繰り返しで恐縮ですが、当初予定の5年で、予定通り
「発明」
については、ほぼやり尽くした感があり、現役塾生はともかく、OBOGは
「次のステージ」
に進んでもらう必要があります。
● 「未来創造設計書」で、「頭脳を、さらに”レバレッジ”する」組織へ進化したい
今回、小塚さんが
「BluePrint For Innovator ~未来創造設計書~」
第一弾を作成し、公開してくれました。
これまでの発明創出討議で、ある種「副産物」的に出てきた「エッジ情報」をまとめ上げることで、
「ある領域に、発明を、狙って出す」
(課題解決思考(2)で取りあげ済み)
に加え、
「束で出す」
を、強力に支援するものが出来ましたね。既にこの分野、いくつかアイデアは出ていますので、抜かりなく仕上げていくとともに、それらを
「超えるアイデア」
を、塾生や参加希望者の頭脳から引き出し、
「さらなる機会創出」
を狙いましょう。
● 「自ら」アイデアに資金を投じる、「自立/自律した」組織へ
また、この作業を通じて
「投資機会の発掘」
も、かなり進みました。
僕は、
「無駄」
が嫌いなので、
「いくつかの目標を兼ねた活動」
になるよう、発明塾の活動を、日々、隅々まで設計してきました。
「アイデアを出す」
だけで終わらず、
「それを、社会に出す」
ための準備も、この1年半、少しづつ進めてきました。
それが、「投資機会の発掘」です。
そしてさらに、これ自体、いくつかの目的を兼ねています。
● 「事業の目利き」が出来て、「経営者」へ
先日、OBが選定した 投資先 について、主に各種の
「数字」
の面から
「目利き」
をして、その
「ログ」
を残しておいたところ、
「こういうところ見るんですね」
「これ、一回会社経営しないと、マジわからない視点だと感じました」
といったコメントがありました。
しかし、普通に考えると「これ、逆だな」と。
「わかってから、経営してほしい」
というのが、
「投資する側」
の意見です。
(Amazon.co.jp のサイトへ)
20年ほど前に学んだ、とても懐かしい内容が、
一通り書いてあります・・・
(本書は、指導用に中古で購入。買って思いましたが、
新しいとか古いとかない世界なので、探して「できるだけ安く」買ってね。)
ここに、僕の狙いがあります。事業を、1つ2つつぶして、疲れ果ててから
「ようやく、わかりました」
ではない、目利きの鍛え方の肝が、
「投資機会の探索/評価」
です。
(経験の有無にかかわらず)事業提案するときに、根拠もなく
「やります」「できます」
と言われても困るので、そういう危なっかしい輩ではなく、ちゃんとやってくれそうな人材を、発明塾で、
「自前で」
育てます。
僕も過去、いろいろ痛い目を見ましたので・・・
事業を行うにあたり、仲間選びは大事だ、ということだけ述べておきます。
(根拠のない自信を持っている人が、正直、一番面倒です)
● 「投資」も、結局は実践だが・・・
「やらないと分からない」
という点では、
「事業」
も
「投資」
も同じですが・・・。追わせるリスクやら、なんやらが、
「全く違う」
ため、
「お勉強でなく、結果を出しながら、ウデを上げる」
という、
「発明塾」
の哲学に、きちんと沿っています。
すでに、目利きをしてくれた先が、
「筋がいい投資先」
であることは、徐々に見えてきているので、今後も
「実績を積み重ねながら」
ウデを上げて欲しいと思います。
僕の投資経験の、
「ツール化」
もすでに始まっており、頼もしい限りです。
発明塾に、優れた
「発明家」
「経営者」
「投資家」
がそろい、
「よき仲間として、よき議論」
が出来るようになる日が、着々と近づいていると感じます。
では、本日もよろしく。
楠浦 拝