「発明塾®」へようこそ!: 発明塾京都 第39回開催報告

2011年5月26日木曜日

発明塾京都 第39回開催報告

@京都 第39回は、各自が自分のアイデアを詰める、もしくは自由に討議する時間としました。集団討議だと、どうしてもフィードバックが遅くなってしまうので、今後も京都は、このスタイルをベースにしたいと思います。

ですので、ここで書けない(=各自のアイデア)討議ばかりなのですが(笑)。

皆さんそれぞれに大きな進展があったようなので、よかったかなと思います。

最後に少し時間をとって、一部の塾生さんから質問があった、発明、特許、知財に関する最新の状況について、分かりやすい本があるので紹介しておきました。

・「オープンイノベーション」H.チェスブロー他
・「オープンビジネスモデル」H.チェスブロー

この2冊では、IBM、クアルコム他、僕がいつも話をするような企業の事例をとりあげつつ、最新のトレンド、知財(権)の役割がどう変わってきているのか、などを分かりやすく説明しています。自分が発明に取り組む意義が、社会的文脈(コンテクスト)から見てどうなるのか、ということが確認できると思います。発明家が、しっかりと自分を持って発明に取り組むには、必読の本でしょう。2冊は続きものになっています。

あと、生命科学系の人には、以下の本をおすすめします。

・「サイエンスビジネス」G.ピサノ

この本の主張は、ライフサイエンスがビジネスになっていない、ということなのですが、要するにこれからまだまだフロンティアがある、ということだと思います。21世紀を生きる若者には、生命科学の知識は外せないよ、と言っている意味がわかると思います(専攻とは関係なく)
サイエンスとしての成果は、着実に出ているわけですから、後はそれをどう「世の中の価値」につなげるか。まさに発明家の出番だと思います。

ではでは、京都は次回もこの形式ですから、各自しっかりと自分の作業をして、望んでください。しっかり準備してきた人は、僕と(もしくはみんなと)いい議論ができるでしょう。