「発明塾™」へようこそ!: 「世界の発明家」と真剣勝負しよう! ~ 大学生が専門家に「アイデア」で勝つ方法(発明塾第384回)

2017年6月1日木曜日

「世界の発明家」と真剣勝負しよう! ~ 大学生が専門家に「アイデア」で勝つ方法(発明塾第384回)

今回は、前言撤回で、定例の討議を復活しました。

この判断は、塾長代行の小塚さんによるものですが、ただしい判断だと思います。こういう「朝令暮改」のタイムリーな判断が、正しく出来ることが、リーダーとして重要ですね。

「正しいことを行う」(自分の発言や文脈に囚われない)

ことが、大切です。

さて、今日の討議を振り返っておきましょう。

超早口であったため、聞き取れていない可能性がありますしね(笑



● 「世界の発明家」とともに、世界最大級のオープン・イノベーションネットワークで活動する

これまで、発明塾はいろいろな発明コンテストや、企業からの依頼に取り組んで来ていますが、最も大きなものは

Xinova

です。最近では、コーヒー果肉(廃棄物だった)の用途開発でも、有名ですね。

僕は、同社の発明者ネットワークに参加し、2008年にアジアで Top8名 の発明家に選ばれるなど、それなりに結果を出してきました。

他の、世界Topクラスの発明家とも交流する機会をいただき、非常に刺激的な(かつ、荷が重い)議論に参加して、数多くの先鋭的な発明を創出する経験も、させてもらいました。

現在、同社のネットワークでは、大学の教授や専門家を中心に、数万人の技術者や学者が、日々発明に取り組んでいるとされています。
(会員登録すれば、誰でも、彼らと交流することができます)

1つ覚えておかなければならないことは、彼らと

「戦っている」

という側面があることです。もちろん、協力することもできますが、その場合も、協力しているメンバー以外のメンバーについては、彼らと戦っていることには、変わりありません。

「世界中の専門家」

と戦って

「未来を先読みし、先んじて発明を創出する」

ということが、Xinovaというオープン・・イノベーションネットワークに参加し、同社のコンテストに参加することだということを、忘れてはいけません。

「求められるテーマについて、新しく、価値のあるアイデアを、早く出す」

という勝負です。そして、相手は

「専門家であり、技術者や学者」

です。大学生が彼らに勝つために、何をすべきか。僕はそれを知っています。

なぜなら僕は、同社のコンテストで、約5年の間

「専門外の分野で、次々と発明を創出し、常に高い評価をいただいてきた」

からです。

「発明には、(上達するための)確実な方法があります」



(画像をクリックすると Amazon.co.jp のサイトへ移動します)
Amazonのプログラムを利用して画像を引用することにしました。
世界中の人が「発明」に取り組んだ結果、
今があります。



● まず、問題を理解し、毎日取り組む ~ 時間との勝負

今から

「発明に取り組んでみたい」

という方に最初にアドバイスすることを想定して、以下、記載します。

あまり、いろいろ言っても理解できないので、3つに絞ります。

ちなみに、僕が指導をしている姿を見たある方は、

「楠浦さんは本気ですね」

と仰ってました。

本気以外の「気」で指導する意味がわからないので、僕はいつも本気です。また、本気で指導しないと、相手にも失礼だと考えます。

なので、以下は、本気のアドバイスです。

・ まず、問題を理解する
・ 毎日取り組む
・ 時間との戦いであることを忘れない


1)まず、問題を理解する

Xinovaのコンテストで配布される「RFI」と呼ばれる資料は、A4で20ページ程度、アタリマエですが、全て英語で記載されています。専門用語もどんどん出てきます。

過去の経験から言うと、6-8割ぐらいの学生さんが、これを読む時点で、挫折しています。
(最近は、英語が堪能な学生さんが増えてきたせいか、さほどでもない気がしますが、最初の頃は、全く英語が読めない学生さんも多かったように記憶しています)

ネットで調べながら、一字一句きちんと理解することの積み重ねでしか

「求められている発明がどのようなものか」

を理解することはできません。

問題を理解せずに、回答するのはナンセンスですから、まず、問題を理解しましょう。

全てはそこから始まります。

時々、頓珍漢な発明を出す学生さんがいます。そこで初めて、問題が理解できてないんだなと僕が気づきくことがありますが、もはや手遅れです。


2)毎日取り組む

これもアタリマエなんですが、発明塾では

「毎日15分、週に一度は数時間」

を標語にしていた時期がありました。

これで十分、という意味ではなく、最低限、という意味です。

小塚さんと安富さんに聞いたら、

「毎日1-2時間やってました」

とのこと。それでも少ない気がして、彼ら頭がよかったんだなと、改めて痛感しました。
(僕は、最盛期は 1日3-5時間 以上取り組んでました)

納得行く発明を出すために、どうするかという問題であって、何時間やればいいという問題ではないので、念のため。できるようになれば、「効率」を上げることが重要になりますが

「出来もしないことの効率を上げる」

ことは、不可能です。どっちもつかずの、中途半端な状態が延々と続くだけです。


3)時間との戦いであることを忘れない

繰り返しですが

「他の専門家より、早く発明を創出し提出する」

必要があります。

よく言われることでもありますし、僕の経験からも言えることですが、

「他の人も、同じタイミングで、同じような事を考えている」

ものです。Xinovaのコンテストでも、何度か

「もうすでに、似たようなのが何件か出てるんですよねー」

ということが、ありました。

「とにかく早くアイデアを出す」

ことが重要であるとともに

「より良いアイデアが出た場合、すぐに乗り換える」(損切り)

も重要です。僕の手元には、書きかけの提案書が、多数転がっています。おもしろいことに、5年ほど前に出した発明が、今、巷で話題になっている製品と非常に近いものであることが、よくあります。



● 発明の面白さは「未来予測」であり「預言」~ マイクロソフト 元CTO は「Propheting」と呼ぶ

「発明って何か大変そう」

どう思われたかもしれませんので、最後に1つ楽しい話を(笑

発明の面白さは、

「未来を預言すること」

だと感じます。少し控えめに言うと

「他の人より少し早く、未来を覗き見ることができる」

ような楽しさです。

預言と言うと、何か大げさな話に聞こえますが、

「未来はこうなるだろう」

というビジョンに従って、そこに必要となる技術を発明していくスタイルを

「Propheting Invention(預言的発明)」(発明塾用語です)

と呼びます。これは、発明の手法として一般的なもので、僕が、 Microsoft 元 CTO と 発明について議論した際、彼は

「ミスター クスウラ のやり方は、Propheting だね、それが出来るのは素晴らしいよ」

と言ってました。

実際、Xinova のコンテストで討議した各種発明テーマは、5-10年ほどすると、ニュースに出てきます。

皆さんも是非、

「未来を垣間見る楽しさ」

を共有したいですね。


楠浦 拝



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