「発明塾®」へようこそ!: 9月 2018

2018年9月20日木曜日

【大学での講義告知】本年も10月10日(水)京都大学機械系「ものつくりセミナー」でお会いしましょう

昨年も告知をしましたが、本年も、10月10日に京都大学吉田キャンパスで行われる、工学部機械系の講義の一環である

「ものつくりセミナー」

の一コマを担当します。

(昨年の告知)
10月11日京都大学機械系「ものつくりセミナー」でお会いしましょう~ 発明塾第395回/第394回(投資部第26回)
「自分なりの方法」を見出す ~ 京都大学「ものつくりセミナー」報告/発明塾第398回・第399回(投資部第28回)
https://edison-univ.blogspot.com/2017/10/39839928.html

(昨年のレポートを拝見しての感想)
京都大学「ものつくり講義」学生さんのレポートを拝見しました~新年のご挨拶に代えて
https://edison-univ.blogspot.com/2018/01/blog-post.html

今、まさに資料を作っていますが、昨年のレポートや質問を踏まえ、より良いものにしていきたいと考えています。


開催概要は、以下の通りです。

・10月10日(水) 16:30-18:00
吉田キャンパス 物理系校舎 313室(講義室6)

毎年恒例ですが、講義終了後、18:30ごろから吉田食堂で、塾生さん/塾OBOG/発明塾に関心がある学生さん達と会う予定です。興味ある方は、Facebookかツイッターで連絡ください。
(このBlogをご覧の方は、FBかツイッター経由でたどり着いておられると思いますので、アカウントはおわかりと思います)

発明塾facebookページからご連絡いただいてもOKです。


お話する内容は、目次にすると以下になります。

① キャリアと仲間 
② 良い仲間との良い議論に必要なこと
③ 「新しいモノ・こと」を考える方法 
④ 変わりつつある「未来」と技術 

目次としては昨年と同じですが、内容は一新します。



左は、毎年紹介している書籍ですね。
右は、今年取り上げる事例に関連する書籍です。
学生さんにも、わかりやすい。


毎年感じることですが、機械系の学生さんの特徴として、技術だけではなく

「経営」

に興味がある学生さんが多いことが挙げられると思います。
(僕の時代から、そうでした)

昨年のレポートでも、技術の話だけでなく、経営やビジネスの話が聞けてよかった、という声が割と多くありました。


今年は、再度

「技術」

についてのエッジ情報を紹介しつつも

「AI/IoT/ビッグデータ」

など、

「ビジネスモデル」

に関する要素が強い部分を取りあげたいと思ってます。


まさに、機械系の学生さんに、考え、取り組んで欲しいことだからです。

ちょっとしたアイデアセッションができれば良いなと、考えています。

毎年同じこと話しても、つまらないですしね(笑

では、当日までよろしくお願いします!


楠浦 拝



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2018年9月14日金曜日

「なにをやれてないか」を考えながら議論する~第452回/第453回

今回も2回分で失礼します。

昨日は、移動中の新幹線の中からでしたので、皆さんに任せつつ、可能な範囲で適宜参加しました。進め方を自分たちで考えないと、結局、いつまで経っても発明はできるようになりませんので、良い機会だったのではないでしょうか。


振り返りメモは毎回付けていると思いますので、それを振り返りつつ、どのように議論を進めるのが良いか、もう一度確認しておくとよいでしょう。



今回、僕がアドバイスしたのは


「そろそろアイデア出しをしたら?」


という一言でした。



既に、(アイデアを出すには)十分調べている気がしたので、そう言っただけです。


「情報が足りないのではなく、アイデアが足りない」


そう判断したということです。調べるのは楽しいかもしれませんが、


「調べていても、結果は出ない」


からです。



「結果を出すために、何をするか」


特に


「いま何の作業が足りてないか」


を、常に意識することがとても重要です。



発明を詰めるときに、


「いま手元の情報から何が言えるか、常に考えましょう」


と言うこともありますが、同じことです。



上記は、メール講座で散々言っているので、このへんで止めておきます。

思い出したい人は、再度登録して読んでおいてください。

●(無料)7日間メール講座【1日15分の”発明塾”】「新しいコトを興す」ための情報探索術 

 http://www.techno-producer.com/news/detail_760.html




 
左の本を読んで、右の本を思い出しました。
右は、「ナノテク予言の書」です。
(1990年ごろに、これを考えていたというのはすごい)



