「発明塾®」へようこそ!: 手ごわい特許/強い特許から意図を読み解く~特許網突破セミナー報告/「特許情報を活用した投資の会」報告/発明塾第433回(投資部第41回)他

2018年5月25日金曜日

手ごわい特許/強い特許から意図を読み解く~特許網突破セミナー報告/「特許情報を活用した投資の会」報告/発明塾第433回(投資部第41回)他

今週は慌ただしい週でした。

5月20日「特許情報を活用した投資の会/発明塾投資部」
5月24日「3Mの特許網を読み解き突破するセミナー」

とイベントが続きました。発明の部は、残念ながらお休みにさせてもらいました。


それぞれ、備忘録程度に振り返っておきます。




● 「特許情報を活用した投資の会」ご参加ありがとうございました


当日ドタ参のOBもあり、結果として白熱した討議ができました。5名の投資家・アナリストの方を交えての初の試みでした。


事前準備も、可能な範囲で行っていただいておりましたが、まだまだ時間は足りませんでした、ごめんなさい。一部、読みが甘かった部分もあり、やはりヒアリングは重要だなと改めて感じました。投資家の方のヒアリング法が、大変参考になりました。日々勉強です。非常に楽しいです。



この論文についてのセミナーの時もいつも言っていますが、


「特許情報から得た仮説」


をもとに、


「発明者にヒアリングする」


ことが大事だ、というところから、私の特許情報分析についての経験は始まっています。ヒアリングを重ねることで、仮説立案の精度は上がりますし、もちろん、仮説が修正されることもよくあります。なにより、


「仮説に沿った、その先の話」


が出てくることもありますし、


「発明者との信頼関係」


から、思わぬチャンスが出てくることもあります。



投資家の方は、まずは、IRにヒアリングするしかないと思いますが、それでも


「発明者に注目する」


という視点は、忘れないで欲しいなと思います。


「技術を生み出すのは、技術者であって、会社ではない」


というのが、僕の持論です。また、


「技術者が生み出した技術を、”資産化”する」


ために、特許は利用されます。この


「巧拙」


も重要で、技術がよい資産になるか否か、変わってきます。



まだ読んでます。僕は読書スピードは極めて遅い方です。
いろいろな本を同時並行で読むので、1年以上読んでいる本も
ざらにあります。早く読むと早く忘れてしまう気がしてます。



● 「手ごわい特許の作り方」「強い特許/特許網の作り方」を3Mに学ぶ

まずは御礼、ご参加、並びに、ご案内などにご協力を賜りました皆様、大変ありがとうございました。無事開催し、終了することができました。参加者お一人お一人と対話することを、常に心掛けているため、弊社のセミナーはたいてい6-10名です。今回は9名の方に参加いただきました。


事前質問、および、事後質問もいくつかいただきました。ご質問内容自体、大変参考になりました。



今回取り上げた特許は、3Mが、ある製品について


「数百件」


取得している特許の中で、特に中核になる


「たった3つの特許」


でした。しかし、お読みいただいた皆様はお分かりの通り


「3件でも、突破することは難しい」


ぐらいの


「手ごわい特許/特許網」


です。



とにかく


「よく作りこまれている」


の一言に尽きます。


詳細ご報告は、こちらに記載しました。


知財関係者でも


「読みたくない特許」


だそうです。3Mの目的は


「この時点で、十分達成されていいる」


と言えますね。さすが3Mです。



本当は、投資家の方にも、こういうことを知って欲しいなと思ってます。


まだまだ読むのも大変、という方も多いようですので、それは先になりそうですが、やはり特許は


「出してればいいというものではない」


面がありますから、


「この会社実力あるな」


というのを、特許から見抜けると、安心材料になるかなと思います。



もちろん、お仕事で特許関連のことに携わる方は、


「一石二鳥、三鳥」


ですから、しっかり学んでいただきたいと思っております。




楠浦 拝




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