「発明塾®」へようこそ!

2021年7月19日月曜日

概要と著書紹介

こちらのページは、中・高・大学生向け「発明塾」のページです。

企業向けの「企業内発明塾」などについては、運営元である TechnoProducer株式会社 の HP を参照ください。

また、「発明塾」(学生向け/企業向け)での指導内容は、無料のメールマガジンで紹介していますので、そちらでもご確認いただけます。

発明塾・企業内発明塾で指導している内容については、以下の書籍もご参照ください。
(2021年5月末まで99円です)


楠浦 拝

2021年7月16日金曜日

発明塾で発明を「事業化」する~発明塾第572回(2021年7月15日開催分)

楠浦です。

今回は、OBOGさんが、特許出願済(一部は取得済)の自身の発明について、今後の事業化をどのように進めていくか、いわゆる

「企画」

のための討議を行いました。

いずれも、

「解決が望まれる、社会課題」(森林保護や、精神疾患の治療など)

にフォーカスしたもので、大変楽しみにしています。

多忙につき、楠浦がなかなか参加できない状況が続いていましたが、今回は運よく参加できました。

まずは報告まで。

楠浦 拝

2021年4月1日木曜日

発明とは何か?~発明塾における発明の定義/発明塾第571回(2021年3月29日開催分)

 楠浦です。今回もOBOGさんが、自身の発明の特許出願に向けて、特許明細書のブラッシュアップ討議を行ってくれました。

特許出願を控えているので、委細は割愛します。

以前も書きましたが、自らの手で特許出願するメンバーが出てきたことを、僕はとても喜んでいます。発明塾において、

「発明とは何か?」

ということは、これまでさんざん議論してきましたが、やはり

「自身で実現したいもの」

であるのは、とても良いことだと感じます。

この辺は、以下に詳しく書いています。

発明とは、ズバリ何か?~「発明塾」が考える「発明とは?」

詳細は上記を読んでもらうとして、ここでは

「目次」

だけ抜粋しておきます。


発明とは、「自分で課題を決める」こと~問題を与えられるのは学生で終わり 

発明とは、価値が「課題」で決まるもの~解決手段に凝ったり、新しさを求めない 

発明とは、専門分野からはみ出すもの~その分野で解決するなら既に解決しているはず 

発明とは、ビジネスモデル付きアイデアで「独占的普及」を実現するもの 

発明とは、知財戦略付きであって、特許化できるもの 

発明とは、自分独りでも絶対やりたいもの 

発明とは、他に誰も気づいてない「機会」「チャンス」に取り組むこと 

発明とは「死角」を突くもの~まとめ


過去、投資ファンドからの「お題」に取り組んでいた際は、アタリマエですが「お題」は所与ですし、人によっては「自身で取り組みたいとは思えないもの」の場合もあったと思います。「売れる発明」を目指していましたから、当然です。

現在は、自らお題を決め、その発明をどうするかも自ら決める。
(もちろん、アイデアを売ってもいいし、特許化してライセンスしても良い)

多くのメンバーが取り組んでいるわけではありませんが、中身の濃い取り組みをしてくれていることを、大変誇りに思います。

僕自身はほとんど議論に参加できませんが、引き続き、必要な支援は行っていきます。

よろしく。

楠浦 拝


P.S.

弊社のコラムでも紹介しますが、以下の本、非常に良いですよ。例によって絶版ですが、「創造性を経営する」という、まさにテクノプロデューサー(TechnoProducer株式会社)と発明塾が日々実践していることが、テーマですから。




 

 


2021年3月5日金曜日

「特許」は「発明の独占」ではなく「発明の普及」のためのツール~発明塾第570回(2021年3月4日開催分)

