「発明塾®」へようこそ!: 発明塾京都 第45回開催報告

2011年7月7日木曜日

発明塾京都 第45回開催報告

45回も無事終了しました。今回は4名の学生さんのアイデア、発明提案書、テーマについて討議しました。今後も、東京と同じようなスタイルに近づけていきます。

具体的には、各自がある段階まで考えてくる→それをその場のメンバーと共有する→発展もしくは集束させるための討議と調査を行う→その場である程度の方向性や結論を出す、という流れになります。


したがって、参加者で討議に持ち込みたい人は、事前準備ならびに「討議したい」旨(と、できればおおまかな内容:アイデアはあるが具体化について討議したい、等)をあらかじめ連絡ください。時間が限られていますので、事前に時間割を考えます。


今回は1回生組が多かったので「どうやって技術的な知識を増やしていくか」と「それに基づいて発想する方法」を紹介しました。取り上げた技術は「管の氷曲げ、砂曲げ」「ロストワックス法」「Vプロセス鋳造法」です。ある程度製造技術を知らないと、発想も出てきませんし、アイデアの具体化もできません。


取り上げた手法は、ある素材を知る→その素材を使った製造法を知る→その素材のメリットが分かる→それを生かした課題解決を考える、です。


で、今回取り上げた素材は「砂」「ロウ」「水」です。共通点がありますよね、この3つ。共通点は考えてみてください。上位概念化、ってことですね。


これら知識も、きちんと検索すればべることができるものなので、あとは調べ方になります。「砂 製造」とか?結局は、キーワードの選び方なんですね。特許に絞れば、砂を使ったいろいろな技術が出てくるでしょう。


このようにして調べることで、自分でどんどん学ぶことができます。


では、次回も宜しく。

・追伸:僕が「ものづくり解体新書」を発明塾のテキストにしている理由は、「製造法」を知ることで発想のハードルが下がるからです。「こんなのできるかな?」ではなかなか大胆な発想が出ませんが「これぐらいは簡単にできる」となると、更に飛躍した発想が出ます。