「発明塾™」へようこそ!: 塾長の部屋(21)~「プロ」論

2012年11月4日日曜日

塾長の部屋(21)~「プロ」論

Hola! que tal?

 今日の日経新聞に、三菱重工の佃(つくだ)社長のコメントが載っていました。現時点で、僕が注目する経営者の1人です。「未だ日本で作れるものがあるうちに、次の手を打つ」そう言っておられました。

 過去、東芝の西田氏、りそなHDの細谷氏、TOTOの木瀬氏など、僕が注目していた経営者の言葉が、当時の手帳には大量にメモしてあります。今でも定期的に見直し、まとめ直し、ということをやっています。

 「写経」ですね。

 過去の偉人だけではなく、リアルタイムで経営の最前線におられる諸先輩の言葉からも、学ぶことが多数あります。

2005年ごろに読んだ本ですが、
古びないですね


 さて。

 今日は、私がコマツ時代に教えていただいたことを少し紹介したいと思います。コマツの坂根社長(当時)の言葉からも、学ぶことがたくさんありましたが、今回紹介するのは、ある部長さんの言葉です。全て引用するのは分量が多すぎるので、塾で紹介するとして、その一番の肝の部分を紹介します(少しアレンジしています)。

・「お金をもらって、勉強して、成果を挙げ顧客に満足を与える、のがプロ」
・「お金を払って、自己満足するのはアマチュア」
・「あなたはどちら」

 O部長は、私がコマツ時代に指導を受けた3名の部長の一名です。当時の僕は都合により上司が並列で3名、いわゆる「ワンマンスリーボス」という、人事管理において最悪と言われる状況にありましたが、3名の方から個別に指導を受けられたという意味では、3倍の密度の時間を過ごすことができました。今となっては感謝しています。

 彼が、年始の挨拶(だったと思う)で配布した3枚のプリントが秀逸で、今でも僕の自宅兼オフィスの机の前に、ラミネートして貼ってあります(欲しい塾生には、コピーをあげます)。

 僕は、お金を払って勉強をしたいという誘惑に駆られたら、常にここに立ち戻ることにしています。

 「成果を先に考える」

 これが僕が考える「プロの学び」です。発明塾は、この精神で運営されています。コストベースで学ぶことが日常化することは、プロを目指す社会人にとっては、非常に危険です。学ぶことが自己目的化してしまうからです。自己の成長を通じて、どういう(これまでにない)価値を社会に提供したいのか、それを常に忘れないために、O部長の言葉を常に目の前においています。

 O部長の3枚のプリントには、マネジメントとプロ精神のエッセンスが凝縮されています。皆さんも、そういう上司に巡り合われることを、祈ります。そして、そういう上司になられることを、期待します。