「発明塾®」へようこそ!: 発明塾京都 第46回開催報告

2011年7月14日木曜日

発明塾京都 第46回開催報告

第46回も無事に終了しました。

院試組、試験対策組(特に単位不足組)は、試験勉強しっかりやってください。

さて今回は、前半はすでに発明としてまとまりつつあるアイデアを中心に、持ち込まれたアイデアの討議を行いました。話としては、

①特許になる発明を考える
②それが特許になるようにする

の2つは、全く異なる別の作業である、ということでしょうか。発明提案書を書くときには、②を強く意識することになります。これは、書かないとわかりませんし、教えられないので、ここではこの程度の説明にしておきます。

また、後半では、準備したテーマについて、

①まず、テーマの全貌を理解する
②課題把握のとっかかりになる、分析に値する特許を探す
③実際に分析する。特に、課題解決マップ作成まで、きちんと行い、課題を整理する。

を行いました。③はすでに出来ている人もいますが、①、②ができないとそもそも自力で発明ができるようにならないので、ここも重要です。また、③を中途半端にしかやっていない人も多い気がします。課題解決マップに整理して、課題間(もしくは課題と解決)の関係を分析しないと、発明は理解出来ないはずです。

これを繰り返すと「良い発明」は「何が良い発明なのか」が理解できます。その着眼点を盗む、ことも重要でしょうし、そこから着想を得る(別の分野に展開)することもあるでしょうし、それなら「こんな課題もあるのでは?」となることもあるでしょう。

なにより、自分が「良い発明」をしたければ、まず「良い発明とは何なのか」を理解する必要があります。それは、多くの発明を分析することから始まるのです。

あと一つ。こういった「作業」は必ず時間を区切って行うこと。集中力が高まりますし、処理速度もどんどん早くなります。時間を区切って行い、それをじっくり見直す。そういうサイクル「緊張と緩和」を繰り返すとよいでしょう。

毎日一件、分析してみては?

では、次回も宜しく。