1.いよいよサマースクール
直近の討議は、基本的にサマースクール準備に充てました。一部、楠浦不在での運営となっていますが、「そもそも、楠浦がいないと成り立たない議論には意味が無い」というのが、僕の持論ですので、当面の仕事は、
ということになりそうです。幸いにも、準備はほぼ整っていますので、あとは時間を作って、実装するだけです。
「ものづくりは大好き」
なので、苦にはなりません。バイクでも教材でも、作るとなればやり方は同じです。
「僕の考えでは、自分の仕事に対して努力していること、
精一杯頑張っていること、それが僕のプライドなのだ。
だから・・・自分が努力しなかったら、
それが自分のプライドを傷つけることになる」
基準が周りではなく、自分の中にある、ということなのでしょう。
2.「起業する」塾生/教え子さんへ、どうしても伝えておきたいこと
タイミングでしょうか、何名かの「起業する」という塾生/教え子さんと話をする機会がありました。
基本的に僕は「起業をすすめる」ことはしません。
また起業する人には「メンバーを誘うことは勧めない」と言っています。
詳しいことは割愛しますが、
「全てはタイミングであり、それを外して、余計なエネルギーを費やして始めたことは、結局上手くいかない」・・・(1)
ことが、身に染みているからです。
つまらないことで人生を無駄にして欲しくない、という、僕の親心?かもしれません。
次は、
「どんなに上手く行っても、それが本当にやりたいことでなくなったら、すぐに辞める/止めるべき」・・・(2)
ということです。僕と違って、どなたも優秀で真面目な方ばかりなので、
「実は大してやりたく無いことでも、上手く行ってしまう」
「上手く行ってしまうと、辞められない/止められない」
でもそれは、
「1回きり、賞味期限35年程度の、貴重な人生を棒に振る」
ことになります。上手く行ったから、続けなければならないわけでもありません。
「自分がいなければ、それは、起こらなかったことなのか?」
常に自問自答し、
「もっとチャレンジングな、自分以外誰も挑戦しないこと」
に取り組んで欲しい。僕も自信はないですが、人生の末期に後悔する気がします。
もう一つは、
「まだ解決されていない課題に、だれも考えたことのない方法で取り組む」
ことです。先日お会いした方は、よく勉強されていたのですが、
「過去、こういうパターンで業界に改革が起きていて、同じようなパターンで、また業界に改革を起こしたい」
という思考回路でした。歴史の繰り返しは、誰かに任せておけば良いと思います。勉強はしても、手段にとらわれてはいけません。
「誰も提示していない、もっと鮮やかな解決方法があるのではないか」
と、考えて欲しいと伝えました。
3.やはり「良い仲間」が一番難しい、そして「それがタイミング」
この間、いろいろ考えましたが、やはり一番難しいのが、
「良い仲間が揃うこと」
だと思います。発明塾が始まったのも、起業と事業創造、という京都大学の講義や理学部生との出会いが重なり、
「良い仲間」
が、その瞬間に集まったからだと思います。
逆に言うと、
「タイミングは、逃さない」
ことが重要かもしれません。良い仲間が集まる、というのは、ある人が言うところの
「惑星直列」
のような、
「運と計画」
の賜物です。実際には、元々決まってることだと思うのですが、そのタイミングに生きているという意味で運なのでしょうし、一方で、計算すれば、そのタイミングは分かりますから、備えることも出来ます。
言い得て妙だなと、最近特に感じます。
サマースクールが、
「惑星直列」
になりますように!