討議を振り返り、いくつか気づいたこと、改めて念押ししておきたいこと、および、参考図書を挙げておきます。
「発明塾」
の基礎を確認する、ということになりそうです。
4月22日のイベント「医療アイデアソン」も、「基礎」を確認しつつ、進めたいですね。
● 言葉の意味は、「確認」できているか
どのような発明が求められているか、についてのドキュメントを読み解くことが難しい理由の一つとして、
「それを書いた人も、自分が欲しい発明がわからない」
(わからないから、提案してほしいといっている)
ことがあります。
したがって
「書かれていることを、一字一句、丁寧に追う」
ことで、
「言葉の定義」
いわば、
「暗黙の前提」
(発明塾独自の用語です)
を確認することが、まず第一歩として、極めて重要になります。
「相手が、何がわかっていて、何がわかってないか」
「相手が、前提としているものは何か」(その業界の、専門知識を含む)
です。
● 「情報」を「分類」して終わらない
MECEを習いたての人は、必ずと言っていいぐらい
「情報の分類」
にハマり、また、それで終わってしまいます。
言い換えると
「目的無く、分類」
してしまいます。
「MECE」
も、手段にすぎません。無駄にMECEする手間をかけない、無駄なMECE図を見せないことで、議論は加速します。
詳しくは、以下参照ください。
(画像をクリックすると Amazon.co.jp のサイトへ移動します)
Amazonのプログラムを利用して画像を引用することにしました。
まず、「仮説」。
今、出せる「仮説」。
それが重要。
● 「課題」だけに注目すると、実は「創造」効率が悪すぎる
あまり言われないのですが、
「課題」
だけに注目して発明(アイデア出し)を行おうとすると、
「時間がいくらあっても足りない」
ように、僕はいつも感じています。
(僕が、アイデア出しがあまり得意ではないからかもしれません)
同様に、アイデア出しがあまり得意でない方が、
「よい仲間」
と議論できず、個人で作業を進めざるを得ない場合、
「既に取り組まれている解決手段」
と
「それが用いている強み」
(課題解決思考(1)参照)
を睨みながら、
「既存の解決手段に取り組んでいる人が陥っている”認知的バイアス”」
を探し、それに基づいて発明を進めるのがよいようです。
参考図書として、以下を挙げておきます。
(画像をクリックすると Amazon.co.jp のサイトへ移動します)
Amazonのプログラムを利用して画像を引用することにしました。
これを読んだとき
「非常にすっきり」したことを鮮明に覚えています。
先生にも、メールでご感想をお伝えしました。
当時「そうそう、そうなんですよ、まさに、それそれ」
が連発して出てきた、衝撃の一冊。
皆様にも、ぜひ、味わっていただきたいですし、
ご感想を、お伺いしたい。
(因果短縮・・・説明が、少しわかりづらいかも)
今回は、これぐらいにしておきましょう。
新しいメンバーもいますので、今後の討議は、
「基礎を振り返りながら」
進めたいと思っています。
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