「発明塾®」へようこそ!: 「知財・特許・特許検索・特許分析」の参考書籍

「知財・特許・特許検索・特許分析」の参考書籍

「知財・特許・特許検索・特許分析」に関する参考書籍をリスト化しました。

探すのが面倒だ、どうせアマゾンで買うんだから・・・という声も多く、アマゾンへのリンクを整備し、購入したい方はすぐに買えるようにしました。

なお、読書法に関しては、以下ブログ他、本ブログ内を「読書法」で検索して、自分なりの方法を身につけて下さい。

発明塾京都第149回開催報告~「読書法論/勉強法論」



< 知財の最前線 >
他、知財に関する本として、以下が参考になる。

「知財の利回り」岸宣仁
Intellectual Ventures をはじめとした、知財の新しい流れを取材した本。

「21世紀の挑戦者~クアルコムの野望」稲川哲弘
言わずと知れた「世界最強の通信ベンチャー」クアルコムの知財戦略を解説した、珍しい本。

「マイクロソフトを変革した知財戦略(Burning the Ships)」Marshall Phelps
IBM ⇒ MicroSoft ⇒ IPXIと、米国知財界を常に主導するフェルプスが、マイクロソフトを「知財で救った」という物語。

塾生さんから、以下の紹介文と、追加参考資料が届いています(以下引用)。

「Marshall Phelps氏の講演ビデオがあります。

・IPXIの紹介: http://www.ipxi.com/inside-ipxi/board/marshall-phelps.html
・ビデオ: http://opencanada.org/features/keynote-speech-by-marshall-phelps/

例によってBurning the shipsにもあった、ガースナーとIBMの知財戦略を作り上げた武勇伝が出てきます。英語の勉強がてらにいかがでしょうか?

キャリア IBM ⇒ Microsoft (ミアボルドのパートナー) ⇒ IPXI

ある意味 米国知財の歴史を体現するような方ですね。」



< 特に、丸島先生の各著作について >
丸島先生の著作は、必ず読んでおきましょう。

「キヤノン特許部隊」丸島儀一 
丸島先生関連の読み物として、最初に読んでいただきたい本です。
知財部(特許部)の仕事とはどのような仕事か、特許は何のために、どのようにして取るのかなど、ゼロックスの特許網を突破した「キヤノン特許部隊」の歴史を振り返りながら、学べる本です。

「知財この人に聞くVol.1」丸島儀一 
こちらも、読み物です。
内容は「キヤノン特許部隊」で、ほぼ語り尽くされていますので、丸島ファン向けです。

「知的財産戦略」丸島儀一 
大著です。
丸島氏の教えはほぼ網羅されています。
私は、丸島先生のゼミに出てお話を聴き、この本を読み返し・・・を繰り返しました。
この本は、必ず隅々まで読んでおいてください。



< 知財、ビジネスモデルと標準化 >
こちらも、必ず目を通してほしい本です。

「技術で勝る日本が、なぜ事業で勝てないのか」妹尾堅一郎 
国際標準化論についての、とてもわかりやすい読み物です。

「国際標準化と事業戦略」小川紘一 
大著です。
知財と標準化をめぐる議論は、上記の妹尾氏の書籍と本書の2冊で十分でしょう。
我々も、小川先生と度々議論させていただきました。



< 知財についての基礎知識 >
基礎知識が足りない、という方はこちらを活用ください。

「エンジニアのための知的財産権概説」大嶋洋一
技術者として知っておくべきこと(制度、調べ方含む)が一通りコンパクトに書かれた、バランスの良い良書。
最新の状況を踏まえて、制度や歴史も含め、特許に関してまとめられた本。
知識と意識、双方に言及。

「知的財産の歴史と現代」石井正
特許制度の歴史、主要な発明の歴史について、わかりやすく書かれた本。
あくまでも読み物。



< 特に、初学者向け >
まったくの初学者です、という方はこちらを。

「誰でもわかる知的財産入門」石井他
大工大の教授陣による、わかりやすい「読み物」。
なんとなく親しむには、うってつけ。
ある程度具体的な決まり事や制度についても記載がある。
知識系。



< 特に、調査・分析関係 >
特許調査、特許分析についてまったく素養がない、という方はこちらをご活用下さい。
何も知らないと、どこから手を付けていいかわからないと思いますし、議論にも全くついてこれないと思います。

「特許調査入門―サーチャーが教えるJ-PlatPat*」酒井美里
特許調査に関しては、なかなかいい参考書がない。
この本は、プロサーチャーの考え方(キーワード、技術分類、等の使い方)が非常に参考になり、応用が利く一冊。
情報検索に必要な特許制度の基礎、分類、KWの選び方など、わかりやすく解説されています。

「特許調査における桐山流発想法」桐山勉
少し専門的ですが、調査の「ノウハウ」が書かれた貴重な本。

「「特許調査」の基礎と応用―特許電子図書館で調査する」高柳隆
こちらも少し専門的ですが、調査の「ノウハウ」が書かれた貴重な本。

特許情報分析とパテントマップ作成入門」野崎篤志
発明塾で配っている各「パテントマップ」の意味、そこから何が読み取れるかを知りたい人、これを読めばわかります。



< 進歩性について考える >
発明提案書/クレーム作成/明細書作成にあたって、進歩性の話は外せない。
また、「読む」上でも、「何が発明の本質か」理解するには、進歩性の考えは欠かせないと思っています。

山口大学佐田先生の記事
「進歩性」についての考え方として、一番参考になる記事。
記事にかかれている(図29-31のあたり:分割版3)
「構成」、「効果」、「課題(目的)」
の3つが、特許を通すためのポイント(専門用語は進歩性)です。
普通は皆さん、「構成(の難しさ)」にとらわれるのですが、後ろの二つの方がむしろ重要です。ここに、一見平凡な発明が大発明になる余地があります。

「新・拒絶理由通知との対話」稲葉
拒絶理由通知、という側面から発明の進歩性を考える本。結果的に、進歩性の類型が示されている。



他、関連書籍は以下にも記載しました。

・ 発明塾@東京 年末のご挨拶




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