「発明塾®」へようこそ!: 発明塾東京初級 第6回

2011年6月25日土曜日

発明塾東京初級 第6回

初級第6回も無事終了しました。

今回は、アイデアをたくさん出すために皆さんが日々やるべき「訓練」を紹介しました。知っていてもやらないと意味ないので、これから毎日、しっかり訓練してください。

昔から参加している人は何度もやっていますが、10円玉ゲームですね。10円を観察して、なんでもいいので気付いたことを5分間に50個書きだすという、ただそれだけです。

あまり注意点ばかり書いても、みんな頭でっかちになるだけなので書きたくは無いですが、復習のために多少書いておきます。

・なんども数えないで済むようにしておくこと(マス目を作っておくなど)。「数えている時間がムダ」。5分しかないのに、数えるのにどれぐらい時間を使うつもりなのでしょうか、皆さんは。
・上記に通じるが、50個=5X10のように小分けにする。5つの切り口で10個づつ出してもいいし、10の切り口で5個づつ出してもいい。問題を小分けにする、のはロジカル・シンキングの基本。

・勝手な制約条件を自分で設けない。これはダメか、とか、つまらないか、とか。何でもいいと言われれば何でもいいのです。境界条件をはっきり(この場合は、完全自由)させることで、悩む時間を減らし、アイデアを出す時間に回します。悩む時間のムダ。
・上記に通じますが、「アイデアを出す」工程と「アイデアを評価する」工程を完全に分ける。出すときはとにかく出しまくる。評価は後でよい。ちなみに今回は「何でもよい」のだから、そもそも評価は必要ない。何でも良いと言われているのに、アイデアを出しながら評価している人があまりに多い。これも「悩む時間のムダ」。

明快ですね。アイデアが出ない人は「数えるムダ」と「悩むムダ」を繰り返して、時間を消費して終了なのです。自分はどうか、再度振り返ってみてください。

今回は、各自の気付いた点をマップにカテゴライズ(切り口化)し、さらにそれを元に、切り口を増やして再度10円玉を観察していただきました。この工程が、発明そのものです。

・多くのアイデア→カテゴライズして切り口化→新たな切り口→さらなるアイデア・・・
・ある程度数がまとまったら「評価」。足りなければ、また最初から。

これを、自分でどれだけ繰り返せるか、で討議できるアイデアを持ち込めるか、が決まります。

まずは毎日、これをやってください。できるようになりたければ、繰り返しやるしか有りません。

次回は、今回後半で討議した特許分析を元に、課題を整理し、新たな課題を発掘するなりして課題設定し(前回やりましたから大丈夫ですね)、それに対する多数のアイデアをマインドマップに整理してきてください。

よろしく。