2012年6月16日土曜日

立命館大学・大学院での講義について(2012年度)

発明塾にも関連のあることですので、備忘録として記しておきます。なんせ僕はすぐに忘れるので(笑

・発想法講義(講義名は「マーケティング・リサーチ」:理工学部、情報理工学部等が対象)
 発明塾で行なっている手法の入り口を、体験的に学んでもらう講義になっています。1.5時間×15回では、ごく入り口の部分しか教えられませんが、「調べるということ」「論理的思考」「仮説と検証」「発想の技法」「特許に関する基礎知識」を学んでもらっています。
 Grワークと2回の発表で「考える」ためのツールを体験してもらいます。

・企業の事業戦略に関するケーススタディ(講義名は「先端科学技術とビジネス」:MOT大学院)
 情報調査に基づく事前レポートの内容(前提条件に関する仮説と、問題点に関する仮説)を、講演内容と質疑応答によって検証し、それに基づいて「今後どうすべきか」に関するアイデア出し(仮説立案)を行い、一つ一つ検証し、事後レポートにおいてベストなものを提案する、という一連の流れで、「経営者の視点(なら、これからどうするんだ)」に応える力を身につけてもらうことが、一つの目的です。

 単なる思いつき、評論家的な批評、感想はNGです。「ならどうするんだ」に答えるのが経営です。経営者の視点を持つ、ことを意識してもらいます。企業では評論家は必要とされません。会議で、感想も求められません。そんな時間はありません。

 正しい考え方を身につけ、常にベストの答えを目指す。正しく考えられなければ、「常に正しい答え」を出すことは出来ません。たまたま、はあり得るが、それは科学ではない。科学とは、法則を見出し、活用することです。

 経営を科学し、科学的な経営を出来る人材を輩出するのがMBAでMOTの存在意義であるならば、上記の視点は、会計や知財などの個別論の知識と同様、いや、それ以上に重要なことです。