演習課題では、「知財戦略」の観点から、いくつかの特許/一連の出願特許を分析する、という作業を行いました。
知財戦略の典型的なパターンを、「フレームワーク」として理解しておくこと。皆さんが技術者/経営者として将来、自分の技術を事業化する際に、必ず役に立ちます。
塾で取り上げる一連の発明/特許を、知財戦略の観点で見る「習慣」を、身に付けましょう。
一部の塾生さんには、「卒業課題」に取り組んでもらうことにしました。既に「発明」自体が成果ですが、その「メタ」な知を自分でまとめておくことが、大学時代に本当にやるべきことです。
「成績」「単位」を目標に大学生活を送っているとしたら、それは間違っています。
本当に重要なことは、「自分が理解したいと思っていることが、理解できたか」であり、「自分が近い将来やりたいと思っていることに対して、十分な準備ができたか」ということです。
成績や単位は、その「一つの評価指標」に過ぎないのです。しかもそれは「他人が評価する」際の指標に過ぎません。自分の目標にするような「シロモノ」では、ありません。
本当の「モノサシ」を、常に自分の中に持つこと。
自分で納得行くまで、「発明塾式の”知の技法”」を整理し理解して、「社会に出る」ことに備えて欲しい。
古いものはスキャンして保存し
買い直しました
発明塾で教えている事は、まだ世界で誰も教えていない「組織で知を創造する」手法(注)であり、「知を活用する」手法です。
「理解できた」「新しいメンバーを入れて、自分が中心となって活動できる」と、自信を持って言えるようになるまで、徹底的に。
それが、皆さんが社会に出て活躍できる、唯一の道です。
※ 注) 20代で、「知識創造企業」(野中郁次郎)を読んでから20年近い年月が経ちました。あのような組織を、自ら実現/運営出来るようになったことに、自分自身も驚いています。羽ばたいた先で、塾生/立命館大学生がさらに「広げて」くれることを、切に願います。