今回は、建設現場の汚染を防止するには?というテーマで行いました。事前に特許分析を行っておいてもらい、当日はそれを元に、課題の選定、解決策の切り口の選定までを行いました。
皆さんは、発想を広げる、ことはかなり出来るようになりましたが、それを絞り込み、具現化するところにまだまだ課題があります。当面は、やり方は変えながらも、この「絞り込み」のプロセスを強化していきたいと思います。
次回は、今回の続きですので、設定した切り口に従ってアイデアをしっかり考えて(出して)きてください。討議が必要な人は、電話会議なり個別討議を申し込んでください。
さて、改めて参加者リストを無直してみると、初期から継続的に参加しているメンバーが数名、活躍してくれています。継続は力、になっており頼もしい限りです。もちろん、それ以外のメンバーも各自なりに、アイデアであり、運営であり、分析であり、後輩の指導であり、に貢献してもらっていて、ありがたい限りです。
日本の大学の授業で参加型の授業が少ないことによる最大の「弊害」は、実はこの、学生が授業に「貢献」できない(しない)こと、だとおもっています。
昨年半年間、立命館大学で講義をして、その講義がほぼ全て演習(マーケティング・リサーチ演習ですから当然ですが)であったことにより、色々と気づきがありました。
グループ演習なので、なにかやってこないと(予習)、考えてこないと、あるいは、前回の講義の理解が浅いと(復習不足)、周りのグループメンバーに迷惑をかけますし、クラス全体の進捗・運営の足も引っ張ります。
べつに引っ張ってもいいんですが、ならそれをどう挽回すればいいのか、を考える必要も出てきます。
(ちなみに発明塾では、いいアイデアで運営費と小遣いを稼ぐもよし、後輩を指導して自分も全体もレベルが上がるもよし、勉強しながらいろいろな知識を仕入れてネタを提供するもよし、リスクを取ってその場を仕切るもよし、盛り上がる課外企画?を考えるもよし?、それぞれの形で貢献してくれればOKです。そして、ぜひ自分にもメリットがある形で、貢献してください。でないと、長続きしません。継続しないことをやる必要はありません。)
一方通行の「講義」では、学生が授業の運営に貢献する必要はありませんし、求められもしません。
次の討議を充実したものにして、皆が学べるようにするにはどうしたら良いか、皆が良い成果を出すにはどうしたらいいか、あるいはその成果を共有できるようにするにはどうしたら良いか。
それを考えることが、今の大学生が、自分たちの未来をより明るくする、もっと明るい未来を創るためのひとつのポイントだと思います。
君たちの未来は、君たち自身の手にかかっています。今50-60-70?の指導者は、もうまもなく去っていく人たちなのです。現状維持?他人任せ?それともリスクを取る?