「発明塾®」へようこそ!: 塾長の部屋
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2020年5月1日金曜日

「塾長」の最後の役割は「心理的安全性」を担保する「警官」役~10年を振り返り、11年目をスタート(発明塾第555回/第556回/第557回/第558回/第559回/第560回/第561回/第562回

3月26日、および、4月5日、9日、12日、16日、19日、23日、30日の開催報告になります。

楠浦は直接参加していませんが、討議ログは(一部)見ている、という状況です。

にもかかわらず、新たに参加したメンバーも、

「とても良い発明」

を出しています。


弊害として、

「発明塾の考え方をよく理解していない人が、議論をかき乱す」

という事象も出ていますが、そこは、僕の責任で迅速かつ厳格に対応しています。

僕が一番嫌いな

「不毛な議論」

には、今後も迅速に対応します。


これは、僕に残された、

「塾長」

としての、最後の役割だと認識しています。
(「心理的安全性」を担保する「警察」の役割)


僕が参加しない形式での運営は、次のステップへの準備のためであることは、以前にどこかに書いた通りです。

次のステップが何か、については、タイミングを計っているところですが、おそらく近々発表できると思います。

1年ほどかけて準備してきたことですので、特に大騒ぎはしません。

皆さんご存知の通り、これが、僕のスタイルです。
(中身のないアピール、PRをしない)

中身がない段階での注目は

「害でしかない」

というのが、僕が前職で学んだことです。
(周りが騒がしくなり、中身に集中できなくなります)


ちなみに、3月の中旬ごろに、11年目に突入していますので、一見、5月1日は節目でも何でもありませんが、後々

「今日(正確には昨日)が、節目だったんだ」

ということは、OBOGには見えてくると思いますので、またその時に。


とにかく僕は、中身のない大騒ぎ(こういうこと始めました!でも中身はない!)が、とても嫌いなんです。

ある種の企業の経営には必要かもしれませんが、僕には、人生の無駄でしかないと思えてしまうからです。



「最高の脳で働く」
原書読んでましたが、復習兼ねて日本語訳を購入。
いつも言ってることが書いてあります。
なら買う必要ないか・・・。


●「発明塾」@東京

先行して開催していた東京のもっとも古い記事を、以下に掲載しておきます。

発明塾@東京 第11回開催報告
https://edison-univ.blogspot.com/2010/06/

場所や時間の制約があり、また、当時は3G回線ということで、僕がWIFI端末を3台ぐらい持ち歩いてた時期ですね。歩くWIFIステーションでした。懐かしい・・・

参加期間が短い人が多いのが東京の特徴ですが、であるにもかかわらず、当時の参加者とは、いまでも(意外に)繋がっており、

「そういうもの」

だということを感じます。所属(参加)期間が短かった方も、今後も、遠慮なく声掛けください。

今後、OBOG会活動に、ある程度の資源を配分していく予定です。


●「発明塾」@京都

発明塾=京都、というイメージが強いですが、それは僕が、そうしてきただけの話です。

当時、立命館大学のMOT講義の非常勤を担当しており、また、京都大学でもいくつか講義を持っていたので、(東京に住んでいるにもかかわらず)京都を軸に活動する方が、いろいろやりやすかった、ということです。

もちろん、僕の母校である 学校法人立命館 および 京都大学 の方々のご理解ご支援によるところも大きく、改めて、関係者の皆様に感謝申し上げます。

母校出身者の

「発明家」(というか、変な人)

ということで、学生さんも温かい目で見守ってくれた、ということもあると思います。

参加した学生さんはもちろん、少しでも興味を持ってくれた皆さんに、本当に感謝しております。

京都に関しては、既に名前が出ている人でいうと、Sugano さん、Ozuka さん、Yasutomi さんが、積極的に引っ張ってくれましたが、名前を出していない長期在籍の塾生さんも、みな等しく貢献してくれたと感じています。名前が出ない方が平穏な人生が送れますから、出しません。50ぐらいになったら、僕の言ってることがわかると思います。

