「発明塾®」へようこそ!: 発明塾@京都 番外編(花見と見学会)

2011年4月9日土曜日

発明塾@京都 番外編(花見と見学会)

今日は、花見も兼ねて「島津創業記念資料館」を見学に行きました。

田中耕一さんのノーベル賞受賞も記憶に新しい、あの「島津製作所」の創業の地が、博物館になっています。

係員の方に、とても親切に色々説明していただき、大変勉強になりました。ありがとうございました。
詳しいことは行って見ていただくとして、とても勉強になったのは、島津製作所創業の歴史、特に2代目源蔵の飛躍ですね。

X線のレントゲン装置を、レントゲンがX線を発見してから11ヶ月後につくってしまう馬力、それと鉛蓄電池の開発製造事業の開始。初代源蔵が、仏具の鋳物業から理化学機器に進出したのも、かなりの新規事業ですが、それをさらに飛躍させた2代目の功績は偉大ですね。

彼が優れた経営者であり「ビジョナリー」であったことは、以下に示されています。

「事業の邪魔になる人、家庭を滅ぼす人:30箇条」
http://www.shimadzu.co.jp/aboutus/company/history-gz15.html

この手のリストを、ネガティブリストで作る人は珍しい気がしますが、彼の厳格な経営哲学と人生観が現れています。

「仕事を明日に延ばす人」>なかなか耳が痛いですが・・・

冗談はさておき、家庭の内容と仕事の内容が、相互に入っていることが、「当たり前」ながら注目すべきことかもしれません。

当たり前のことができないのが人間。

科学と経営の勉強になる博物館は、さすが京都発のベンチャー企業の草分けである、島津ならでは、という感じでしょうか。

大人も遊べる実験コーナーや、ノーベル賞の田中さんのインタビュービデオもあり、充実の内容でした。

次回は、島津製作所本社のショールーム(たしかデモルームだった気がするが)に行きますかね。

東京で言うと、日本電子の本社工場(昭島)のデモルームが、非常に充実していました。前職の時に非常にお世話になり、何度か足を運びましたが、計測機器メーカーの経営姿勢というのは、なにか共通するものがある気がします。

脱線失礼。