2013年2月18日月曜日

塾長の部屋(37)~「ひらめき力」は育つのか

2010年4月19日の日記から。珍しく?発明の話をしましょう。

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『「ひらめき力」の育て方』大嶋光昭著  

大嶋氏はパナソニックで手ぶれ補正技術を開発した方。なかなかスゴそうですが 、本自体の内容は至って平易。発明発想法を手軽に、とお考えであればサラッと読んでみてもいいでしょう。 

まず 
①知識の共有  
そして  
②3年後の世界を予測、特に課題を予測する。 
③3年後の世界をもとに、5年後を予測。連想して類推する。この辺の区切りは絶妙な気がする。彼曰く、未来の予兆は現在にあり、現在の特許などを調べると未来の兆候が読み取れるとのこと。 
④で、注目されていない課題を選ぶ。選んだ課題が大注目されていれば、他を探す。このへんも同感。注目されていないけど、重要になりそうな、という視点があればなおいい。 
⑤解決策を探す。 
⑥探した解決策が、先行技術として存在しないかどうか確認。存在したら別の解決策を探す。 
ということで、課題分析、課題予測が重要、というスタンス。 

ブレストには3種の人材が必要。 
①専門分野の新しい情報を持っている人。 
②リンク距離の長い人。 
③目利き、鑑識眼のある人。 

リンク距離とは、複数の技術分野に造詣が深い人ということ。 
それはまた、新しい視点や、突拍子も無い意見、を出せる人、とのこと 

残念ながら、大嶋氏の「大嶋塾」では、②と③は大嶋氏が一人でやっているらしい。 

なかなか難しいようだ。


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 これを読むと、当時の僕が、いかに「発明がわかっていなかったか」がわかる(笑)。多分塾生も同じ意見でしょう。同時に、先行技術(先人の知恵)を、徹底的にベンチマークし、それを超える事が重要、ということもわかる。およそ手に入る東西の「発明本」には、ほとんど目を通した。そして、それを圧倒的に超えた自信はある。

 ブレストにどういう人材が必要か、ということは、ほぼ解明できており、発明塾ではそれを用いたチーム編成で一定の成果が出ている。同時に、肝である課題の抽出についても、非常に効果的な一定の手続きがわかっている。

 問題は、それらの手法を「塾生全員が身につけることができるのか」ということ。今年はそれに取り組むべく、進めていきます。