京都の初回は、以下ですね。

(発明塾@京都 第1回開催報告)
https://edison-univ.blogspot.com/2010/07/1.html



その後、オンラインに移行し、京都や東京という

「地域」

の区別は意味をなくしました。当り前です。

発明塾は

「世界の頭脳をつなぐ」

ための仕組みだからです。

僕が

「世界中の発明家と一緒に発明をしてきた」

という経験を、皆さんが

「より進化した形で」

味わい、利用し、結果を出すように、していきます。

一歩一歩、着実に。


楠浦 拝



P.S.
ということを書いていると、恩師から電話が!
以下記事の先生です。

(恩師の叙勲を機に「弾性力学」「破壊力学」を振り返る~井上先生おめでとうございます!)
https://note.com/kusuura/n/nd91fed4da181

どうやって見つけていただいたか不明ですが、見ましたよ!というメールを、昨日頂いておりました。

もう80になられたとのことですが、お声を拝聴する限り、まだまだお元気そうでした。



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2019年12月7日土曜日

(動画あり)発明は「証明問題」~「答え探し」のワナにハマるな!(第516回/第517回/第518回/本を語る会@特許情報フェア2019)

本を語る会の内容は、note の方にも書こうと思っておりますが、取り急ぎ、塾生さんへの報告を兼ねた記事として、ここに、この2週間ぐらいの情報を羅列しておきます。
(本 Blog は、基本的に、企業内発明塾を含む、塾生 および 塾OBOG を対象にしています)

塾の開催報告としては、11月28日、12月1日、12月5日分に該当します。 今月から、週2回開催になっています。

といっても、既に楠浦は討議にオンタイムでは参加していませんので、討議記録を見てのコメント、および、現時点で僕が考えていることの羅列になります。


● 発明塾での討議の進め方について

①3か月でアウトプットする
討議でも出たかと思いますが、3か月という期間で必ずアウトプットすること、これにコミットしてください。理由はたびたび話していますので、ここでは触れません。

「原理原則」


「自分で」

守ってください、というだけの話です。僕自身、子供のころから

「勉強しろ」

とか

「締切を守れ」

と言われたことがないため、何かを

「言われないといけない(やらない)」

という状況が、よくわかってません。
(だったら、最初からやんなきゃいいよね、と思ってしまう)

②「問い」を意識する
これも、繰り返しですが、備忘録として書いておきます。塾生さんは、僕が常用している問い、特によく使うと思われる100程度について、いつでも見れるようにしています。

これを駆使してください。

「いかにして問題を解くか」(ポリヤ)
発明を工学的に扱う上で、とても参考になります。
発明塾必須図書です。


● 発明は「証明問題」/課題をどう見つけるか/発明に「工学的」に取り組む

特許情報フェア2019の

「本を語る会」

の動画を、eパテントの野崎さんにアップいただきました。


2019年11月7日@特許情報フェア(16:00-)


詳しくは、動画を見ていただくとして、要点を箇条書きにしておきます。

✓ 重要なのは「発見的推論

✓ 発明は「証明問題」であり、答え探しにハマらないことが大事
 (仮説を立てて証明に取り組む、正しい答えがどこかにある、誰かが答えを知っているという意識を捨てる

✓ 「課題」はいくらでもある、気づいてないだけ

✓ 「感性」「意識」「ひらめき」の問題にせず、「有限時間」で必ず答えが出る「工学的問題」として、発明に取り組む

「死角」をついていない仮説は、価値はゼロ

✓ その仮説が「死角」に入っている理由が、説明できるか? 

「ハイリスク・ハイリターン」を狙わないアプローチは、「ローリターン」になる、つまり、「中途半端」な結論になってしまうことを理解する
 (それでもローリターンを狙うことは、あり得るし、否定はしない)

✓ ハイリスク・ハイリターンなアプローチを「早く」回していくことで、リスクを下げる
 (ピボット、行きがけの駄賃、アイデアを育てる、の話)


言いたかったけど言えなかったことも多数あります、時間が限られてますからね。

また、こういう機会があれば、お話していきます。


楠浦 拝



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2019年10月27日日曜日

「京都大学ものつくり講義2019」ご報告 ~ 「挑戦」とは何か

本年も、京都大学工学部機械系にて開講中の

「ものつくり講義」

の一コマを、担当させていただきました。

ありがとうございました。

一部内容は、以下で報告させていただきました。

note)「関わるすべての人を幸せに」する仕組みが「ビジネスモデル」


こちらでは、スライドの抜粋を紹介しつつ、もう一つのメッセージ

「挑戦」

について、取りあげます。

このテーマで、過去、京都大学にて一度、講演をさせていただきました。

(「挑戦」が人を育てる/「ペイシェント・キャピタル」の重要性)
https://edison-univ.blogspot.com/2017/11/406.html


