今回も、8月29日、および、9月5日の2回分の振り返りです。
ログの振り返りについて、積極的に行っているようで、よかったです。
●「時」を味方につける
現在の運営方法(自身で出したい成果を出すために、発明塾で討議を行う)だと、各自が
「自身で締め切りを決め」
スケジュールを組んで進める必要があります。
「毎週、討議があるから何となく参加する」
では、永久に成果は出ません。
自身で
「いつまでに、どんな成果を出したいのか」
を明確にし、
「討議が、あろうが、なかろうが」
進める必要があるはず、ですよね。
討議は目的ではなく、手段なのです。
典型的日本人にありがちな
「手段の目的化」
が起こっていませんか?、ということです。
各自が、協力し合いながら、日々きちんと発明を進めていれば、集まった時に、
「そこでしかできない話」
ができます。
「必然性」
の話しですね。
ちなみに、
「自身で出したい成果を出すために、発明塾に参加する」
と同じ運営方針です。
「創造的想像力」「暗黙知の次元」
後者は、過去、何度か紹介して必須図書にあげています。
前者は、その補足として、役立つと感じています。
●自身は、どういう発明に取り組みたいのか/取り組むべきなのか
そもそも、
「自身は、どういう発明に取り組みたいのか/取り組むべきなのか」
について、皆さん、きちんと(自身の心の声に向き合い)考えてみるのが良いのかもしれませんね。
例)後から見ると非常にシンプルで、世の中に大きなインパクトを与え、発表してしばらくすると皆がやりたがるような発明
これは、楠浦がいつも意識していることです。
楠浦の経歴から紹介すると、
「ナノインプリント」
は、とてもシンプルで、シンプルがゆえに技術的には難しかったものです。
「風力発電」
は、近々、世の中に大きなインパクトを与えるだろうと、考えたものです。
当時は、(私の周りの人の大半は)誰も、この発電装置が電源構成の5%を超えるまで普及するとは信じなかった(1%ぐらいはいくかもしれないけど、という感じ)のですが、その後、世界中に巨大な市場がうまれ、急拡大し、どんどん普及しています。
皆さんが今から目標を立てるのであれば、定量的にして、
「どれぐらいのインパクト(何億人の生活に影響を与える)」
「いつ頃(20xx年に、実用化/どの程度普及する)」
などの項目を付け加えると、わかりやすいでしょう。
そうやって、将来目指す姿を具現化し、ありありと描くことが、これから
「やりたいことを、自ら作っていく(見つける、ではない)」
皆さんにとって、大切ではないかな、と思います。
楠浦 拝
=======
(楠浦からのレターが、無料で週に1‐3回届く、とお考え下さい)