「アイデアの育成(アイデアを、発明に育て上げること)」
についてのものがあります。
回答の一部は、
日々、「発明を育て」てますか?~発明は「発明の連続」で出来上がるもの
に記載していますが、記事のレイアウトの都合で、ずいぶん下の方にありますので、このページに
「まとめ」と「補足」
を記載しておきます。
そもそも、
「アイデアの育成(アイデアを、発明に育て上げること)」
という考え方は、
「発明塾独自」(楠浦独自、というべきかもしれませんが・・・)
の経験や、経緯から生まれたものです。
しかし、
「いいアイデア/提案が集まらなくて困る」
というお悩みをお持ちの方には、ぜひ試していただきたい考え方です。
(Amazon.co.jpのサイトに移動します)
「仕事の報酬は、仕事」
● 「発明を育てる」とは「突破し続けること」
発明を育てるとは、
「今ある発明(アイデア)を、常に突破し、新たなものへ進化させる」
ことです。発明塾独自の
「突破」
という考え方につながっています。
● 「評価したり」「小さくまとめよう」としてはいけない
一緒にその発明に入り込んだ上で、
「積み上げてきたものを、容赦なく、惜しげも無く突き崩す」
作業を繰り返し、よい発明に仕上げる。
こんなに楽しいことはありません。
育てる側も、発案者も 「どんな発明になるのか」 ワクワクします。
(企業内「発明塾」参加者の多くは、会うたびに「楽しい」「楽しかった」と仰います)
即興的なやり取りを通じて、
「磨きぬかれた本質」
以外は何も残っていないが、たしかに、その人の発明である、という発明に 「進化」 させるのが、発明塾式の
「アイデア育成」
です。
● とは言え、「好きでなければ」・・・でも、他に方法がありません
「発明を育てる」のは、実は「たいがい、めんどくさい」作業でもあります。
(楽しいですが)
しかし、楠浦はこの作業が、「結構好き」です。
小塚さん曰く、
「楠浦さんが、発明を育てることに、尋常じゃない、膨大な時間を費やされていたことがわかりました」
とのことでした。
これは、発明塾が
「アイデアと、人を育てる」
ことを目的にした、世界でも稀有な場であることから、来ていると思います。
誰しも
「自分のアイデア」
への愛着や、こだわりがあります。
僕はこれを
「アイデアに対する ”オーナーシップ”」
と呼びます。
どんなに「よい」アイデアがあったとして、それを
「我が物として捉え、具現化に向け日々努力」
してくれる人がいなければ、
「絵に描いた餅」
になってしまいます。
「オーナーシップを感じ、具現化してくれる」
人を見出し、育て、励ますことは、
「よいアイデアを思いつく」
ことと同じぐらい、重要です。
幸か不幸か(?)、僕には、発案者と共に
「アイデアを育てる」
以外に、そのための良い方法が思いつかないのです。
「なぜ、アイデアを育てるのですか」(それって、面倒くさくないですか?)
「それ以外、僕にやれることがないからです」
そんな感じです。
楠浦 拝