今回、検索している中で

「MGPイングレディエンツ」

の特許が引っかかりましたね。

投資部で、取り上げた企業の一つです。


以前から繰り返し言っていますが、発明と投資はつながっています。

どういう企業が、どのようなことを手がけているか、

「地図」

があれば、情報の目利き能力は格段に高まります。


ただ単に調べてもリターンはありませんし、観点を定めずに調べてもつまらないので、

「投資家」(資本に対し、リターンを追求する)

立場で、調べてみたらどうか、と言っているだけです。



では、次回もよろしく。



楠浦 拝




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2018年9月13日木曜日

特許は「人」の情報でもある、そして、企業は「人」なり ~ 9月8日開催「知財情報活用セミナー(第2回)」ご報告とお礼

遅くなり、当日特に懇親会の熱気は冷めつつありますが(笑)、忘れないうちにメモを残しておきます。個別企業のことはあまりかけないのと、立て込んでいるため、手短にします。後日追記するかもしれません。

感想だけ先にお伝えしておくと、個人的には、懇親会で出たご質問が、かなりマニアックで楽しかったです。もちろん、演習でも突っ込んだご質問があり、かなり気合入った方がおられたので、こちらも気合い入りました。


個人投資家の方、特許かなり見てるんですねー。

「なるほどそんなところ見てるんですが」

という感じで・・・話が止まりませんでした。

特許について勉強すると、投資に役立つ、のは事実のようです。
(私だけでなく、という意味です)


相川さんのご講演も、かなり迫力がありました。

私はよく

「特許情報は、意図を読むものです」

と言ってますが、相川さんのご発言にも、通じるものがあったと思います。

「特許の中身の話ではなく、なぜ出すのか・・・などを読み解く」

ことが重要なんですよね。


とにかく楽しかった、盛り上がった、熱気があったの一言につきます。

特許セミナーでこんなに盛り上がるって、ちょっとおかしい気もします(笑
(僕は、あまり経験がありません)


僕が米国を中心に見ており、日本にやや疎いこともあって、米国の情報を補足で入れたのですが、それはそれでまた、興味がある方が多数おられたようです。
(日本については、四季報通読を行っており、中小型を中心にキャッチアップ中です)

米国の

「エッジ企業」

情報は、以下メルマガで流しています。
(月曜日が、米国エッジ企業情報です)

メール講義「e発明塾通信」配信中!
http://www.techno-producer.com/news/detail_763.html


キリがないので、感想はこれぐらいにします(笑


ちょっとだけ内容の話をしましょう。


特許には「技術開発のドラマ」が書かれている。
(ことが多い)
あと「預言」であることも・・・。


前回は、

「特許の調べ方、および、特許情報を使ったストックピッキング入門」

でした。


「投資センスは一生の宝」~ 4月21日開催「知財情報活用セミナー」ご報告とお礼
https://edison-univ.blogspot.com/2018/04/421.html


今回は、

「キーマンに注目し、企業のコア技術を知る」

ことを、目的にしました。前回のご感想で

「自身が株式を保有している企業について、保有し続けるべきか、確信を持ちたい」

というお声が、とても多かったからです。それなら、特許情報は、大きな手がかりになります。


投資先企業を支える「コア技術」の歴史と、「キーマン」を知る ~ 技術系企業のファンダメンタルズ分析
https://edison-univ.blogspot.com/2018/08/blog-post.html


当日のご質問で、もっともウケた(失礼!)のは

「私は、ある企業で技術者をしておりまして、ノルマで ”クズ特許” を出したことがあります(笑 どこの企業でも、こういう事はあり、そういうクズな特許は読んでも仕方ないだろうと思っておりますが、どうやって見分ければよいでしょうか?」

というものでした。はい、この

「ノルマによるクズ特許問題」

は、いつも話題になります(笑


幸いにも、ご質問いただいたご本人様が、その

「クズ特許製造の当事者」

のご経験があられることから、答えは簡単で

「ご自身のご経験を振り返りながら、特許を見られれば、自ずと見分けられます」

ということになりました。苦笑しつつ、納得です、とおっしゃってました。


ご自身が技術者で、特許についての勉強を仕事で多少なりともされているのであれば、その知識と経験を投資に生かさない手はありません。

ぜひ、研修などを活用いただいて、しっかり知識とスキルを磨いて、投資にも活用いただきたいと思っております。投資への活用法については、今後も情報発信していきますので、引き続きお付き合いくださいませ。
(弊社セミナーやe発明塾は、お仕事にも、投資にも役立ちます)


ではでは。



楠浦 拝




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