良いきっかけをいただきましたので、その後も、

「挑戦」

について、発明塾らしい、何か良い表現がないかと探していました。

最近、以下の本に、出会いました。

マツダ 心を燃やす逆転の経営


講義でも、早速紹介させていただきました。



皆さんの

「挑戦」

のきっかけにしていただきたい、という願いを込め、本年は、学生さん向け発明塾で過去取り組んだ発明について、その

「背景」

にあたるエッジ情報を紹介しました。

そして、レポート課題として

「新たなアイデア」

を考えてみてもらえませんか、と出席者の皆さんへ提案しました。


エッジ情報としては、

「水問題」
「先端医療」
「ゴミとリサイクル」
「エネルギーと食料」

など、顕在化しつつある

「社会課題」

に関するもので、

「ちょっとした発想の転換」

で生まれた、世界の起業家たちのアイデアを、厳選し紹介しました。


レポートを読むのが、今から、とても楽しみです。


楠浦 拝



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2019年10月20日日曜日

「発明」(設計)に、終わりはない~「終わらせたいバイアス」と戦う「知的忍耐力」~ 発明塾第509回/第510回

10日開催は参加、17日開催は一部参加(文字で)になりました。

今後も、文字参加になる機会が増えそうですので、日々&主体的に進めてください。

まとまった時間は取りづらくなっていますが、日々、であれば支援は可能です。スキマ時間が活用できるからです。


さて、10日は、

「発明というものについての全体観」

を、少し話しました。

「発明とは、解析的に解くことができない問題である」

ということを、強く意識する必要があります。

それは、やろうと思えば、いくらでもやれてしまう、終わりのない作業であることを意味します。


楠浦の発明法は、それを踏まえ

「発明問題を、工学的に解く」

ことを、強く意識したものです。

それは、楠浦が

「設計者」

だからです。

「有限の時間内に、費用対効果に見合うアイデアを出す」

方法、それが、発明塾の発明法(設計法)です。



「零戦 その誕生と栄光の記録」堀越 二郎 著
実は、まだ、読めていませんでした。
良い機会ですので、読むことにしました。
アマゾンで、1円でした。

もう一つ

「分野を問わず、どんな問題でも解ける方法」

です。これも

「工学」

的な考え方の、なせる業です。

解くべき式の定義さえできれば、分野は関係なくなります。

そのような

「適度な抽象化」

が重要です。

これは例えば、かの

「GE(ジェネラル・エレクトリック)」

の、

「創造的問題解決」

のテキストでも取り上げられている、

「ゴードン法」

に、似た部分があります。


10日の講義の補足として、過去の関連記事を、リストアップしておきます。

★印のものは、過去、あまり紹介していないと思います。

短いものですので、ぜひ目を通しておいてください。

技術系の方に参加いただくことが圧倒的に多い、「企業内発明塾」の方にも、参考にしていただけると思います。


なぜ調べるのか
数値解析の手法の1つ「ニュートン法」とのアナロジーで、簡潔に、発明塾のアプローチを説明しています。

塾長の部屋(40)~「設計」と「発明」が持つ「アート的」面白さ
楠浦が、発明問題を「設計」問題として解いている、解けている「背景」を説明しています。

再び「設計」論~発明塾京都第144回開催報告
発明塾で、楠浦の発明法の背景にある「設計論」について説明した時のものです。塾生さんが参考図書を紹介してくれました。

発明塾京都第145回開催報告~「なんでもよいから目標を立てよ」
上記で紹介した参考図書について、続きの紹介があります。

発明塾京都第157回開催報告~「発明塾式」のおさらい
「発明塾式」発想法の要点を、簡潔に紹介しています。


今後も引き続き、よろしくお願いいたします。


楠浦 拝


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2019年10月10日木曜日

皆さまと一緒に、日々発明を行うことを通じ、世界を変えていくのが「発明塾®」

「発明塾」も、活動開始から10年を過ぎ、いよいよ大詰め、集大成の時期に入ります。

長らく、温かく見守っていただいた関係者の方々に、篤く御礼申し上げます。


企業内「発明塾」開催企業も、徐々に増えてきました。日々、新規事業の企画、研究・開発テーマの企画、あるいは、10年20年先のビジョン、について、参加者の皆様と共に、作業と討議を繰り返しています。

