「発明塾®」へようこそ!: 発明塾京都第120回開催報告

2013年2月21日木曜日

発明塾京都第120回開催報告

第120回も無事終了しました。

 今回も、前回に引き続き新しいテーマについての討議を行いました。前回から今回にかけて、ベテラン?塾生主導での運営を開始しました。ある程度発明が出来るようになった後に、さらに発明能力を高めるには、周りの人の発明の相談にのるのが一番です。


「教えることが、一番勉強になる」

シンプルには、そんな感じです。

 120回も討議を行なっていると、実に様々な技術分野の、実に様々な大きさの発明を扱うことになります(注)。自分のアイデアに関する討議だけではもったいないですね。他の人アイデアについても、その過程をまとめて、どういうふうに議論が進んだのか、発明方程式のどの部分がまだ「詰まって」いないのか、などについて、考察することで、発明プロセスについての理解が深まります。

 ポランニー「暗黙知の次元」にある、indwelling プロセスです。発明のような高度な暗黙知は、理論を踏まえた上で、しっかりと「内在化」を行う必要があります。字面の議論にならないように、常に目の前の議論(具体論)と、理論を照らしあわせ、何がどうなっているのか、振り返り、咀嚼し、自分のものにしてください。

 では、次回も宜しく。


注) おそらく、これまでに発明塾で討議した発明の数は、軽く300は超えると思います。僕自身のブレスト(社内)も含めると、僕自身は500-600程度のアイデアを検討していることになると思います。時間にすると・・・。