今回は、持ち込みというよりは質問に答えることがメインでした。
(ユニークブレインラボの鈴木さんにも参加いただきました)
以下に、概要を簡潔に。
●「課題-解決ロジックツリー®」 から始める
主な質問は
「エッジ情報からの、仮説創出に有効な方法がありますか?」
でした。
僕のアドバイスは以下です。
「”課題-解決ロジックツリー”® を作りましょう」
だいたい、これに尽きます。
e発明塾では
が、今回の指導内容に該当します。
発明に必要なテクニックというかスキルの大半は、頭の使い方、のようなものですが、これを意識しながらアイデアを出すことは難しいでしょう。
したがって、いかに、その頭の使い方を
「身体化」
するかが重要なポイントになります。
「課題-解決ロジックツリー®」
は、そのためのツールの一つです。
一人で作業を行う場合
「対話」
するためにも、
「課題-解決ロジックツリー®」
は重要になります。
「創造は対話から生まれる」
と、僕は思っています。
では
「一人で、対話をどう効果的に行うか」
が重要になります。
そういうことです。
関連するところで言うと、発明塾では、
「情報の整理からアイデア創出まで」
のプロセスにおいて、および、それら
「発明法の習得」
自体においても、以下書籍を参考に、独自の
「SECIモデル」
を回しています。
その中で、
「アウトプット」(表出化)
は、重要なパーツの一つになります。
この本は、何回読んでも発見があります。
日本語版を読み慣れた方は、英語で読むことも、オススメします。
「知識創造企業」(野中)
最初に読んだのは、たぶん2000年頃だと思います。
それ以来、仕事では欠かせない本の一つです。
設計でも、経営でも、同じ方法が使えます。
良いツールは、万能なんですね。
高校生塾生さんも、読んでみましたということだったので、今後が楽しみです。
高校生ということもあり、まずは、課題-解決ロジックツリー® を作りながら
「感覚」
を掴んでもらうことを重視しつつ、進めます。
中学高校では、
「暗黙知」
的な部分の取り扱いは、部活でしか習わないので、頭でっかちになりすぎる可能性が怖いからです。
発明塾でよく言う
「過学習」
問題ですね。
「教えすぎの罠」
「学び過ぎの罠」
とも、呼びます。
(発明塾独自の用語で、造語です)
楠浦 拝
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