「発明塾®」へようこそ!: 投資先企業を支える「コア技術」の歴史と、「キーマン」を知る ~ 技術系企業のファンダメンタルズ分析

2018年8月27日月曜日

投資先企業を支える「コア技術」の歴史と、「キーマン」を知る ~ 技術系企業のファンダメンタルズ分析

特許情報を投資に活かすセミナー、第2回を開催することになりました。

(第2回知財情報活用セミナー ご案内&お申し込みページ※)
https://double-growth.com/tizai2_20180908/


前回の知財情報活用セミナーでは、


「J-PlatPatを用いた、特許情報の調べ方」

「特許情報分析を、ストックピッキングに用いた事例(朝日インテックと日本ライフラインなど)」

を取り上げ、特許情報を活用した投資について、発明塾で実践している内容を紹介しました。


(コラム)特許情報から投資アイデアを得よう ~ストックピッキングに役立つ特許情報分析

(開催報告)「投資センスは一生の宝」~ 4月21日開催「知財情報活用セミナー」ご報告とお礼



● 特許は「人」の情報でもある~そして、企業は「人」なり


前回セミナーでご説明したとおり、私は、特許情報は、権利情報であると同時に


「技術情報」

「人についての情報」

であると捉え、活用しています。






前回は、技術情報としての側面で、調べ方や活用法をご紹介しました。


今回は、前回の復習も兼ね、GooglePatents を用いた特許の調べ方と、それを用いた


「人に注目した特許分析」


について、Gr演習形式で取り組んでいただきます。


前回出席しておられない方でも、問題なく御理解いただける内容にしておりますので、ご安心下さい。



実は、投資のために特許を読む場合、


「企業のことを理解したい」

「投資先の事業や技術を理解してから投資したい」

という気持ちがあれば、特許の知識はあまり必要ないと、私は考えています。


また特に、


「人」(発明者、と呼びます)


に注目した分析をうまく行えば、技術開発の戦略とキーマンが見えてくることが、今回取り上げる企業についての予備調査とヒアリングからも、改めて確認できました。

(加えて、調査して行かないと絶対に聞けかなったであろう、貴重なお話を種々伺うこともできました)


今回のセミナーでは、ヒアリング済みの企業については、事前調査の結果伺えた


「おそらく、我々しか聞けていないであろうお話」


も、演習中、および、演習後、時間の許す限り紹介いたします。




● 技術の進歩は「発明の連続」~発明の裏に「技術者」「キーマン」あり


今回のセミナーでは、特許を読む、と考えず、ぜひ皆様に


「技術開発のドラマを見る」


と考えていただきたいなぁと、個人的には思っています。


なぜなら、私は、そういうふうに読んでいるからです。



「なるほど、こう来たか」


という感じで、特許に書かれている発明一つ一つをじっくり読み、それから見える


「技術進歩のドラマ」

「技術の歴史」

と、それを生み出した


「技術者」

「キーマン」

を理解する、そんなふうに考えてほしいのです。



私が大変お世話になった、ある化学系企業の新規事業開発本部長の方は、


「技術は、発明の連続」

一つの発明では事業も競争優位もできないが、それが途絶えることなくつながることで、事業機会が生まれ、競争優位が生まれる

とおっしゃっていました。私も、自身のキャリアは、全て


「新製品開発」

「新事業開発」

でしたので、同じ印象を持っています。どんな良いアイデアも、一つでは良い機会も、競争優位も生まれにくいのですが、途切れることなくつながれば、それが機会になり競争優位になります。



「技術の進化が途切れていないか?」(技術の歴史と最先端動向)

「途切れることなく生み出せる人がいるか?」(キーマン)
「その人は、どう評価されているか?」(キーマンのその後)

を読み取り、自身が保有、あるいは、保有を検討している銘柄(企業)について、


「確信を持って長期保有できる」


ようにしていただくための、一つの手法をご紹介します。


これらは全て、私、および、発明塾投資部のメンバーが日々実践していることです。



前回、日本ライフラインのガイドワイヤー関連特許を読み解いていただいた際、重要特許の発明者の一人に注目したというお話をしました。


彼はなんと、


「ガイドワイヤーに使う金属材料」


から開発に関わっています。


日本ライフラインの技術に対するこだわりが、ご理解いただけたと思います。



私の製品開発の経験に基づく感想ですが、大企業であっても、製品開発にあたって、材料から開発することは、殆ど無いと思います。


私は、金属材料が専門ですので経験がありますが・・・かなりレアケースです。
(材料開発ができる人は、材料メーカー以外ではごく限られた技術者になります)





