マシンビジョン
定義が広いので、いくつかの特許に注目して、議論を進めることにしました。
例えば、
特開 2012-250618 「画像処理装置および配光制御方法」 小糸製作所
は、自動車のドライバーが、夜間に歩行者を見失わないようにする照明制御、に関する特許です。
「【課題】明るさが変化する車両の走行環境において、歩行者等に対するドライバの視認性を向上させる。」
とあります。
早く実用化して欲しいですね。
「ヘッドライトで照らしても、歩行者が見えない・・・」
塾OBの研究成果に関する討議
OB/OGも増え、その中には、大学で継続して研究に携わっているメンバーもいます。あるOBの、個人帰属(注)となった研究成果について、
「出願するとしたら、どのような方法があり得るか」
「そもそも、その技術の価値を最大化するために、どのような知財戦略を取ればよいのか」
について、議論しました。大学の研究成果は、基礎的なものや、ブレークスルーの萌芽のレベルのものも多数あります。
今回は、
「どのレベルまでいけば、特許出願する意味が出てくるのか」
「逆に、オープンにすべき発明は、どのような性格を持つものか」
という、
「オープン・クローズ戦略」(オープン・クローズド戦略)
に関する議論になりました。
今後は、「発明塾式」を世界中で実践しているOB/OG研究者の支援、も発明塾の重要なミッションになります。
「知を武器にする技術」
を、皆で磨き、実践し、実績を出していきましょう!
3Dプリンター
こちらは、過去発明について、改めてレビューし、現状の技術進歩を踏まえて、新たな発明/改良発明創出の余地がないかを探りました。
今回取り上げた2件は、いずれも「提案のタイミングを逸した」発明でしたので、その後の状況を踏まえて「再発明の余地がある」と、僕が判断したものです。
一件については、「課題を深堀り」し、再発明することが出来ました。
もう一件については、「公開して実用化/普及を促す」のが発明塾らしい、と判断しました。近々、内容を公表する予定です。
お楽しみに!
※ 注) 大学が「承継しない」と宣言した発明です。