 楠浦です。今回も、自身の発明の特許出願に向けて「自身で特許明細書と請求項を作成した」OBOGさんの持ち込み討議を行いました。

発明塾(学生向け)開始当初は、大半が、投資ファンドへの特許提案という形態をとっていました。もちろん、特許になればいいということではなく

実用化して普及させるために、どういう特許にすればよいか

を考えて提案するのですが、そこまで自分で行うわけではありません。

現在は、

自身の発明を、自身で実用化を推進し、普及させる

ために、どういう特許が必要か、あるいは、知財戦略をどうするか、から考えてもらいます。

「より進化した形態」

になっている、と言えるでしょう。


●特許は「実用化」と「普及」のツール~「独占」のためではない

以前から、発明塾では

特許は、実用化と普及のためのツールであって、独占が目的ではない

というお話をしています。

今回も、

どういう特許を取れば、スムーズに実用化と普及を進められるか

という視点で、考えてもらっています。

それが、知財戦略です。

基本中の基本です。

e発明塾講座の一つ

知財戦略(1)

「独占的普及」

という考え方を紹介しています。

発明塾で教えている基礎的な内容は、ほぼすべて教材化されており、その基本の基本が

e発明塾

です。発明塾での指導内容に興味がある方は、ぜひご活用ください。


●実用化のための「特許」~「アライアンス」を前提に特許を考える

発明家が、個人ですべての技術開発や製品開発、あるいは、事業開発を行うことは、現実的ではありません。また、アイデアを思いつくたびに会社を興していては、きりがありません。

どのようにして、周囲の人の力を借りるか。

アライアンスを前提にした知財戦略

を、考え抜く必要があります。楠浦は前職で

「アライアンスでかなりの失敗を経験」

しており、その時の経験を余さず盛り込んだ講座が

アライアンスと知的財産

です。あれほどの修羅場を皆さんが再度経験するのは、非効率というか、バカげています。僕も、二度と経験したくない事例ばかりです(笑 

ぜひ、上記の講座で、疑似体験して学んでください。


●普及のための「特許」~「オープンクローズ戦略」のための特許

実用化、つまり、アライアンスのための特許が、技術開発のような、「こちら側」(内側)の体制構築のための知財戦略だとすると、普及のための特許は、市場開発のための知財戦略であり、「あちら側」(バリューチェーンや市場)と対峙するためのものだ、と言えるでしょう。

ただ、

「どちらも、仲間づくりのための特許

であることには、変わりありません。

特許を一つのツールとして、どのように協力して、価値を生み出し、シェアしていくか

という視点で、特許を作り上げていくことが大事です。

忘れないでくださいね。

今回は、事情により参加できませんでしたが、次回は都合が合えば参加したいと思います。


楠浦 拝



2021年1月9日土曜日

「共有地の悲劇」を回避できる「普及のためのオープン・クローズ戦略」を考えて!~発明塾第569回(2021年1月7日開催分)

 楠浦です。新年一回目は、自身の発明の特許出願に向けて

「自身で特許明細書と請求項を作成した」

OBOGさんの持ち込み討議を行いました。


僕としては、分割出願も視野に入れて

「どの観点で取ると、(実質上)より広い範囲の権利が取れるか」

を考えながら、話を聞いていました。


参考にしたのは、以下の2つの講座で取りあげている

「3Mの特許・特許網」

です。OBOGさんには、発明塾で過去に作成した

「3Mの特許網分析レポート」

を共有しました。

このレポートは、「企業内発明塾」でも活用しています。過去塾生さんに感謝します。






今回は、化学系の発明なので、つい

「成分・組成をどうするか」

という視点に偏りがちですが、皆さんご存知の通り

「すこし成分・組成をずらした(変えた)、新たな発明」

により回避されてしまう可能性あります。組成や成分のパラメータだけに頼らず

「利用時の形態」

を想定して、よい権利の取り方が無いか、という討議をしました。


今回は、

「熱帯雨林の保護」

が一つのテーマになっていますので、

「普及のための、オープン・クローズ戦略」

も重要です。


経済学で


と呼ばれる

「みんなのものは、誰のものとも思われず、結果として、放置されて荒廃してしまう」

現象があります。


良く挙げられる例として、

「共有地である牧草地に、牧場主が牛を放牧する場合、自身の利益を第一に考えると、できるだけ短期間に、共有地の牧草を自身が飼う牛に食わせたほうが良く、その結果として、共有地である牧草地は一瞬で荒れ地になる」