「投資に値する技術、製品、事業を生み出し続けられる企業か?」


を判断するための手法一つのとして、特許情報を読み解く方法を紹介し、その場でも実践いただく、そんなふうにお考えいただいても、構わないでしょう。


未来のことはわからないのですが、そこに優秀な人材がいる限り、多少停滞しても、必ず次の手を打ってくる、良い手が打てる、そう思える企業が見つかれば最高です。私はいつも、そう思いながら、分析をしています。



上場株投資とは異なる世界ですが、私が以前経験した、ベンチャー投資や、特に初期のベンチャーへの


「エンジェル投資」


の世界では、事業や製品ではなく


「人に投資する」


という考え方があります。企業の活動を、人の側面から評価する、という考え方を、ぜひ取り入れてみていただきたい、試していただきたいというのが、今回の私のご提案です。

(私は、大企業であっても、人の側面から企業の活動を評価することにしています)


ちなみに、企業の知財部門では、競合他社含めた企業分析を行う際


「発明者」


に注目して分析を行うことは当たり前ですので、皆様がお勤めの企業の知財部門の方に、お話を聞いてみられても良いでしょう。


私のセミナーより、手っ取り早くて正確で安上がりかもしれませんね(笑


各企業の知財部には、有料で、かなり高度な分析が一瞬でできる


「プロフェッショナルツール」


もあるはずですので、そういったものも、知財部の方に相談すれば、見れると思いますよ。

(私も当日、ご参考までに、そういうツールの一つをデモンストレーションします)


繰り返しですが、当日使うのは


「無料の、GooglePatents」


ですので、ご安心下さい(笑


WiFiにつながるPCを、忘れず持参くださいね。




● FA、IoT、AI関連の企業を事前調査しヒアリング~当日の説明事例、および演習で取りあげる企業


まだ確定していませんので、具体的な企業名は挙げられませんが、今回、手法説明の際に事例として取りあげる企業、および、演習で皆様に特許を読んでいただく企業は


「FA、IoT、AI」


に関連する企業です。要素技術(部材)も含め、広く捉えていますが、いずれも、上記の技術トレンドが進む中で、大きく飛躍する可能性がある企業ばかりです。
(私の意見だけでなく、リンクスリサーチの山本さんに、しっかり目利きしていただきました)

現在、ヒアリングに行っていますので、その結果を、演習時間や演習後の時間もふくめ、時間がゆるす限り皆様にフィードバックしたいと思っています。懇親会でも、大いに情報交換をさせて頂きたいです。



今回取り上げる予定の企業の一つに、一見、派手さのない製造装置メーカー、しかし、圧倒的シェアを持っている、という企業があります。IRやHPを見るだけでは、何が競争優位なのか、それが持続するものなのか、よくわからないのですが、特許を調べると、


「なるほどここか」


と思うものが見えてきました。今回は、私も可能な限り、リンクスリサーチさんのヒアリングに同行し、特許情報と技術の視点から、ヒアリングを行いました。ちなみに私は、


「自分が投資するなら」
「自分が、周りの人に投資を勧めるなら」

という視点でヒアリングをしています。



ツイッターで、取り上げる予定の企業について、少し情報を流しています。
(確定ではありません)

楠浦崇央/「発明塾」塾長(@kusukusu105)| Twitter



また、以下のメルマガでも、日米の企業について、定期的に情報を配信していますので、ぜひご参照下さい。


e発明塾通信(旧:発明塾講義)
http://www.techno-producer.com/news/detail_763.html


それでは、セミナーでお会いしましょう!


(第2回知財情報活用セミナー ご案内&お申し込みページ※)




※ セミナーは終了しました。今回のセミナーを含む、特許情報を活用した投資に関するセミナーの動画を、noteで販売しています。以下リンクをクリックすると、note の該当ページへ移動します。

#知財情報活用投資セミナー




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