いくつか斬新な発明が出たのですが、提案時期を逸した発明の一つに、
「rΘz系の3Dプリンター」
が、あります。
当時、いろいろ調べていたのですが、回転座標系を用いたものが
「(あまり)提案されてないよねー」
ということで、かなり突っ込んで議論をしていました。
3Dプリンターは現在、プリンターではなく、AM(Additive Manufacturing)=付加加工、というカテゴリーに属する製造装置、という捉え方をされています。
反対は、
「除去加工」
ですね。例えば、切削加工が、典型的な「除去加工」です。
特開2005−7548 立旋盤の発明です
「ターニング盤」などと、呼ばれたりしますね
ご存じのとおり、切削加工には、回転座標系の装置は、たくさんあります。というか、そちらが
「一般的」
です。機械工学系の学生さんが多いので、この辺も、塾で解説しました。
円運動は、原理的に
「精度が高めやすい」
「連続加工が容易で、高効率」
なので、機械は「円筒」のオンパレードです。
ご存じのとおり、歯車も
「回転運動」
のみで、作ることが出来ます。例えば「ホブ盤」ですね。
・・・と思っていたら、やはり出ました。
●まったく新しい回転型プリントベッド採用の3Dプリンタ「Alta」
Good Timing ですね!実物が見てみたいです。
でも、この絵を見る限りでは、
「回転座標系のメリットを活かし切っていない・・・」
気がします。
「この先を発明」するチャンスですね!
発明塾でも、また議論しましょう。今後の議論は、こちらで配信していきます。
3Dプリンターには、その他にもまだまだ、
「死角」
があります。
今後どんな装置が出てくるか、とても楽しみです。