(「投資部」の活動では、特に「収益モデル」の分析を重視します)
個人的には、
「これまでの発明塾では、できなかったこと」
ができるなと、確信が持てた回でした。
OB/OGの引き続きの参加、新規塾生さん(学生さん)の参加を、お待ちしています。
(入塾希望の方は、まずこちらをご覧ください)
さて、今回取り上げた「エッジ企業」は、「メディカル・データ・ビジョン」社です。
以前から、度々話題に挙げていましたが、今回、
「何がどうエッジか」
が共有できたと思っています。
つまり、
「こういう”エッジ企業”を、次々見つけ、討議に持ち込んでほしい」
ということです。
国内外は問いません。
(国外の方が好都合です)
今回の討議を、簡単に振り返っておきます。
(詳細は今後、メルマガで紹介します)
● 「理想的」な収益構造を持つ
今回は、議論を簡単にするため、シェアードリサーチ社のレポートを用いました。
以下、図はすべて同社レポートからの引用です。
パッケージソフト、メンテナンス、調査サービスの3つが収益の柱ですが、それぞれ、売り上げを上げるためのドライバーが異なり、また、消耗品モデルの部分もあります。
いろいろ考えると、
「とてもバランスが良い」
収益構造だと感じました。
他気づいたことは、以下。
✔ 調査の売り上げは、人件費依存ではない
✔ 運転資本は小さく、現金が過剰気味
など、今後の展開が期待できる「数字」の構成でした。
この辺まで見れれば、自分で会社を経営するときに、
「どんな事業を選べばよいか」
目利きの力がつくと思います。
(上手くできるかどうか、とは、少し異なりますが)
● 「株主構成」に注目
僕ももともと気になっていましたが、友人に指摘されて、別の観点からも「気になる」点だとわかりました。
「シミック」社が株主である点が興味深い、という指摘は、とても参考になりました。
今後の「データ活用」の展開という意味で、Cerner 社の情報を紹介し、終了としました。
以降、原則2週に1回の開催としますので、次回までに、各自、まずは興味ある企業等について、「投資対象としてどうか」という視点で分析し、「投資アイデア提案」を持ち込んでみましょう。
では、次回もよろしく。
楠浦 拝