「発明塾®」へようこそ!: 京都大学「ものつくりセミナー2018」開催報告 ~ 熱心にレポート課題に取り組んでいただきありがとうございました!

2018年12月16日日曜日

京都大学「ものつくりセミナー2018」開催報告 ~ 熱心にレポート課題に取り組んでいただきありがとうございました!

今年も、10月10日に京都大学工学部物理工学科で

「ものつくりセミナー」

の講師を担当させていただきました。
(私の出身学科である機械工学科の学生さんも、対象です)



レポート課題の採点業務が終わりましたので、その感想も含め、備忘録代わりに開催報告をさせていただきます。



● 講義時の所感

少し、大人しめの学生さんが多い印象でしたが、途中のちょっとした演習にも、熱心に取り組んでいただいていました。


開催告知のところにも書きましたが、今年は

「IoT、ビッグデータ、AI」

に関する内容や

「ビジネスモデル」

が面白い企業などを取りあげました。


僕自身の経験からも、機械系の学生さんは

「経営に興味を持っている人が多い」

と感じているため、でしたが、レポートを拝見する限り、とても喜んでいただけたようです。

安心しました。


技術だけでなく、それを

「どう活かすか」

に、皆さんにもっと関心を持っていただきたいと思っています。

そこには

「発明」

だけでなく、

「知財戦略」
「起業」
「投資」

といったお話が、必然的に出てきます。



●レポートの所感

講義時の印象とは打って変わって、例年より熱心な学生さんが多かったという感じがしました。

独自の視点で


を探してくれていた学生さんには、加点をしました。


また、感想の中に

「起業したいと思っているのだけれど」

という言葉が出てくる頻度が、例年より明らかに多く、少しマインドに変化がある気がしました。これは、

「京機会学生企画」

の時にも感じたことでした。これまでにない、多様なキャリアを模索している学生さんが増えている、ということだと理解しました。



最後に、感想の中から、私が気になったものを紹介しておきます。


「入学して以来、ダントツで一番面白い講義でした」

毎年、このような言葉をいただきます。
本当に嬉しい限りです。


「漠然と、起業しようと思っていたが、何をすればよいかわからなかった。今回の講義で、まず何をするべきか、見えてきた」

まず、気になる分野のエッジ情報を調べましょう、というお話です。
伝わってよかったです。


「これまで、議論などで話が通じない人は、コミュ力に問題がある人、あるいは、性格に問題がある人だと考えていたが、そうではない、そう考えるのは間違っているとわかった」

個性を活かす、の話ですね。
コミュ力の問題ではありません。


” 周囲の人と異なるところに、君たちの存在意義がある” という言葉に感銘を受けた」

同じならどっちかで良いわけです、極論すると。
もちろん、同じ人なんていません。


「これから、技術者として求められる能力についていろいろ考え、悩んでいたが、今回の講義で、それが ”発明” であることがわかった」

はい、良い仲間と良い議論を通じ、素晴らしい発明を生み出し、世の中をどんどん良くしていって下さいね。



レポートを読んで、来年が、とても楽しみになりました。
来年も、担当させていただく予定にしております。

また、大学で同様の講義を行って欲しい、という教職員の方がおられましたら、お気軽にお声掛け下さい。





楠浦 拝




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