8月15日、22日、24日(投資部)の3回分まとめて、で失礼します。
過去ブログに、既に繰り返し書いてあるようなことは、今更書いても仕方がないので、あまり書いていないこと、最近取りあげていないこと、を報告兼ねて取り上げます。
過去ブログに、既に繰り返し書いてあるようなことは、今更書いても仕方がないので、あまり書いていないこと、最近取りあげていないこと、を報告兼ねて取り上げます。
● 発明の本質は「複数」の先行技術と比較して把握する
発明の本質の把握は、
「一番近い発明(先行技術)」
と比較して、把握する、と、以下講座で教えています。
(発明提案書のための発明の把握法)
発明の本質の把握は、
「一番近い発明(先行技術)」
と比較して、把握する、と、以下講座で教えています。
(発明提案書のための発明の把握法)
https://e-hatsumeijuku.techno-producer.com/hatsumei-haaku
開発の過程で生まれた成果を、特許化するための発明提案、であれば、上記の考え方で、あまり問題はありません。いわゆる、特許性のあるポイントの把握、がメインだからです。
脱線しますが、自身があげているよりもっと近いものが見つかる、ことが多いので、
「もっと近いものがないか」
と、もっと調査に力を入れるべき、という話しが出ることはあります。
しかし、発明を育てるために、自身の発明の本質を把握したい場合、必ず
「複数の先行技術」
と比較して、作業を進める必要があります。
例えば、ですが、以下のような表を作ります。
開発の過程で生まれた成果を、特許化するための発明提案、であれば、上記の考え方で、あまり問題はありません。いわゆる、特許性のあるポイントの把握、がメインだからです。
脱線しますが、自身があげているよりもっと近いものが見つかる、ことが多いので、
「もっと近いものがないか」
と、もっと調査に力を入れるべき、という話しが出ることはあります。
しかし、発明を育てるために、自身の発明の本質を把握したい場合、必ず
「複数の先行技術」
と比較して、作業を進める必要があります。
例えば、ですが、以下のような表を作ります。
(特許業界の方は、見慣れた表だと思います)
発明塾での演習用に作成した、
簡略化した表です
ちなみに、これは、
「強い特許」
を作るために、発明をとらえ直す場合にも有効です。
(強い特許の作り方)
https://e-hatsumeijuku.techno-producer.com/tsuyoitokkyo
また脱線しました。さて、
「近い」
と言っても、
「これは、分野(用途)が近いけど、構成要素が少し違う」
また脱線しました。さて、
「近い」
と言っても、
「これは、分野(用途)が近いけど、構成要素が少し違う」
「これは、用途は全く異なるけど、構成要素がほぼ同じ」
など、いろいろな
「近さ」
があります。複数の、
「近い先行技術」
と、一つ一つ比較し、
「本当のところ、何が新しい着眼点なのか」
を明らかにして、育てていきます。
構成要素を比較する表については、以下講座で、かなり詳しく取り上げています。
(特許権侵害回避)
など、いろいろな
「近さ」
があります。複数の、
「近い先行技術」
と、一つ一つ比較し、
「本当のところ、何が新しい着眼点なのか」
を明らかにして、育てていきます。
構成要素を比較する表については、以下講座で、かなり詳しく取り上げています。
(特許権侵害回避)
● 「分析」視点で調査するのが「エッジ情報」探索
投資部の方も、ほぼ同じ話題になりましたが、皆さんが
「エッジ情報検索が遅い」
「楠浦さんほど、イケてるエッジ情報がサクっと見つからない」
理由の一つに、実は
「検索スキルに頼って、検索しすぎている」
ことが挙げられる、ということが、わかってきています。
僕も元々、特許調査(探し物)は苦手です。
そもそも、僕が特許に詳しくなったきっかけは、以下記事にある、新規事業創出です
(特許情報を用いた技術マーケティング:2008年)
理由の一つに、実は
「検索スキルに頼って、検索しすぎている」
ことが挙げられる、ということが、わかってきています。
僕も元々、特許調査(探し物)は苦手です。
そもそも、僕が特許に詳しくなったきっかけは、以下記事にある、新規事業創出です
(特許情報を用いた技術マーケティング:2008年)
http://www.techno-producer.com/news/detail_2386.html
なので、分析は、比較的得意です。
そして弊社が、JSTや特許庁をはじめとする、多くの公的機関や企業などから、多数の特許調査・分析の仕事について委託を受けて、わかったことが、いくつかあります。
それが
「”分析的” に、特許調査を行うと、特許検索スキルが低い人でも、欲しい文献がそれなりに見つかる」
ということです。
「分析的」
とは
「特許分析の視点で、頭の中で情報を整理しながら」
と言い換えてもよいでしょう。
実際、僕は、そうしています。
「検索作業を進める」
工程を言語化すると
「絞り込む」
なので、分析は、比較的得意です。
そして弊社が、JSTや特許庁をはじめとする、多くの公的機関や企業などから、多数の特許調査・分析の仕事について委託を受けて、わかったことが、いくつかあります。
それが
「”分析的” に、特許調査を行うと、特許検索スキルが低い人でも、欲しい文献がそれなりに見つかる」
ということです。
「分析的」
とは
「特許分析の視点で、頭の中で情報を整理しながら」
と言い換えてもよいでしょう。
実際、僕は、そうしています。
「検索作業を進める」
工程を言語化すると
「絞り込む」
「(ある方向へ、意図を持って)広げる」
の繰り返しです。
少し脱線しますが、この
「意図を持って」
とは、
「仮説を持って」
と言い換えることもできます。ここを強化する考えに基づくのが
「仮説検索」
です。
また、絞り込みにも、当然、意図/仮説が必要です。
話題をもとに戻すと、上記2つの作業の
「方針」(ロジックとも呼ぶ)
を立てる際に、特許情報分析の視点を使うのです。
特許情報分析の視点については、詳しくは、以下講座で説明しています。
開発テーマ企画・立案における特許情報分析の活用
の繰り返しです。
少し脱線しますが、この
「意図を持って」
とは、
「仮説を持って」
と言い換えることもできます。ここを強化する考えに基づくのが
「仮説検索」
です。
また、絞り込みにも、当然、意図/仮説が必要です。
話題をもとに戻すと、上記2つの作業の
「方針」(ロジックとも呼ぶ)
を立てる際に、特許情報分析の視点を使うのです。
特許情報分析の視点については、詳しくは、以下講座で説明しています。
開発テーマ企画・立案における特許情報分析の活用
https://e-hatsumeijuku.techno-producer.com/tokkyo_bunseki
noteで紹介している動画では
「投資」
を題材に、同じことを話しています。
「株式投資」
に興味ある方は、こちらの方がよいでしょう。
(知財情報活用投資セミナー:無料動画)
https://note.mu/kusuura/n/n6739d5443bd8
「キーワード一本やり」
の検索から抜け出したい方は、ぜひ、
「分析視点」
を身に着けて、検索に取り組んでください。
景色が、ガラッと変わります。
楠浦 拝
=======
noteで紹介している動画では
「投資」
を題材に、同じことを話しています。
「株式投資」
に興味ある方は、こちらの方がよいでしょう。
(知財情報活用投資セミナー:無料動画)
https://note.mu/kusuura/n/n6739d5443bd8
「キーワード一本やり」
の検索から抜け出したい方は、ぜひ、
「分析視点」
を身に着けて、検索に取り組んでください。
景色が、ガラッと変わります。
楠浦 拝
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✔ 「発明塾講義」配信希望の方は、こちらをご覧下さい。