討議結果については、別途コメントし、また、先ほどいくつか、
「これまでの、発明テーマの変遷」
を踏まえた、参考資料を送っておきました。
各自しっかり見ておいてください。
世界の食料供給の安定化、とくに、「食肉(水産を含む)」の安定供給についての発明テーマには、既に、2010年からたびたび取り組んでいます。
「世界的な」課題ですので、参考資料も「世界」のモノを見てください。
最近は、各種のアイデア公募でも
「水産資源」
に注目したものが増えています。
「農業IoTが熱い」
というマクロトレンドは「一旦」スルーして、
「林業」(既に参考資料は送付済)
「畜産・水産」
で、10年後何が求められるか、増大する人口に「良質なたんぱく質の供給」は追いつくのか、しっかり議論し、発明テーマを選び、活動を進めてください。
既に度々紹介済みですが・・・
「Everything Store」
まさにそこを突き進んでいますね。
多様な生態系を抱えた「AMAZON」川、
一体どこまで流れていくのでしょうか。
皆さんが、
「一人前の社会人として、なんとか使いものになる」
ようになるのは、早くて10年後です。そこを見据え、いまからじっくり取り組むことです。
この業界、直近では、
「JBS社によるカーギル社の米国豚肉部門の買収が合意(米国)」(農畜産業振興機構HP)
のようなニュースが出ています。
JBSもカーギルも、食料大手です。カーギルは穀物(Crops)の世界大手として、度々議論していますね。穀物については、カーギル、ADM、モンサント、ダウ、デュポンなど、おなじみのプレーヤーの動向、しっかり振り返り押さえておきましょう。
「安全な食糧」
の供給も、課題です。以前、無駄なく安全な食肉加工に必要な技術や冷凍・低温輸送/トレーサビリティについての技術も、発明テーマとして取り組みました。以下は、「育種」についての情報です。
「ゆっくり育てた鶏の肉、米企業が注目」(WSJオンライン)
余談ですが、
「培養肉」
も、発明テーマとして取り組みましたね。まさに、
「食肉 ”プラント”」
をコンセプトに、今、考え直すとどうなるでしょうか?
生化学、化学工学、機械工学、医学、微生物学・・・などの複合領域です。
成果を出しながら、
「上記の領域に、一気に詳しくなれる」
わけですから、取り組まない手はありませんよね。そもそも、
「成果を出そう」
と思わないと、何一つ身に付きません。単位のため「だけ」のテストでいい点をとっても、その後の人生には、ほぼ無意味です。
今後も、
「世界の課題解決」
に対するインパクトの大きい分野については、独自のテーマも立て、進めていきましょう。
では、引き続きよろしく。
楠浦 拝