✔ 特に注目の「エッジ特許」について、過去のものを知りたい
というご要望にお応えするものです。
公開分は「バックナンバー」で、ご覧いただけます。
なお、メール講義「e発明塾通信」は毎週発行で、そこで取り上げたエッジ特許をすべて掲載すると膨大な数になりますので、「バックナンバー」では、そのごく一部の紹介にとどめさせて頂きます。
(過去配信分についてのお問い合わせは、ご容赦ください。定期的に「振り返り」にて、過去分も掲載します。)
「エッジ特許」について、もっと知りたい、という方は メール講義「e発明塾通信」(毎週発行、無料)にお申し込みください。
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今回は、僕も長年お世話になった「Nanotech」の開催にちなみ、
「ナノ金属ペースト」
の エッジ特許 を取りあげます。
配信直後から、様々な反響が多方面から有りました。
よく「味わって」くださいね。
では。
=以下、メール講義より抜粋
■■■ 緻密で耐熱性の高い膜を形成できる「ナノ金属ペースト」をエッジ特許で ■■■
今回は、27日から開催される「nano tech 2016(ナノテク展)」にちなみ、
「ナノ金属ペースト」
を取りあげます。
(nano tech 2016)
取り上げる特許は、以下です。
(公開公報です)
「請求項1」に注目します。
シンプルな請求項ですが、ほぼそのまま登録になっています。
【請求項1】
(A)1次粒子の平均粒子径が100~2000 n m の銀粒子、
(B1)1次粒子の平均粒子径が40 n m以上、100 n m 未満の銀微粒子、
並びに
(C)銅の無機化合物及び/又は有機化合物 を含む、
金属ペースト。
A、B、C と、発明を構成する要素に記号が振られているので、わかりやすいですね。
では、ここで質問です。
✔ Q1 : それぞれの要素は、どのような課題を解決するために、必要な要素でしょうか?
(どのような課題を解決しているでしょうか?)
✔ Q2 : 要素を組み合わせることで、この発明が従来技術の課題を解決するために必須の、
新たな効果が生じているでしょうか?
特許公報に記載されている発明を把握するトレーニングを日頃から積んでおくことで、
✔ 自身の発明をどのように捉えれば、「特許になる発明」になるかわかる
✔ 現象やデータを、原理に遡り考える習慣がつく
✔ 先行技術について考え続け、そのうち先行技術を「超えたくなる」
というのが、発明塾の考え方です。
過去の発明塾での議論を見ていると、「良い先行技術が見つかった場合」
? ・・・・・・・・・・ 最初は、何がすごい?か、よくわからない
! ・・・・・・・・・・ わかってくると、これすごいね!に変化
!!! ・・・・・・ くやしい!なんとかして超えたい!超えよう!
のようになっています。
(そして、たいてい、超えて来ます)
今後も、発明塾独自の視点で”エッジ特許” 選定を継続し、配信させていただきます。
皆様の「発明」「知財活動」のご参考になれば幸いです。