「発明塾®」へようこそ!: 契約は「すべての関係者の貢献に等しく報いる」ため~”アライアンスと知的財産”講座が生まれた理由

2017年3月13日月曜日

契約は「すべての関係者の貢献に等しく報いる」ため~”アライアンスと知的財産”講座が生まれた理由

僕が個人的に大切にしている信条(原理原則)が

「公平・公正・誠実」

であることは、塾生さんには、度々伝えています。

特に、起業するメンバーは

「そんなきれいごとでは、済まされない」

と思えるような状況に、度々出会うと思いますが、その時こそ、冷静に

「原理原則」

を思い出してほしいと思っています。

で、タイトルになります。



● 知財と発明の講座「e発明塾」に、「契約」「アライアンス」の講座が紛れ込んでいる理由

実は、発明塾でしっかりと教えたいと思っていることで、あまり手が付けられていないことが、いくつかあります。

その一つが、

「アライアンスと契約」
(アライアンスのための契約)

です。アライアンスのため以外の契約に、世の中にどのような契約があるか、はさておき、特に起業するメンバーは、契約について、熟知しておくのがよいと考えています。

実は、e発明塾に

アライアンスと知的財産

なる講座があります。この講座で取りあげている事例は、元々すべて、僕が個人的に経験した事例(事件)が基になっていました。少し一般化するために、初期の講座の事例に対し、一部事例を差し替えましたが、それでも、多くの事例が、当時の経験を基にしたものです。

特に前職では、守秘義務契約、共同研究(開発)契約、業務委託、雇用契約、代理店契約、販売委託契約、サンプル提供契約、製造委託契約、売買契約、共同(特許)出願契約、顧問契約、投資契約・・・など様々な契約を起案、チェックし、またそれらの契約に基づいて業務を遂行する立場にあり、実に様々な交渉と

「トラブル」

を経験しました。教材提供に至るまでの様々な経緯から、タイトルに

「知的財産」

とありますが、内容は

「アライアンスと契約の基礎」

だと考えていただければよいでしょう。


(画像をクリックすると Amazon.co.jp のサイトへ移動します)
Amazonのプログラムから画像を引くことにしました。
「What's so funny about Peace, Love and Understanding」
というフレーズを、契約締結の度に思い出します。
契約は、ある種の「平和」のためにあるのではないかと。
そしてその土台は、「愛と理解」にあるのではないかと。


● 契約の原理原則は「すべての関係者の貢献(労苦)に等しく報いる」こと

世の中的には、ここで

「BATNA」

とか

「交渉術」

の話が出てくるのかもしれませんが、それはそれとして、基本的知識として押さえておくとして、特に塾生/OB・OGには、原理原則を確認しておいてほしいと、思っています。

それが、

「すべての関係者の貢献(労苦)に、等しく報いる」

ことです。契約の知識が身につくと、多くの人は

「如何にして、相手を出し抜くか」

ということに意識が向きがちなようです。

そういう人を相手に契約交渉をすると、実に疲れます。そして、そういう

「疲れる」

相手が多いように感じます。しかし、そういう

「疲れる」

関係から、よい成果がでた、あるいは、そのような関係が、長続きするものになったことは、僕個人の経験としては、なかったように思えます。

僕は、契約とは

「結ぶ前に結論が出ている関係」

だと考えています。

こういうことを、ぜひ、塾生さんには、しっかりと学んでほしいと思っています。


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