「発明塾®」へようこそ!: 発明において「SECIモデル」を意識する~発明塾第483回

2019年5月2日木曜日

発明において「SECIモデル」を意識する~発明塾第483回

今回は、持ち込みというよりは質問に答えることがメインでした。
ユニークブレインラボの鈴木さんにも参加いただきました)

以下に、概要を簡潔に。



「課題-解決ロジックツリー®」 から始める

主な質問は

「エッジ情報からの、仮説創出に有効な方法がありますか?」

でした。

僕のアドバイスは以下です。

「”課題-解決ロジックツリー”® を作りましょう」

だいたい、これに尽きます。


e発明塾では

「課題解決思考(1)」 https://e-hatsumeijuku.smktg.jp/public/seminar/view/26
「課題解決思考(2)」 https://e-hatsumeijuku.smktg.jp/public/seminar/view/27

が、今回の指導内容に該当します。


発明に必要なテクニックというかスキルの大半は、頭の使い方、のようなものですが、これを意識しながらアイデアを出すことは難しいでしょう。

したがって、いかに、その頭の使い方を

「身体化」

するかが重要なポイントになります。

「課題-解決ロジックツリー®」

は、そのためのツールの一つです。


一人で作業を行う場合

「対話」

するためにも、

「課題-解決ロジックツリー®」

は重要になります。

「創造は対話から生まれる」

と、僕は思っています。

では

「一人で、対話をどう効果的に行うか」

が重要になります。

そういうことです。


関連するところで言うと、発明塾では、

「情報の整理からアイデア創出まで」

のプロセスにおいて、および、それら

「発明法の習得」

自体においても、以下書籍を参考に、独自の

「SECIモデル」

を回しています。

その中で、

「アウトプット」(表出化)

は、重要なパーツの一つになります。

この本は、何回読んでも発見があります。

日本語版を読み慣れた方は、英語で読むことも、オススメします。


「知識創造企業」(野中)
最初に読んだのは、たぶん2000年頃だと思います。
それ以来、仕事では欠かせない本の一つです。
設計でも、経営でも、同じ方法が使えます。
良いツールは、万能なんですね。


高校生塾生さんも、読んでみましたということだったので、今後が楽しみです。

高校生ということもあり、まずは、課題-解決ロジックツリー® を作りながら

「感覚」

を掴んでもらうことを重視しつつ、進めます。


中学高校では、

「暗黙知」

的な部分の取り扱いは、部活でしか習わないので、頭でっかちになりすぎる可能性が怖いからです。

発明塾でよく言う

「過学習」

問題ですね。

「教えすぎの罠」
「学び過ぎの罠」

とも、呼びます。
(発明塾独自の用語で、造語です)



楠浦 拝




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