があります。


多くの、いわゆる

「環境問題」(廃棄物の不法投棄などを含む)

は、同類の問題だとされています。


今回、せっかくですから、熱帯雨林の破壊を食い止めるために

「技術と知財」

を駆使した提案、具体的には、上記のような

「人間心理」

を逆手に取った、オープン・クローズド戦略を踏まえた提案が、支援機関や各国政府にできるとよいですね。


世の中をより良いものにしていくために

「技術と知財」

ができることは、まだまだありますよ。


楠浦 拝


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2021年1月3日日曜日

(動画あり)2020年ナレッジマネジメントセミナー基調講演~もっと創造的に!「良い仲間と良い議論」

以前より、発明塾は、「知識創造企業」(野中)を必須図書に指定し「知識創造モデル(SECIモデル)」を日々実践してもらうなど、組織的な知識創造を行いながら活動してきました。

10年の実績を認めていただき、先日、弊社TechnoProducer株式会社のクライアントにて、ナレッジマネジメントセミナーを開催してきました。

クライアント様のご厚意にて、無料公開できることになりましたので、以下の通り公開いたします。45分程度あります、お楽しみください。


10年越しで、我々の「知識創造の手法」と、その実績を認めていただける日が来ました。感慨深いものがあります。セミナーをご覧になられた、ナレッジマネジメントの専門家の方からは、

「仲間・多様性・信じる、などのお話は、まさに知識創造企業のお話しですね」

とのコメントをいただきました。

ナレッジマネジメントと知識創造についての最先端の取り組みとして、大きく取りあげていただきましたクライアント様の関係者の皆さまに、この場をお借りして深謝申し上げます。

10年にわたる実践の蓄積と継続的な実績を認めていただき、感謝しかありません。

発明手法やエッジ情報の探し方なども、皆さんのお仕事には十分役立つと思いますが、本当に一生役立つのは、この「実践で身につけた知識創造の手法」だと思います。

個々のテクニックにとらわれたり、しがみついたりするのではなく、もっと大きな視野を持って、発明塾で身につけたものを活かしてください。

皆さんの活躍を楽しみにしています。

楠浦 拝


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2020年12月18日金曜日

「化学」の分野で「実験せず」に特許を取れるの?楠浦の化学系発明の権利化経験から~発明塾第568回(2020年12月17日開催分)

 楠浦です。今回も、開催記録的なものになりますが、メモを残しておきます。

現在議論している発明の一つが、

「化学系」

の発明であるため、このまま出願できるのか、若干不安があるようですが、慣れた弁理士の方であれば問題ありませんので、まぁその辺はおいおいやっていきましょう。

僕が過去、出願を依頼した米国の弁理士は全員、実験データなんかいらないよ、無いなら無いで、どうとるか考えるんだよ、と言ってくれていました。

その通りだ、そう思いました。

詳しいことは、以下 note に書いています。

「化学」の分野で「実験せず」に特許を取れるの?~楠浦の化学系発明の特許化までを振り返る


まずは、書ける範囲で明細書を書いて、一度議論しましょう。


楠浦 拝



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2020年11月24日火曜日

「社会課題」から「顧客課題」に視点を移したのが成功要因~発明塾第567回(2020年11月23日開催分)

 今回は、楠浦も参加しました。備忘録と他OBOGへの報告を兼ね、簡単なメモを残しておきます。

自力である程度進められました、ということだったので、主に今後の進め方について討議しました。


結論から言うと、進んだ要因(成功要因)は

「社会課題」(ふわっとした課題)

から

「顧客課題」(どこのだれが何で困ってて、今どうしている)

