「発明塾™」へようこそ!: 「人口問題」は、まさにその「人口」が解決する~立命館大学「発明講義」第13回報告(2)

2014年12月21日日曜日

「人口問題」は、まさにその「人口」が解決する~立命館大学「発明講義」第13回報告(2)

(1)で、

「マルサスが UnderEstimate していた、技術の進歩速度」


という話をした。この点について考えれば考えるほど、


「経済学の未来予想」


は、いい意味で裏切られ続けることを確信している。



一つは、「Moore's Law」であり、もう一つは「インターネット/IT技術の進歩」である。


Intel 的進化 と Facebook 的進化 と言い換えてもよいかもしれない。


講義では取り上げなかった(失礼!)が、発明塾ではよく議論することなので、ここでまとめておきたい。



ここまでの文脈については、板書も、適宜参照してください。



●ムーアの法則(Moore's Law)

「半導体の集積度は、一定期間毎に2倍になる」という、正確には「予想」である。

Intel 創業者ゴードン・ムーアの、この「予想」は、日本を代表する半導体技術の企業である、CanonやNikon、フォトレジストメーカー(JSRなど)の努力もあって、今のところ当たり続け?ている。


コンピューターの性能が、幾何級数的に増大する、ということを意味しており、これは発明塾では定番の、


「シンギュラリティ理論」


に繋がっている。最近Googleに合流した「知の巨人」レイ・カーツワイルは、その著書で、


「20xx年に、コンピュータの情報処理速度は、人間の脳のそれを超える」


と予測している。


「その時何が起きるか」


ものすごく楽しみであり、それが僕が、


「常に”技術の最前線”にいたい」


と思う、一つの大きな動機となっている。



●インターネット/IT技術の進歩、特に「繋がる」能力

何をいまさら、だと思いますので、発明塾的な視点のみ、簡潔に述べておきます。

人口増による問題が、そのまさに「増えた頭脳」によって解決されてきたことは、疑いの余地は無いでしょう。生み出される知識が、人口に比例ではなく、


「ネットワーク」


によって、


「掛け算」(幾何級)


的に増大することは、未来予想を明るいものにしてくれる、と僕は考えます。


発明塾では、


「知らなくてもいい、検索して見つけ出せ」


と常に教えていますし、


「人が見つけていない情報を見つけることに、全力を尽くせ」

「隣の人間と同じ検索式を使うな、2人いる意味がなくなる」

と、常に指導しています。


「異なる個」が「繋がる」


技術。それが、現在のITの「発明塾的」な本質です。



解決策において、この「掛け算」が本質になるのですが、それはこの後。




●「解決」を、効率よく導出する

発明塾では、

「経験が必ずしも豊富ではない”大学生”が、発明に取り組む意味と”とるべき”戦略」


について、教えています。


よい発明を行うために必要な要素の一つに、


「情報(技術的知識、市場に関する知識)」


があります。経験豊富な技術者が発明に有利なのは、これを探すコスト(情報コスト)が極めて低いからです。



2008年ごろに使っていた、「化石」な資料
今見ると、いろいろ的外れで笑える
随分遠くまで来たな、と感じる瞬間


大学生が”ベテラン”に勝つには、


「情報コスト」


を下げるしかありません。つまり、


「検索技術」「情報分析技術」


の向上と徹底活用、です(注)。



その上で、


「有効な組み合わせを、効率よく生み出す」


ことです。発明は、


「課題と解決」「技術と技術」


の、組み合わせだからです。効率の良い組み合わせを生み出すために、常に意識しておいて欲しいことは、以下の二つです。


①意図的に「異分野」を結び付ける

②TRIZ/発明方程式などの、基本的な「発想ツール」を、徹底活用する


あと、もう一つ重要なのが、


③一人で発明するのか、集団で発明するのかで、方略が全く異なる


ことです。



結構長くなりましたので、一旦この辺で切りましょうか。



※ 注) KSFは決して、「自由な発想」では、ありません(笑