今週の発明討議は、いずれもそれぞれ
「発明に取り掛かる前の段階」
でした。先行技術を調べ、何が課題で、どの課題に取り組むかを決める・・・そんなところです。
テーマの一つは、
「肉でないタンパク源」
でした。昆虫とか、いろいろ話題になっていますが、アメリカを中心に
「植物ジャーキー(ビーフジャーキーっぽいものを、大豆から作る)」
が盛り上がっているみたいです。
そもそも、ビーフジャーキーの市場がかなり拡大しているそうで、いろいろ勉強になりました。日本だと
「煮干し」
的な位置づけなんですかね・・・(ちょっと違うか)
あたらしいタンパク源スナック考えても、結構おもろいかなと思ったりもしました。
発明塾も8年を過ぎたので、今年は、これまでを振り返りつつ、今後のことをこのブログに書いていこうと思ってます。出来るかどうかわかりませんが、こういうところを目指しているんだよという
「目標」
を明らかにするのは、やはり重要だなと最近改めて思ってます。
では、行きましょう。
● 「技術」と「お金」の交差点を再発明する(1) ~ 発明塾の始まりは「高等教育無料化」
こういうこと書くと、2つの反応がある気がしています。
✔ 口だけなんやないか(遠い関係者、関係ない人)
✔ 真似されてしまうんじゃないか(近い関係者)
これまでもいろいろやってきて、だいたいそういう反応だったので僕は気にしてませんが、慣れてない人は気になるのかもしれません。
前者でいうと、過去ここでも取り上げた
「”発明塾って儲かってるの”事件」
なんかが、あります。
結局お前大したことやってないんちゃうか、という意見は、何をやっても出てくるので、いちいち気にしてたら生きていけません。「大したこと」かどうかは、人によって捉え方はまちまちです。
儲かってるの的な話については、
「そもそも設ける必要もないし、儲ける気もないから」
というのが、僕の結論です。
「高等教育を無償にする」
ための実験として、
「学生が、頭脳で学費を稼ぐ」
というコンセプトを考えて、実践してきたのがこの8年間です。
独力で学費を稼いでもらうのは、今の環境では難しそうですが、特に頑張った数名の学生には、無料で大学に行ける程度のフィードバックは出来ました。会社としては、京都までの僕の交通費が賄えた、ぐらいの感じだと思います。
(余談ですが、奨学金を出すと贈与税を支払わなければならず、まぁこの国では、意欲ある学生を積極的に支援するようなまともなことは何も許されないんだなという気が、個人的にはしています。何で奨学金が贈与税対象になるのか理解できません、たぶん僕は頭が悪いんでしょう)
もともと、会社ではなく僕個人として、業務時間外に始めたことでしたので(社内からも、当初は何やってんだ的な意見もありましたから、反論を完封するためにいろいろと気をつけて進めてきました)、8年毎週続いたことが驚異的だった、という気もします。
発明討議を毎週続けた結果、僕の発明は飛躍的に増えました。ですので、そもそも「発明塾」自体を収益化する必要はありませんでした。
「発明塾で討議をすれば、その後、僕の発明は自然に増えた」
わけで、それは当時の事業の一つであった発明事業(といってもやっていたのは僕だけですが)の飛躍的な拡大を意味します。会社としてはそれで十分でしょう。ちなみに、だからといって僕の給料が増えるわけではありません。まぁ、組織とはそんなものです。一次的にせよ、発明で会社が経営できたことは、いろいろと、その後の布石になりました。
個人的に、一つ非常にありがたいことは、意欲と能力にあふれた学生さん達のネットワークが100名ほどできたことでしょうか。そのうちの20名ほどは、現在でも何らかの形で交流を続けられています。
今、少し疎遠になっている学生さんも、近い将来、後述の「投資部」を受け皿にして、集って交流してもらいたいと思っています。繰り返しですが、
「発明だけで、大学を無料にする」
のは、少し難しそうです。
ここまでは、「技術」の話です。
先日の「知財情報活用セミナー」のビデオが、この本の著者である
Bコミさんの会社「イタヨミ」より、近々販売開始予定です。
先日打ち合わせでお会いし、この人の本なら読んでみたいなと感じ購入。
すごくわかりやすく、投資の勉強になるは当然のことですが、
教材作りという視点でも大変参考になりました。
わかりやすいカリキュラムを作るというのは、誰にでも
出来ることではありません。また一人、良い方と巡り合えました。
● 「技術」と「お金」の交差点を再発明する(2) ~ 発明塾「投資部」と「投資家」とのご縁
僕は、いろいろな方から機会をいただいてきたなと、改めて皆様に感謝しています。上述の発明も、そういう機会をいただいたから始まったことですし、今の投資部も、OBOGの発案とは言え、リンクスリサーチの山本潤さんにお会いしなければ、もう少し迷走しなければならなかったかもしれません。
前職時代の経験から、
「技術とお金の交差点」
の重要性を痛感しており、
「いいアイデア(発明)だからといって、何かが起こるわけではない」
ことは百も承知です。
「お金が付かなければ、どんなよいアイデアも日の目は見ない」
のですが、とはいえ、
「変な投資家」
に声掛けすると、それはそれでえらいことになるのは経験していますので、投資についての取り組みはなかなか手つかずになっていました。
(投資してもらった投資家が非常に面倒な投資家であることが発覚した後、個人保証で銀行から借り入れて出資金を全額返済した、という強者を知っています)
というか、意図的に遠ざけていました。
ここしばらくの投資部での活動、および、山本潤さんの活動を見ていて
「投資部」
なら、高等教育の無償化に王手がかけられるかもしれないな、という気がしています。
(詳細は、またどこかで書きます)
発明の時と同じで、誰も損しない仕組みが作れることは、だいたいわかりました。
あとは、我々の
「投資センス」
次第です。
「高等教育の無償化」
「社会課題を解決する発明、企業、新事業の創出」
の両面において、キーポイントは
「投資」
にあると思っていますよ、ということだけを、とりあえず
「楠浦さん、最近何考えてんのかわからんわー、発明塾どうなるんやろか」
「楠浦さんは、教育や技術のことに興味なくなったんかな」
と思っていそうなOBOGに、お伝えしておきます。
楠浦 拝
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