「公平・公正・誠実」
であることは、塾生さんには、度々伝えています。
特に、起業するメンバーは
「そんなきれいごとでは、済まされない」
と思えるような状況に、度々出会うと思いますが、その時こそ、冷静に
「原理原則」
を思い出してほしいと思っています。
で、タイトルになります。
● 知財と発明の講座「e発明塾」に、「契約」「アライアンス」の講座が紛れ込んでいる理由
実は、発明塾でしっかりと教えたいと思っていることで、あまり手が付けられていないことが、いくつかあります。
その一つが、
「アライアンスと契約」
(アライアンスのための契約)
です。アライアンスのため以外の契約に、世の中にどのような契約があるか、はさておき、特に起業するメンバーは、契約について、熟知しておくのがよいと考えています。
実は、e発明塾に
「アライアンスと知的財産」
なる講座があります。この講座で取りあげている事例は、元々すべて、僕が個人的に経験した事例(事件)が基になっていました。少し一般化するために、初期の講座の事例に対し、一部事例を差し替えましたが、それでも、多くの事例が、当時の経験を基にしたものです。
特に前職では、守秘義務契約、共同研究(開発)契約、業務委託、雇用契約、代理店契約、販売委託契約、サンプル提供契約、製造委託契約、売買契約、共同(特許)出願契約、顧問契約、投資契約・・・など様々な契約を起案、チェックし、またそれらの契約に基づいて業務を遂行する立場にあり、実に様々な交渉と
「トラブル」
を経験しました。教材提供に至るまでの様々な経緯から、タイトルに
「知的財産」
とありますが、内容は
「アライアンスと契約の基礎」
だと考えていただければよいでしょう。
(画像をクリックすると Amazon.co.jp のサイトへ移動します)
Amazonのプログラムから画像を引くことにしました。
「What's so funny about Peace, Love and Understanding」
というフレーズを、契約締結の度に思い出します。
契約は、ある種の「平和」のためにあるのではないかと。
そしてその土台は、「愛と理解」にあるのではないかと。
● 契約の原理原則は「すべての関係者の貢献(労苦)に等しく報いる」こと
世の中的には、ここで
「BATNA」
とか
「交渉術」
の話が出てくるのかもしれませんが、それはそれとして、基本的知識として押さえておくとして、特に塾生/OB・OGには、原理原則を確認しておいてほしいと、思っています。
それが、
「すべての関係者の貢献(労苦)に、等しく報いる」
ことです。契約の知識が身につくと、多くの人は
「如何にして、相手を出し抜くか」
ということに意識が向きがちなようです。
そういう人を相手に契約交渉をすると、実に疲れます。そして、そういう
「疲れる」
相手が多いように感じます。しかし、そういう
「疲れる」
関係から、よい成果がでた、あるいは、そのような関係が、長続きするものになったことは、僕個人の経験としては、なかったように思えます。
僕は、契約とは
「結ぶ前に結論が出ている関係」
だと考えています。
こういうことを、ぜひ、塾生さんには、しっかりと学んでほしいと思っています。
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