「発明塾®」へようこそ!: 6月 2012

2012年6月28日木曜日

発明塾京都第90回開催報告

ついに第90回となりました。


今回は、3名のアイデアについて取り上げました。また、そのうち1名のアイデアについては、先行技術を理解するための手法について、講義・演習として取り上げました。皆さん「権利情報を技術情報に変換する能力」が身について来ましたね。


他、講義では各種発想法を僕なりに解釈し、整理したものを伝えました。次回も、とある発想法を取り上げます。内容が本格的になってきて、あまり書くことが無くなって来たのですが。。。


では、次回も宜しく。

2012年6月21日木曜日

発明塾京都第89回開催報告

@京都第89回も無事終了しました。今回も、上級編のあと、講義、討議を行いました。


講義は、先行技術を理解する、ための手法について演習を行いました。丸島本で言うところの「権利情報を、技術情報に変換する」です。これが出来ないと、先行技術を理解できたことにならないので、最初は時間をかけても構わないので、完全に理解できるまで取り組みましょう。


またその後、3名のアイデアについて討議を行いました。しっかり仕上げてください。


では、また次回。

2012年6月16日土曜日

立命館大学・大学院での講義について(2012年度)

発明塾にも関連のあることですので、備忘録として記しておきます。なんせ僕はすぐに忘れるので(笑

・発想法講義(講義名は「マーケティング・リサーチ」:理工学部、情報理工学部等が対象)
 発明塾で行なっている手法の入り口を、体験的に学んでもらう講義になっています。1.5時間×15回では、ごく入り口の部分しか教えられませんが、「調べるということ」「論理的思考」「仮説と検証」「発想の技法」「特許に関する基礎知識」を学んでもらっています。
 Grワークと2回の発表で「考える」ためのツールを体験してもらいます。

・企業の事業戦略に関するケーススタディ(講義名は「先端科学技術とビジネス」:MOT大学院)
 情報調査に基づく事前レポートの内容(前提条件に関する仮説と、問題点に関する仮説)を、講演内容と質疑応答によって検証し、それに基づいて「今後どうすべきか」に関するアイデア出し(仮説立案)を行い、一つ一つ検証し、事後レポートにおいてベストなものを提案する、という一連の流れで、「経営者の視点(なら、これからどうするんだ)」に応える力を身につけてもらうことが、一つの目的です。

 単なる思いつき、評論家的な批評、感想はNGです。「ならどうするんだ」に答えるのが経営です。経営者の視点を持つ、ことを意識してもらいます。企業では評論家は必要とされません。会議で、感想も求められません。そんな時間はありません。

 正しい考え方を身につけ、常にベストの答えを目指す。正しく考えられなければ、「常に正しい答え」を出すことは出来ません。たまたま、はあり得るが、それは科学ではない。科学とは、法則を見出し、活用することです。

 経営を科学し、科学的な経営を出来る人材を輩出するのがMBAでMOTの存在意義であるならば、上記の視点は、会計や知財などの個別論の知識と同様、いや、それ以上に重要なことです。

2012年6月14日木曜日

発明塾京都第88回開催報告

第88回も無事終了しました。今回は、2名の塾生のアイデア討議と、発明に関する本について、楠浦が整理した結果を話しました。


実は、お客様から教えていただいた本なので、まだ広く紹介はしていません。私自身、ゆっくりとこの本を味わってから、機会を改めてご紹介したいと思います。現在、何度か読み返しておりますが、発明に関する本の中では、ピカイチの本だと感じています。


発明討議の方は、先行技術の読み方と発明提案書のレビューを行いました。いずれも論理的思考のおさらい、という感じでしょうか。


先行技術の読み方に関しては、「権利情報を技術情報に変換する」という、丸島流を私自身が独自に解釈した方法論のトレーニングにもなっています。これができて初めて、「特許が読めている」事になると思います。このあたりも、後日、セミナーなどで徐々に公開していきたいと思います。


では、次回も宜しく。

2012年6月7日木曜日

発明塾京都第87回開催報告

第87回も無事終了しました。


今回も、上級~講義~各自のアイデア討議と進めました。


上級編では、これまでの討議を踏まえた新しいアイデアについて、スケッチを各自に書いてもらい、更に具体化を進めました。(結局は、再度コンセプトの位置づけを考えなおすことになりましたが。)今回は、マーケットを意識して、具体化→競合の定義、というプロセスで深めました。
講義は、今回で根幹となる内容は終了しました。これまで、集中講義でも「発想法のコアな部分」については触れていませんでしたが(時間がなさすぎて触れられない)、一連の講義で一通りをまとめることができたのは、発明塾としても大きかったと思います。実際に、発明のレベルが目に見えて上がっていますので。


次回の講義からは、もう少しテクニック論的な、周辺の「スキル」を説明します。同時に、コアなスキルについても復習を進めます。


講義の成果、という意味では、アイデア討議でも素晴らしい進展がありました。頭脳と知を武器にできる人材が成果を出しながら学ぶ、今後も発明塾は活動を続けます。



2012年6月1日金曜日

発明塾京都第86回開催報告

第86回も無事終了しました。

今回は、17:00-の上級編で非常に面白いアイデアが出ました。居合わせた人は、発明がどのようにして生まれるか、を実感できたと思います。次回、プロトタイピングがわりに、ポンチ絵を作成して討議しましょう。

また、本編の講義では「発明のタイプ」について説明しました。一部演習を課題として残しましたので、次回やってきてください。

では。