも、準備はほぼ整っていますので、あとは時間を作って、実装するだけです。



「ものづくりは大好き」

なので、苦にはなりません。バイクでも教材でも、作るとなればやり方は同じです。



「僕の考えでは、自分の仕事に対して努力していること、
精一杯頑張っていること、それが僕のプライドなのだ。
だから・・・自分が努力しなかったら、
それが自分のプライドを傷つけることになる」
基準が周りではなく、自分の中にある、ということなのでしょう。


2.「起業する」塾生/教え子さんへ、どうしても伝えておきたいこと

タイミングでしょうか、何名かの「起業する」という塾生/教え子さんと話をする機会がありました。
基本的に僕は「起業をすすめる」ことはしません。
また起業する人には「メンバーを誘うことは勧めない」と言っています。

詳しいことは割愛しますが、


「全てはタイミングであり、それを外して、余計なエネルギーを費やして始めたことは、結局上手くいかない」・・・(1)


ことが、身に染みているからです。


つまらないことで人生を無駄にして欲しくない、という、僕の親心?かもしれません。


次は、


「どんなに上手く行っても、それが本当にやりたいことでなくなったら、すぐに辞める/止めるべき」・・・(2)


ということです。僕と違って、どなたも優秀で真面目な方ばかりなので、



「実は大してやりたく無いことでも、上手く行ってしまう」
「上手く行ってしまうと、辞められない/止められない」

ということになりかねないな、と感じました。

でもそれは、



「1回きり、賞味期限35年程度の、貴重な人生を棒に振る」

ことになります。上手く行ったから、続けなければならないわけでもありません。



「自分がいなければ、それは、起こらなかったことなのか?」

常に自問自答し、



「もっとチャレンジングな、自分以外誰も挑戦しないこと」

に取り組んで欲しい。僕も自信はないですが、人生の末期に後悔する気がします。


もう一つは、



「まだ解決されていない課題に、だれも考えたことのない方法で取り組む」

ことです。先日お会いした方は、よく勉強されていたのですが、


「過去、こういうパターンで業界に改革が起きていて、同じようなパターンで、また業界に改革を起こしたい」


という思考回路でした。歴史の繰り返しは、誰かに任せておけば良いと思います。勉強はしても、手段にとらわれてはいけません。


「誰も提示していない、もっと鮮やかな解決方法があるのではないか」


と、考えて欲しいと伝えました。



3.やはり「良い仲間」が一番難しい、そして「それがタイミング」

この間、いろいろ考えましたが、やはり一番難しいのが、

「良い仲間が揃うこと」

だと思います。発明塾が始まったのも、起業と事業創造、という京都大学の講義や理学部生との出会いが重なり、

「良い仲間」

が、その瞬間に集まったからだと思います。

逆に言うと、

「タイミングは、逃さない」

ことが重要かもしれません。良い仲間が集まる、というのは、ある人が言うところの

「惑星直列」

のような、

「運と計画」

の賜物です。実際には、元々決まってることだと思うのですが、そのタイミングに生きているという意味で運なのでしょうし、一方で、計算すれば、そのタイミングは分かりますから、備えることも出来ます。

言い得て妙だなと、最近特に感じます。

サマースクールが、

「惑星直列」

になりますように!