今回も、2回分まとめて、で失礼します。
いつも僕の主観でも面白くないので、今回は、まず、最近運営を手伝っていただいているOBさんのコメントを載せておきます。
(一部、秘密情報にあたりそうな部分は、削除しています)
● 190912討議の振り返り ~ OBさんのコメントから
OBさんが、以下のようなコメントを寄せてくれていました。
==
・楠浦さんが書込みのみの参加となる回だったが、各メンバーの視点の違いが見えて面白かった
・1つのテーマに違う角度から光を当てながら深められる、というのは集団討議の価値
・意見を出して話を前に進める、情報を提供する、発明全体の流れの中でどこにいるのか確認させる、など人によって行動が違う
・突破口になる糸口が複数見つかるイメージ
・ただし、振り返りと方向性の判断は自分でやらないと「いろんな意見」で終わってしまいがちな気がする
・数値化や、原理原則の確認などは、「何が事実で何が意見や仮説か」を切り分けながら進めるのに必要
==
音声と文字で参加する予定でしたが、デバイス設定の不備により、書き込みのみになってしまいました。
移動時の参加になる場合、デバイス設定の事前確認が必要ですね。
失礼しました。
ただ、楠浦が聞いていない安心感、すぐに口を挟まない安心感、というのも大事だと思います。
「自主討議」
を推奨しているのは、それが理由です。
「知財の利回り」
に、僕が主宰する、11年前のアイデア出し風景が掲載されていますが、私が参加していると、すこし
「ピリピリ」
した雰囲気になるようです。
(参加していない時がどんな感じか、知らないので何とも言えない)
==
最初からできそうなことを考えていては、
「他人を出し抜くこと」
は、できません。
「ちょっと無理かもしれないけど、もしできれば、世界に大きなインパクトを与えるだろう」
あるいは、そもそも
「そのイノベーションは、自分がやらないと、起きないだろう」(ビル・ゲイツ)
というようなことを、探して取り組むのが、最善だと思います。
ちなみに、上記のビル・ゲイツの言葉は、今放映中の、ネットフリックスの
「天才の頭の中<ビル・ゲイツを解読する>」
で紹介されている言葉です。
僕自身、2008年から5年間ほど、彼が私財を投じ、彼の右腕であるネイサン・ミアボルドが運営する
「Intellectual Ventures」
の活動に対して、かなりの時間を割いてきました。
日本法人の方々には、多大なる支援をいただきました。
発明塾が今あるのは、Intellectual Ventures、特に、日本法人の方々のおかげです。
そういうことも思い出しながら、番組を見ていました。
「トイレ」
「ポリオ」
「原子炉」
いずれも、彼が本腰を入れなければ、誰も動かない分野です。
皆さんも、小さくてもよいので、そういうネタを見つけ、生涯をかけて取り組んでほしいなと思います。
ビル・ゲイツですら、5年10年かけているわけです。
僕が、何かに取り組んで、10年以上かかっても、おかしくはないと、改めて思いました。
そうでなければ、それは
「簡単すぎることに、取り組んでいる」
のではないかという気が、しています。
皆さんも
「簡単すぎることに取り組んで、時間を浪費する」
という愚を犯さないようにしてほしいな、と思います。
(参考)「難しい問題に取り組むことを、恐れるな」~京都大学「ものつくりセミナ2014」のレポートから
楠浦 拝
いつも僕の主観でも面白くないので、今回は、まず、最近運営を手伝っていただいているOBさんのコメントを載せておきます。
(一部、秘密情報にあたりそうな部分は、削除しています)
● 190912討議の振り返り ~ OBさんのコメントから
OBさんが、以下のようなコメントを寄せてくれていました。
==
・楠浦さんが書込みのみの参加となる回だったが、各メンバーの視点の違いが見えて面白かった
・1つのテーマに違う角度から光を当てながら深められる、というのは集団討議の価値
・意見を出して話を前に進める、情報を提供する、発明全体の流れの中でどこにいるのか確認させる、など人によって行動が違う
・突破口になる糸口が複数見つかるイメージ
・ただし、振り返りと方向性の判断は自分でやらないと「いろんな意見」で終わってしまいがちな気がする
・数値化や、原理原則の確認などは、「何が事実で何が意見や仮説か」を切り分けながら進めるのに必要
==
音声と文字で参加する予定でしたが、デバイス設定の不備により、書き込みのみになってしまいました。
