今後、「発明塾講義(配信無料)」でも、継続的に議論します。是非お申し込みください。
例えば、こんな技術です。
・キヤノンHP「スーパーマシンビジョン」
なぜこの「マシンビジョン」技術に、世界中が目を付けるか。
それはこの技術が、次世代の
「自動車、産業用ロボット、セキュリティ、工作機械、医療機器、計測/測量/建築土木・・・」
など、広汎に渡る「産業」の、キーテクノロジーだからです。ここにも、
「イネーブラー」
の余地があります。
既に各社の取り組みは、知財上も「陣取り合戦」の様相を呈しており、熱い分野です。
先日Googleに入ったことが話題になった「レイ・カーツワイル」の理論によれば、ムーアの法則にしたがって、「コンピューターの”処理能力”が、人間の頭脳を超える」日は、近いとされています。
コンピューターの進化は、
不均衡を生み出し、
次の技術の発展を後押しする
「発明塾」の「イノベーション理論」です
注意すべきは、
「処理能力が」
であって、
「コンピューターが人間を超える」
わけではないのです。
ここに、
「マシンビジョン」
の技術進化が、必要とされる理由があります。
機械工学科出身の私としても、
「”頭脳”の次は”眼”だ」
ということで、ワクワクしています。
光学技術に強い日本の製造業に、再びチャンスがめぐってきています。
このように、技術は常に「不均衡」を解消するべく発展することは、アルトシューラーも論じていますし、発明塾の基礎理論にもなっています。
この、不均衡を見つけるのが、特許分析官の役割でもあります。
「コンピューターが、人間の頭脳並みの情報処理をする時代」
を前提に、
「眼=マシンビジョン」
の技術進化を予測し、さらに、
「イネーブラーモデル」
になるように、技術構造/産業構造/知財戦略を考え、提案すべく、討議を進めましょう。
ではでは、次回もよろしく!