へ視点を移したことでした。


以下、備忘のために整理しておきます。


1.「課題」にも、いろいろある

発明は「課題」と「解決手段」からなる、というのが発明塾の教えです。では、「課題」とは何か。実は、発明塾でいう「課題」のうち、一番「狭い」概念は

「技術課題」

です。その上に、

「顧客課題」

があります。

「顧客が、XXXで困っている、それが解決できないのはYYYの技術が完ぺきではないからだ」

みたいな構造を、想定しています。その上には

「市場課題」

「社会課題」

があります。

イメージとして例えば、人手不足により・・・みたいな話は、市場課題か社会課題である可能性が高いですね。CO2排出量が・・・みたいな議論は、たぶん社会課題ですね。



特にOBOGさんには、仕事って何?を考え直す機会にして欲しい。
自分の仕事が、世の中をよくする。
そういう仕事を、自分で作る。
待ってても始まりません。

2.「顧客課題」の仮説を立て、確認する

今回の持ち込みでは、おそらくこれではないか?という「顧客課題」の仮説が持ち込まれました。解決策になっていない、中途半端な取り組みが見つかったことで、仮説はある程度支持されたように思いましたが、日本ではなく海外の話であり、情報が限られていたので、ヒアリングでしっかり確認したいところです。

ヒアリングに進むためにも、

「特許出願」

をしておきましょう、という話になりました。

幸いにも、持ち込んだOBOGは、現在、知財の仕事に就いているため、出願は問題なさそうです。副業許可をきちんと取って、地道に社会実装に取り組んではどうか、というお話をしました。そういう時代ですから。


次回は、発明提案書(案)をもとに、出願&ヒアリング(セットで考える必要がありますよ)をどう進めるか、討議しましょう。


楠浦 拝



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2020年11月15日日曜日

「ヒアリング」を想定して、企画書と特許出願書類を仕上げる~発明塾第566回(2020年11月12日開催分)

 今回は、楠浦は参加できませんでしたが、OB・OGの持ち込みアイデア2件の討議が行われました。

備忘と報告のため、気づいた点を簡単に指摘しておきます。


1.「ヒアリング」に行くことを前提に、すべてを進める

議論や作業が進まない、あるいは、なんとなく堂々巡りになっている場合、

「次のステップは何か」

「そこに向けて何をすべきか」

を、明確にして、書き出して、机の前に貼っておきましょう。

例えば今回の例でいえば、そろそろ

「ヒアリング」

に行く前提で作業を進めたほうが良いのでは、という持ち込みがありました。



「フードテック革命」なかなかの良書です。
現在取り組んでいる発明の一つは
「フードテック」に該当すると思います。
発明塾では2012年頃から、継続的に、
フードテック関連の発明に取り組んでいます。

2.特許出願を行うタイミングと内容のバランス

ヒアリング前に、

「特許出願」

を行っておくべきかどうか、どこまでの内容を特許出願しておくか、考える必要があります。出願にはそれなりに時間がかかりますが、発明の競争力が失われないようにするために、ヒアリング前の出願は必須かなと思います。

ただ、この段階では

「課題」

に関する仮説が十分検証できていない可能性もありますので、

「課題がブレてもカバーできる権利範囲」

になるよう、請求項と実施例を作り込む必要があります。

そういう、柔軟な対応をしてもらえる事務所・弁理士の方に相談する必要がありますね。

もちろん、自分で書いてみる、というのも一案だと思います。


楠浦 拝


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2020年10月26日月曜日

企画の重要なステップ「ユーザーインタビュー」を正しく行う~発明塾第565回(2020年10月25日開催分)

楠浦です。

既に、完全自主開催になっておりますが、今回は、OBさんの要望で参加しました。

OBさんが、自身の発明について

「ユーザーインタビュー」(正確には、ユーザー候補)