一緒に参加いただける、開催企業の企画部門の方や知財部門の方、つまり、「支援者」の方の全面的なご協力により、必ず成果が出る、という状態を継続できています。

ありがたい限りです。


僕は、学生さんの塾生、企業内発明塾の参会者/支援者の方、弊社OBOG、など、発明塾の考え方を理解し、日々実践していただける方を増やし、世界を変えていく、ことが、発明塾が目指すべきことだ、と考え、特にこの5年ほどは、そのための土台になる


の開発に、資源を集中的に投資してきました。


ようやく、成果が出始めてきました。

発明塾で教えている、発明と知財に関する基本的な内容は、ほぼ、上記の

e発明塾

で網羅することができました。

あと少し、残っていますが、これは、2020年前半には、完了させます。
(それまでは、相変わらず、少し人づきあいが悪い、という状態が続きます)


「創造力」(西堀)
西堀先生は、探検家でありながら技術コンサルタントという
異能の方。母校 京都大学 の大先輩でもあります。
「個性は変えられないなら、活かそう」と仰ってます。


一方で、

「過去発明について、その経緯などを事例として紹介してほしい」

という要望も出てきました。

今は、数百ある過去発明の中から、さて、どれを選ぼうか、という段階ですが、今後はそういったことにも取り組んでいきたいと考えています。


できれば、高校生や中学生にも、発明について知ってもらうための、良い事例を提供したいと考えています。

もちろん、企業で私と一緒に発明に取り組んでおられる


生の方にも、参考にしていただけるように、と考えています。


今後も引き続き、よろしくお願いいたします。



楠浦 拝



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2019年5月2日木曜日

発明において「SECIモデル」を意識する~発明塾第483回

今回は、持ち込みというよりは質問に答えることがメインでした。
ユニークブレインラボの鈴木さんにも参加いただきました)

以下に、概要を簡潔に。



「課題-解決ロジックツリー®」 から始める

主な質問は

「エッジ情報からの、仮説創出に有効な方法がありますか?」

でした。

僕のアドバイスは以下です。

「”課題-解決ロジックツリー”® を作りましょう」

だいたい、これに尽きます。


e発明塾では

「課題解決思考(1)」 https://e-hatsumeijuku.smktg.jp/public/seminar/view/26
「課題解決思考(2)」 https://e-hatsumeijuku.smktg.jp/public/seminar/view/27

が、今回の指導内容に該当します。


発明に必要なテクニックというかスキルの大半は、頭の使い方、のようなものですが、これを意識しながらアイデアを出すことは難しいでしょう。

したがって、いかに、その頭の使い方を

「身体化」

するかが重要なポイントになります。

「課題-解決ロジックツリー®」

は、そのためのツールの一つです。


一人で作業を行う場合

「対話」

するためにも、

「課題-解決ロジックツリー®」

は重要になります。

「創造は対話から生まれる」

と、僕は思っています。

では

「一人で、対話をどう効果的に行うか」

が重要になります。

そういうことです。


関連するところで言うと、発明塾では、

「情報の整理からアイデア創出まで」

のプロセスにおいて、および、それら

「発明法の習得」

自体においても、以下書籍を参考に、独自の

「SECIモデル」

を回しています。

その中で、

「アウトプット」(表出化)

は、重要なパーツの一つになります。

この本は、何回読んでも発見があります。

日本語版を読み慣れた方は、英語で読むことも、オススメします。


「知識創造企業」(野中)
最初に読んだのは、たぶん2000年頃だと思います。
それ以来、仕事では欠かせない本の一つです。
設計でも、経営でも、同じ方法が使えます。
良いツールは、万能なんですね。


高校生塾生さんも、読んでみましたということだったので、今後が楽しみです。

高校生ということもあり、まずは、課題-解決ロジックツリー® を作りながら

「感覚」

を掴んでもらうことを重視しつつ、進めます。


中学高校では、

「暗黙知」

的な部分の取り扱いは、部活でしか習わないので、頭でっかちになりすぎる可能性が怖いからです。

発明塾でよく言う

「過学習」

問題ですね。

「教えすぎの罠」
「学び過ぎの罠」

とも、呼びます。
(発明塾独自の用語で、造語です)



楠浦 拝




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