「発明塾®」へようこそ!: 発明の「本質」を把握する~「先行技術」との「差分」/「発明の理想状態」(発明塾第498回/第499回)

2019年8月12日月曜日

発明の「本質」を把握する~「先行技術」との「差分」/「発明の理想状態」(発明塾第498回/第499回)

8月1日、および、8月8日分の報告です。

いずれも

「発明塾xブロックチェーン」
「高校生塾生さんの、持ち込み発明」

の討議を、行いました。


● 発明の「本質」を把握する

これは、発明塾では、毎回行っている作業ですね。
先行技術(先行例)を探した上で、

「構成要素」
「効果(または課題)」

の観点で比較し、その

「差分」

を把握するところから始めます。


今回、制限時間を設けて行いましたが、皆さん少し遅い気がしますね。

習熟しておけば、

「先行技術文献を探しながら」

比較を行い、自身の発明の本質を

「多面的に」

把握することができるように、なります。

「発明提案書のための発明の把握法」(弊社)
高校生塾生さんには、この講座の内容に沿って
進めていただいています


● 「バイオミメティクス」と「等価変換」/「TRIZ」

今回、討議した発明は、僕の眼から見ると

「生物模倣」

の発明でした。


生物は、数億年の歴史を経て現在の形態に進化しているものもあり、

「発明の理想状態」

のヒントになる場合が、結構あります。

「バイオミメティクス」

と呼ばれる考え方に近いかもしれません。


「TRIZ」

でも、生物にヒントを得る、という考え方は示されていますし、京都で生まれた独自の発明理論

「等価変換理論」

の事例でも、よく言及されています。
(以下の図書を参照)


「創造性の科学―図解・等価変換理論入門」(市川)
パラパラと見ても、十分楽しい書籍です。
いつ見ても、いろいろな気づきがあります。


塾生さんには、個別にフィードバックしましたが、他の塾生さん、および、OBOGの方も、技術者として一つステージを上げるために、等価変換などの理論を学んでみてもよいと思います。


楠浦 拝



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