を行われたので、その結果を振り返りながら、企画のブラッシュアップを行いました。


僕は、ユーザーインタビューを大変重要視しています。

前職で、ここを軽視して大失敗した事業企画を、

「特許情報を駆使したユーザーインタビュー」

で、立て直した経験があるからです。


その時の経験を振り返りながら、

「新規事業・新製品企画におけるユーザーインタビューの重要性」

について、お話ししていきます。


1.ペルソナで終わらず、まず「この人は絶対使ってくれそう」という人を一人、明確にする

今回の発明は、ユーザーが一般消費者、いわゆる、

「B to C」

の事業になると想定し、ヒアリングできそうなユーザーを探しました。企画書を作りましょう、というと

「ペルソナ」

を設定するところまでを行う人は多いのですが、ヒアリングを前提にして、個人属性まで落とし込めている人は、なかなかいません。

しかし、ヒアリングなしでいきなり製品リリース、があり得ないのは当然ですが、特に起業する人については、企画書作成段階で、入念にヒアリングをすることをお勧めしています。

ちなみに、

「B to B」(企業向け)

の場合、特許情報を駆使して、ヒアリングする価値のある個人を特定する、という方法はかなり上手くいくことが分かっています。もちろん、ヒアリング(ユーザーインタビュー)を受けてもらえるかどうかは、申し込む前の準備etc 次第で、疎かにすると、結局話が聞けずに終わる可能性があります。

そのあたりのお話は、以下ページ内の記事で紹介しています。

特許情報を用いた技術マーケティング(2008)の要点〜IPランドスケープへ関心のある方へ


「ユーザーインタビューをはじめよう」(ポーチガル)
この程度の本は、読んでおいて損はしないと思います。
他、デザイン思考の書籍なども、
ユーザーインタビューで非常に役立ちます。


2.顧客のペインを聞き出すために、話が聞ける相手を選ぶ

ユーザーインタビューにたどり着いたとしても、正しく話が聞けるとは限りません。関係構築が上手くいかなければ、結局、本当のところ、は聞けません。いわゆる

「顧客のペイン」

を聞き出す行為は、相手に不快な思いをさせてしまう可能性もあります。誰かに紹介いただく場合も含め、コンタクト時からユーザーインタビューは始まっている、という意識で慎重に進めましょう。

今回の場合、発明の応用用途としてヘルスケア・医療寄りの用途を想定し、ユーザーインタビューを計画しました。既にある程度、技術は固まっており、その

「用途探索」

いわゆる

「技術マーケティング」

という位置づけです。

OBさんは、新規事業の経験はありますが、ユーザーインタビューは初めて、ということでしたので、どの程度のサンプル(映像・企画書を含む)を準備して臨むのか、など、事前に、OBさんと僕で調整しながら進めました。

その甲斐があってか、知人経由で適切な方を紹介いただくことができ、また、非常に率直にお話を伺うことができました。

10月25日の発明塾では、ユーザーインタビューの結果を踏まえ、

✓ その用途で、勝てるのか
✓ その用途の最先端は、どこまで来ているのか
✓ その用途で、勝てる特許(強い特許)を出すとしたらどういうものになるか

などを、討議しました。


3.ユーザーインタビューの結果をもとに、企画を練り直す

今回は、やはりそこだったか、というズバリのお話が聞けましたが、思ったような話が聞けなかった場合

✓ 想定しているユーザーやペルソナ、あるいは、選定したユーザー候補が間違っている

✓ ヒアリング・インタビューが間違っている

の2つの可能性を念頭に置いて、ヒアリングに至るプロセスとヒアリング結果を、精査する必要があります。

今回のように良好なヒアリング結果が得られた場合も、舞い上がって、起業だ!製品開発だ!となるのではなく、そこで勝ち残れるか、再度検証する必要があります。また、ヒアリング結果にマッチする製品を開発する想定での特許も、再度考える必要があります。

現在、OBさんは既に特許取得は済ませていますが、その特許から分割出願を行い、補正できる状態にしてあります。これを活用して、ヒアリング結果までカバーできる特許を取得できないか、検討したいところです。

行けそうだ、とわかったということは、競合も参入してくる可能性が高い、と言えますので、ここからは、競合がどのような参入の仕方をしてくるか、などを想定して、企画を詰めていく必要がありますね。


楠浦 拝



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