「発明塾®」へようこそ!: 「マシンビジョンの次なる用途は?、大学の知の価値を最大化する」~発明塾京都第208回開催報告

2014年11月29日土曜日

「マシンビジョンの次なる用途は?、大学の知の価値を最大化する」~発明塾京都第208回開催報告

今回も、引き続き「マシンビジョン」の発明を行いました。


また、事前討議にて、塾OBの発明について、


「価値を最大化する」


ための知財戦略について、討議しました。



1.「マシンビジョン」は今後どうなるのか?


前回までの討議、調査を踏まえて、今後マシンビジョン技術の適用と著しい進展が見込める分野を、各自調査し、ベンチマークすべき特許/出願人/発明者/研究機関などをピックアップしてきてもらいました。


この分野、自動車の自動運転や、建設機械/土木作業の自動化という観点で、多くの技術開発が既になされています。


例えば、日立建機から、以下のような3次元形状把握に関する、マシンビジョンの特許が出ています。作業機で作業するにあたり、現場/作業対象の立体形状把握は必須です。


特開 2010-66117 「作業機械のステレオ画像処理装置」


今後も、この分野では確実に技術開発がすすめられ、建設土木作業の自動化が進展していくのは確実でしょう。


我々は、


「その先」


を見据えて、異なる分野での本技術の進化を予測し、発明創出を試みました。その経緯は、今後「発明塾講義(無料)」で配信予定です。



初学者の方に関心を持っていただくための
弊社通称 「知財冊子」
朝日新聞様にご協力いただき、毎年発行しております。
弊社サービスを活用いただいているところへ
配布させて頂いております。
古いものも、通しで見ると結構参考になります。
(写真は2011年度版)
お問い合わせはコチラ


2.塾OBの発明


前回の討議を踏まえ、


「何をオープンにして、何をクローズにするか」

(OPEN/CLOSED戦略)

について、事前討議で議論、というか説明しました。



現状では、


「ある特性は良くなっているが、他の特性に課題がある」


という状態です。


研究としてはGoodですが、発明としては、まだまだですね。


今後、そのトレードオフの解決まで含めた発明を、新たに創出することになります。