「発明塾®」へようこそ!: 立命館大学「発明講義」第13回から~発明の価値は「課題」で決まる

2012年12月21日金曜日

立命館大学「発明講義」第13回から~発明の価値は「課題」で決まる

年間15回の発明講義も、今回で13回目。早いものですね。次回は発明発表会ですので、年末年始にしっかりとまとめてきてください。期待しています。

さて、本日幾つかのチームが「行き詰って」いましたが、その原因は大きく分けて以下の2つ(もしくは両方共兼ね備えている)です。


①「課題が不明確」
その発明が、何の課題を解決しているかよくわからない。面白いけど使えない。

②「課題が簡単すぎる」
取り組んでいる課題が簡単すぎて、すでに様々な解決法が提案されている(場合によっては解決されている)。もしくは、実は大した問題ではない。


発明において重要な法則は、

「発明の価値は課題で決まり」「独自性は解決策で決まる」
「難しい課題を、シンプルに解決するのが発明」

ということです。課題が簡単すぎると、価値(意味)のない発明になるし、簡単な課題を複雑に解決すると、ますますわけわからなくなる。(例えば「靴の紐をロボットで自動的に結ぶ」みたいな発明)

発明に取り組む時、見直す時に、常に上記の視点を忘れないことです。

課題のことを、発明塾では「イシュー」と言ったりしますが、それは以下の本の影響です。

「イシューから始めよ」(安宅)

この本には、ズバリ「課題の選び方」が書かれています。

是非参考にしてください。

では、レポートとプレゼンを楽しみにしています!