「発明塾®」へようこそ!: 発明塾@京都 第16回開催報告

2010年12月2日木曜日

発明塾@京都 第16回開催報告

第16回は、3名の塾生さんのトピックを取り上げて討議しました。3時間なのでこのへんが限界でしょうか。本当は2件ぐらいにしてじっくり討議したいところですが・・・ちなみに弊社社内のブレストでは、5時間近くかけて、2件です。

今後すこし、やり方を考えたいと思います。

さて、今回は3名ともマインドマップを作ってきてくれましたので、アイデアの中身についての調査や討議に、時間を割くことが出来ました。他の人も参考にして、まずは

・その分野がどうなっているのか、何が問題で、どういう事を解決しないといけないのか。
・すでにある技術、取り組みはどの様なものか(既存技術、先行技術)

を徹底的に調べてマップにまとめてきましょう。参考資料のURLリンクなどを貼っておくと、調べた結果がきちんと蓄積されます。この「蓄積」が重要です。

毎回、なんとなく調べてなんとなく流していく人は、残念ながら成長しません。

「調べたことをまとめておく、得たものを積み重ねていく」

ここに、伸びる人と伸びない人の違いがあります(見てれば分かります)。これは立命館で授業をしていても感じることです。伸びる人間は、一度やったことは確実にこなして自分のプロセスをレベルアップしてきますが、そうでない人は、同じことを何時までもやっています(あるいはやっていません)。

毎回着実に成長できるように、参加して得た情報、知見などは自分なりにまとめておきましょう。自分は今日何を学んだのか、あるいは、どんなあたらあしい情報を得たのか、記録に残し、復習し、それを踏まえて次の事をやる。それ以外に成長はありません。

Grチャットで討議した内容も、Gmailに履歴が残りますから、各自それを振り返ってマップに追記しましょう。討議内容は徹底的に活用し、それを踏まえてアイデアを出す、詰める。こうすれば効率よくアイデアが出せます。せっかく皆で貴重な時間を費やしたのですから、そのまま捨ててしまわないように。

さて、再度復習。

・マインドマップソフトで、RFIの内容、調べたこと、理解したこと、思いついたこと、先行技術、をマップにまとめる。
・Grチャットの内容も、盛り込む。皆の頭脳を使って得た情報は「貴重な財産」、捨てない。
・とにかく調べる、それをまとめる。特に関連技術や先行技術。既存の技術の理解、把握なしに発明はない。

これに尽きます。

・マインドマップソフトを用いて、事前にマインドマップを作成してくる。前回のものを常にブラッシュアップしてくる、もしくは有望なアイデアを切りだして再度作ってくる。
・今後参加者は、塾に参加し着席したらGmailのアドレスを楠浦宛送ってください。Grチャットに招待します。
・また、そのメール宛に、当日発表の資料などを送ります。ですので、準備したマップは事前に送っておいてください。
・発表しない方も、参加はもちろんOKです。他の人のやり方から学び、また積極的に議論に参加して、学んだことを定着させましょう。議論からヒントを得て、発明に取り組んでも構いません。別個に取り組めば、最終的に同じアイデアになることはまずありませんので、問題ありません。


「マインドマップソフト」

<補足>
・「Mindomo」 http://www.mindomo.com/
塾生さんの一人がこれを教えてくれました。まだ使っていないのですが、Grでやるには便利かもしれません。オフラインでの拡張性があれば文句なしですが。参考。


アイデアの創出にも、効率は必要です。ITはそれを助けてくれます。