さて今回は、前回42回(以下)に設定した課題を解決するための、「切り口」(コンセプト)を出すことから始めました。
前回出していた気もしますが、結果的に発展してなかったようなので、改めてその場で出し直しました。斬新な切り口が出たので、内容は伏せます。各自で切り口を考え、それをみんなで討議してある程度ふくらませたり、しぼり込んだり、組み合わせたりしました。
皆さんの思考回路がそれぞれ違うので、非論理的な飛躍(ある場合には誤解の結果)が生まれます。
ここからは論理的作業なので、各自その中から「自分で詰める」切り口を選んで、1時間半ほどかけて詰めてもらいました。当然時間内には詰まりませんが、その理由は大きく二つ。
①単に時間が足りないだけ。時間さえあれば詰まる。
②意識せず(意識的に?)、命題(解くべき問題 Problem to be solved, and Concept of Solution)から離れていく。自分が定義したはずの命題から逃げている。
①の場合には、時間をかければ何らかの結論が出ます。それが「すでにありました」であれ、結論を出すことが必要です。
②の場合には、永久に結論は出ません。どこに逃げても、行き詰まる度に逃げていては、何のために命題(課題と解決のコンセプト)を絞り込んだのかわかりません。自分で決めたのですから、逃げられても困ります。
結果のでない人は、殆どのこの②のパターンです。「思考」から逃げるのです。
はい、問題外です。(甲斐塾風に言うと「ゴミ箱行き」です(笑)。)
逃げては、何も得られません。学習すらできません。もちろん結果も出ません。
これは別のところに書きますが、「リスク回避志向」が原因です。
リスクを取って、自分の頭脳を投資する命題を決め、考え続ける。
それで初めて答えは出ます。
次回までに、もう一度しっかりと自分の立てた「証明すべき命題 Problem to be solved, and Concept of Solution」を確認し、ある程度証明の道筋を立て、それに近い先行技術を探して、比較リストを作成して来て下さい。
「逃げたら、イカン」(関西出身の40前後の人は知ってると思います)
では!