発明塾OB の安富貴浩(やすとみたかひろ)です。
今回は、身近で、かつ、奥が深い「靴」、その中でも「バスケットボールシューズ」に注目します。
学生時代にバスケットボールチームに所属していた私にとって、バスケットボールシューズは、継続的にウォッチしていきたい、「熱い」テーマの一つです。
「靴」についての「発明塾式」情報分析を通じて、「意外なつながりのある分野」の動向を含め、実にいろいろなことが見えてくることを、今後もお伝えしたいと考えています。
「一つを深堀りし、すべてを知る」
発明塾の哲学の一つです。
さて、まず簡単な自己紹介をさせていただきます。
私が最初に発明塾と出会ったのは、発明塾 塾長 である楠浦が担当していた
当時の「ものつくり演習」講義資料より
「手段ではなく、”目的”」
が、まず重要であると語っていました。
技術にとらわれず、
「そもそも、どういう課題を解決すべきなのか」
に注目し、
「その課題を解決するために、技術をどう組み合わせるか設計する」
それが、発明なのだと。
最先端の技術が大好きで、そういう技術だけが発明だと思っていた当時の私にとって、まさに
「目から鱗」
でした。
その後、実際に発明に取り組んでみたくなった私は、発明塾に入塾し、現在までの5年間
✔ 環境
✔ 医療
✔ 農業
● NIKE における「Jordan」ブランド
バスケットボールシューズの話題に戻りましょう。
バスケットボールシューズの市場は、どのようになっているのでしょうか。
以下の記事が参考になります。
米国のバスケットボールシューズにおける NIKE のシェアは、95.5%(2014年)と圧倒的なようです。
NIKE は多くの NBA選手と契約し、確固たるブランドを築いています。
その中でも、特に Jordan ブランド が「高収益」の源泉のようです。また、Jordan に続くブランドの育成と拡大にも注力していく、と NIKE の IR資料に記載されています。
しかし、ブランドだけで、ここまでシェアを伸ばすことができるのでしょうか?
また、そもそも NBA の TOPプレーヤーに認められる理由は、どこにあるのでしょうか?
● NIKEの「テクノロジー」は?
NIKE が、技術的に優れている点、注力している点は、どこにあるのでしょうか?
例えば、次の記事が参考になります。
実際に NIKE のバスケットボールシューズを履いたことがある方は
✔ クッション性がよい
という感覚をもたれるのでは、ないでしょうか。
NIKE の関連特許を調べてみると、以下のような特許が見つかりました。
どうやら、「磁性流体」を用いるようです。
「NIKE x 磁性流体」といえば、以下を思い出しました。
偶然でしょうか?
次回は、この特許からエッジ企業 「NIKE」が注目している課題を、深堀していきます。