「発明塾®」へようこそ!: 「時」を味方につける/出したい発明のイメージを持つ~発明塾第503回/第504回

2019年9月7日土曜日

「時」を味方につける/出したい発明のイメージを持つ~発明塾第503回/第504回

今回も、8月29日、および、9月5日の2回分の振り返りです。

ログの振り返りについて、積極的に行っているようで、よかったです。

このあたり、来週のメルマガでも、触れます。



●「時」を味方につける

現在の運営方法(自身で出したい成果を出すために、発明塾で討議を行う)だと、各自が

「自身で締め切りを決め」

スケジュールを組んで進める必要があります。

「毎週、討議があるから何となく参加する」

では、永久に成果は出ません。


自身で

「いつまでに、どんな成果を出したいのか」

を明確にし、

「討議が、あろうが、なかろうが」

進める必要があるはず、ですよね。


討議は目的ではなく、手段なのです。


典型的日本人にありがちな

「手段の目的化」

が起こっていませんか?、ということです。


各自が、協力し合いながら、日々きちんと発明を進めていれば、集まった時に、

「そこでしかできない話」

ができます。

「必然性」

の話しですね。


ちなみに、

「自身で出したい成果を出すために、発明塾に参加する」



と同じ運営方針です。

ですので今後は、企業内発明塾と同じような段取りで、進めていきます。



今回紹介した、2冊のポランニー。
「創造的想像力」「暗黙知の次元」
後者は、過去、何度か紹介して必須図書にあげています。
前者は、その補足として、役立つと感じています。



●自身は、どういう発明に取り組みたいのか/取り組むべきなのか

そもそも、

自身は、どういう発明に取り組みたいのか/取り組むべきなのか

について、皆さん、きちんと(自身の心の声に向き合い)考えてみるのが良いのかもしれませんね。


例)後から見ると非常にシンプルで、世の中に大きなインパクトを与え、発表してしばらくすると皆がやりたがるような発明


これは、楠浦がいつも意識していることです。

楠浦の経歴から紹介すると、

「ナノインプリント」

は、とてもシンプルで、シンプルがゆえに技術的には難しかったものです。

「風力発電」

は、近々、世の中に大きなインパクトを与えるだろうと、考えたものです。

当時は、(私の周りの人の大半は)誰も、この発電装置が電源構成の5%を超えるまで普及するとは信じなかった(1%ぐらいはいくかもしれないけど、という感じ)のですが、その後、世界中に巨大な市場がうまれ、急拡大し、どんどん普及しています。



皆さんが今から目標を立てるのであれば、定量的にして、

「どれぐらいのインパクト(何億人の生活に影響を与える)」
「いつ頃(20xx年に、実用化/どの程度普及する)」

などの項目を付け加えると、わかりやすいでしょう。


そうやって、将来目指す姿を具現化し、ありありと描くことが、これから

「やりたいことを、自ら作っていく(見つける、ではない)」

皆さんにとって、大切ではないかな、と思います。



楠浦 拝




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