「発明塾®」へようこそ!: 「1人で100点」をとる必要はない/「無知の知」 ~ 第375回報告と近況

2017年4月14日金曜日

「1人で100点」をとる必要はない/「無知の知」 ~ 第375回報告と近況

第375回も、持ち込みにもとづいて討議を行いました。
少し前に、討議ツールも変えたのですが、年のせいか(笑)しばらく馴染めずにいました。
ようやく慣れてきました。

さて、今回は

「調べる前の準備」

が功を奏して、ほぼ一発で

「ここを掘るべき」

というエッジな先行例が見つかりました。

検索結果のTOPに出ましたので、KW的にも

「ドンズバ」

だったと言えるでしょう。


他、いくつか重要な話をしましたので、復習しておきます。



● 「1人で100点取るゲームではない」のが発明

これは、小塚さん から説明があったと思いますが、全く同感です。発明塾の方針の一つが

「個を活かす」

です。それにはもちろん

「共通言語」

が必要です。

時には

「間違い」
「勘違い」

すら活かしながら新たな発明にたどり着いてきた、という歴史が、発明塾にはあります。
(僕は、気づいていながら、誰かの勘違いや間違いを放置しておくことがあります。”そこから何か生まれるかも”という、直観が働いた時には、そうすることにしています。)

この歴史から、生まれたものが

「共通言語」

です。

「共通のものがあるから、自由になれる」
「共通であるからこそ、個を活かせる」

と、僕は考えています。

大学までの教育では

「一人でテストを受け、100点を取る」

ことが要求されます。

このことの是非は、僕には判断できませんし、その立場にもありません。

ただ、僕が皆さんに伝えたいことは

「社会に出ると、”10人で100万点(ダントツ)を取る”、これを目指すんだよ」
(「ダントツ」は、御存知の通り、僕がコマツ在籍時の社長であった、坂根さんの口癖です。コマツ在籍中に、すっかり頭に染み付いてしまい、なかなか抜けません・・・。他、「ダントツ」という言葉を使っている方を見ると、「コマツと、何かご縁があるのかな」と懐かしく感じます。)

ってことです。

(画像をクリックすると Amazon.co.jp のサイトへ移動します)
Amazonのプログラムを利用して画像を引用することにしました。
「ピタゴラスの”金言集”の忠告に従って」
とあります。
危ない危ない、ピタゴラスが読みたくなってしまうではないですか・・・。
こうして、蔵書はどんどん増えます。



● 「無知の知」の話

タイトルはソクラテスの話ですが(Wikipedia)、

「知らない」

ことを

「演繹的に知る(気付く)」

ことには、限界があります。物理や数学の世界にいると、なんとなく

「MECE」
「場合分け」

などで、

「未知のものに気づける」

ような錯覚に陥りますが、全ての学問が、物理や数学のような性質を持っているわけではありません。むしろ

「知って初めて、無知に気付く」

ことが多いと思っておくことです。つまり

「知らない限り、無知であったことに気付けない」

と思っておきましょう。

そのために重要なことが

「質問」(KSQ:Key Success Question を含む)

です。



● 「質問は誰のため」問題

長くなりそうなので端折ります、ここでも一度触れていますし。

昨日の話を引用すると

「質問は、その場に居る全ての人のためになるように、行う」

ということかもしれません。

「自分が知らないことを質問する」

のは、現代の大学生としては、やや稚拙な考えであると僕は感じます。
(いくらでも調べられますし、そのほうが正確だからです)

「その場で、相手から何を引き出すか」
「その場で、何を起こしたいか」

を考えたいですね。もちろん

「ときには、素朴な疑問が、発火点(Flash Point)になる」

こともありますので、そこは柔軟に。



● 「ベンジャミン・フランクリン」と習慣

完全に

「フランクリン・プランナーの宣伝」

になってしまいそうですので、Wikipedia を読んでおいて下さい、と言うにとどめます。




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