依頼いただいた企業様に、よいアイデアが提案できるよう、進めて下さい。
今のペースで、大丈夫ですか?
今回話した点は、2点です。
✔ まず一度、詰めてみる(入り口を舐めて終わらない)
✔ 詰めたところで、「強み」を確認する
結局、具体化しなければ強みは見えてきません。
e発明塾「課題解決思考(1)」のワークシートに、しっかり記入してきて下さい。
さて、今日は少し、過去を振り返ってみましょう。
以前、京都で集まって開催していたときは、休憩時間、終了後、あるいは、帰路や開始前の個別面談で、いろいろな話をすることが出来ましたが、現状は、討議「しか」行うことができない環境のため、Blogでいろいろなことを伝えていきたいと思います。もちろん、たまには忘年会などで、いろいろな話ができればと考えますが・・・。
第316回/@東京忘年会報告~「健全な自己否定」が発明を生む
@京都へ~2015年を振り返って
初期のメンバーは度々話を聞いていると思いますが、発明塾の運営にあたり、僕が一つのモデルとしているのは、僕が高校時代に学び、また、大学時代に英語を教えていた、とある学習塾です。
✔ 教材、テストなど、必要なものは、すべて自身で開発
✔ 卒業生が教える
✔ OBOGが、毎週遊びに来る
・・・という、ちょっと変わった塾です。上記にないことも含め、発明塾の
「原点」
になることを、いくつか取り上げておきましょう。
(Amazon.co.jp のサイトへ移動します)
「まともなことを言い続けると、最終的に仲間は残る」
たしかに、経験上そんな気がします。
一般化は、できませんが。
● 先行例を徹底研究した上で、教材/ツールを「ゼロベース」で開発
当時僕は、自身で教材を開発するにあたり
「出版されている、良いと言われる教材を片っ端から入手」
し、徹底的に研究しました。*
(予備校時代のテキストも、随分役に立ちました)
今の
「徹底的に先行例を調査しましょう」
という発明塾のスタンスは、僕の
「仕事に対する姿勢」
そのものであることを、理解してもらえればと思います。
つまり、発明塾で教えているのは、発明でも投資でもなく
「仕事とは?」
ということなのです。
これは、先日の京都の忘年会でも、OBの一人が
「楠浦さんが仰っていたことが、なんとなくわかってきました」
と言っていたことからも、わかると思います。
また、講義後に「講義の振り返り」を行い、それを踏まえ教材をすぐに改良し、翌年再度見直した上で、利用していました。発明塾で重視する
「振り返り」(Reflection)
の習慣も、ここで養われたものです。
● 「添削」指導
科目にもよりますが、多くの講師が、添削指導を重視していました。
英語のような、
「答えが一つではない」
ことを教える上で、
「添削」
は、非常に有効なツールだと、僕は感じていました。
「回答例」
は、一つの例にしか過ぎないからです。
「ジェフ・ベゾスからの手紙(Amazon の IR 資料)」
で取り上げたように、極論すると、解釈次第でどのようにでも訳せてしまう部分があります。
「添削」
という形で、各自の思考に沿って、妥当な答えにたどり着いてもらえるように、修正していく。
添削と言うよりは
「対話」
に近いイメージを、僕は持っていました。
そして、
「問い」
で、ある程度の道筋をつけてあげる。これは、
「設問」(出題段階)
「添削」(回答への対応)
両方の段階で、用いていました。
よく考えると、この2つは、今の発明塾のスタイルそのものであり、中核をなす考え方/手法ですね。
「発明を”育成”する、育てる」
のは、数多くの英文和訳/和文英訳の添削指導で身に染み付いた考え方が、自然に表れているだけ、だったようです。
このように
「なぜ発明塾は、今、このように運営されているのか」
原点や歴史を知ってもらう機会は、今後も設けたいと思います。
【宿題】
以下の商品を、リバってきてください(「リバる」演習)。討議冒頭で、取り上げたいと思います。
「折りたたみ電動スクーター」
売れない時代に、UPQのバイクが好調な理由 を参照
* 弊社のe発明塾も、「横のものを縦にする」ような作り方ではなく、ゼロから僕自身が考え、作り込んでいるのは、同じポリシーによるものだからです。
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