移動時の参加になる場合、デバイス設定の事前確認が必要ですね。
失礼しました。
ただ、楠浦が聞いていない安心感、すぐに口を挟まない安心感、というのも大事だと思います。
「自主討議」
を推奨しているのは、それが理由です。
「知財の利回り」
に、僕が主宰する、11年前のアイデア出し風景が掲載されていますが、私が参加していると、すこし
「ピリピリ」
した雰囲気になるようです。
(参加していない時がどんな感じか、知らないので何とも言えない)
本日紹介したい「孤独の達人」(諸富)は、僕が高校時代を過ごした
「甲斐塾」の化学科講師の方が、定期試験後に下さったメッセージ
「一人の時間を大切に」に、ぴたりとあてはまるもの。
いまでも、そのメッセージがつづられた色紙を、大切に保管しています。
● ギリギリの論理的飛躍を狙うには ~ 「一見、不可能と思える命題」を出すことから始まる
19日の討議で僕が伝えたかったことは、以下の通りです。
(別途メモにして、塾生さんにはすでに回覧していますが、備忘録として公開しておきます)
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ギリギリの論理的飛躍を狙うには、まず、「一見」証明できそうにない命題をたくさん思いついて、証明に取り組む必要がある。
取り組む中で、ギリギリ証明できるモノが出てくる。
最初から、証明できそうにないからとあきらめたり、証明できそうなものを思いついていたりしたら、永久に発明はできない。
すでに発明されているものだけに、取り組む(再発明の)無駄が生じる。
もっというと、今は証明できなくても、後で証明できるかもしれない。
技術は進歩する、可能性は未来に向かってオープンであることを忘れないように。
今証明できないからと言って、未来永劫そうであるとは限らないし、他の人が証明できないとも限らない。
結局早い者勝ちだけど、能力とタイミングがそろう必要がある。
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これに対し、参加メンバーが、以下のような補足コメントを寄せてくれています。
==
証明できない命題を色んな人に相談すると、ギリギリ証明できる命題に変わる。
簡単に証明できる命題はすでに解かれている。
難しすぎる命題は道具がそろってないと解けない。
「ほかの人は言ってないけど理にかなってる」を見つける。
そのために、マクロ・ミクロの情報分析をする。
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最初からできそうなことを考えていては、
「他人を出し抜くこと」
は、できません。
「ちょっと無理かもしれないけど、もしできれば、世界に大きなインパクトを与えるだろう」
あるいは、そもそも
「そのイノベーションは、自分がやらないと、起きないだろう」(ビル・ゲイツ)
というようなことを、探して取り組むのが、最善だと思います。
ちなみに、上記のビル・ゲイツの言葉は、今放映中の、ネットフリックスの
「天才の頭の中<ビル・ゲイツを解読する>」
で紹介されている言葉です。
僕自身、2008年から5年間ほど、彼が私財を投じ、彼の右腕であるネイサン・ミアボルドが運営する
「Intellectual Ventures」
の活動に対して、かなりの時間を割いてきました。
日本法人の方々には、多大なる支援をいただきました。
発明塾が今あるのは、Intellectual Ventures、特に、日本法人の方々のおかげです。
そういうことも思い出しながら、番組を見ていました。
「トイレ」
「ポリオ」
「原子炉」
いずれも、彼が本腰を入れなければ、誰も動かない分野です。
皆さんも、小さくてもよいので、そういうネタを見つけ、生涯をかけて取り組んでほしいなと思います。
ビル・ゲイツですら、5年10年かけているわけです。
僕が、何かに取り組んで、10年以上かかっても、おかしくはないと、改めて思いました。
そうでなければ、それは
「簡単すぎることに、取り組んでいる」
のではないかという気が、しています。
皆さんも
「簡単すぎることに取り組んで、時間を浪費する」
という愚を犯さないようにしてほしいな、と思います。
(参考)「難しい問題に取り組むことを、恐れるな」~京都大学「ものつくりセミナ2014」のレポートから
楠浦 拝
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